目標は低いほど良い‼️
再びTJARから
先日、NHKのBS放送でやっている
日本アルプス大縦断
という番組のことについて
「誰かが見ている」
というタイトルで書いた。
あとで調べたところ、このレースの正式な名称は
トランスジャパンアルプスレース
と言って、その略称が
TJAR
と呼ぶらしい。
その詳細については、上記を参照して欲しいが、その後も番組を見ていたところ、この過酷なレースも佳境を迎えたようで、今日見た放送では、トップのランナーがゴールするまでをカメラが追っていた。
そのランナーは、スタートからの全睡眠時間がわずか4時間くらいで、大会記録を6時間も縮めて4日あまりでゴールするという超人的な強さで優勝した。
大会で定めた制限日数は8日間であることからしても、この記録がいかに素晴らしいものかが分かるであろう。
またカメラは、彼のゴール直前を捉え、並走するようにして
この過酷なレースをどういう気持ち
で乗り切ってこれたのですか?
と尋ねてもいた。
すると彼は
このレースは、そう簡単にゴール
できるものではないですよ
だから、目標を下げるのです
最初からゴールを目標にする
のではなく、自分で途中にたくさん
目標地点を設定して、それをひとつ
ずつクリアしていく
そのようにして、成功体験を積み
重ねることが大事です
するとそれが自信になって
次に繋がっていく
と言ったのである。
私は、これを聞いて
なるほど、これは名言だ
と感銘を受けた。
人生においても同じように、目標をたてるということは大切である。
それは生きる希望や糧となるが、大きな目標であればあるほど、途中で挫折しやすく、
その後の軌道修正が難しくなったり、目標自体を放棄したりすることは、多くの人が味わっていると思う。
しかし、彼のように、目の前の小さな目標から少しずつクリアして、成功体験を積み重ねるというのはとても大切なことだと思う。
なぜなら、人が前進するためには、自信というのは大きな武器であるからだ。
だから目標は小さいほうがいいのだ。
要は、それを次の目標に繋げるということなのだ。
なにしろ、人間の限界に挑戦して優勝を勝ち取った人から出た言葉である。
この言葉は、その経験に裏打ちされた説得力のある名言だと思う。