捻挫発生‼ 重大なことを見逃さないための評価方法
足関節内反捻挫は足部で発生する最も多い外傷のうちの一つです。足関節捻挫は軽い外傷と思われがちですが、重度になると靭帯損傷や骨折が伴う外傷になります。
特に、小児では骨が成熟していないため、足関節内反捻挫により距腓靭帯 (ATFL) と踵腓靭帯 (CFL) の付着部である腓骨遠位部の剥離骨折が生じることが多いです。もちろん、大人でも骨折は起こりえます。
小児に剥離骨折の発生割合は多い報告だと、小児の足関節内反捻挫の60~70%に剥離骨折が生じると報告しているものもあります。