便利さから離れてみる:アナログの魅力
今日の日記は少しロングバージョンです。日曜日の午前中にデジタルデトックスをしてみた感想、そこで得られた感覚的なものを言語化して書いています。この日記の下書きは手書きのノートで書きました。意識的にアナログを活用することで得られる新しい気づくについて書いてみました。この気づきは仕事だけではなく生活全般に活かせるのではないかな、と感じました。
1.デジタルデトックス
今日は午前中はデジタルデトックスしてました。
一切、スマホや電子的な機器には触れないことにしました。
TVなどもね。
例外は、Macbookで聴いている音楽だけ。
ノートでこの日記に下書きも書いてみました。
日ごろの書き方は、大体思うままに、タイピングしてやってるんですが、たまには違うやり方で書いてみよう!と思いまして。
デジタルな世界になってとっても便利になりましたね。
しかも、それが今加速しています。
リモートワークが推奨され、職場に行かなくても仕事が出来るようになりました(私は行ってますけど、行かないで全てこなすことも不可能ではないです)。
学校も場合によっては全部デジタル、ということもありえますよね。いわゆるオンライン学習で。
それ自体は、新しい可能性が拡がってきている。喜ばしいことだと思います。
一方で、ノートでペンを走らせてる時のワクワク感、手を動かす楽しみ。
これを忘れていたな・・・と思いました。
毎日少しずつでも手を動かすようにしたい。
指先の訓練で言えば折り紙を折るのもいいですよね。
私が尊敬している吉藤オリィさんは今でこそ、ALSなどの寝たきりになっている患者さんに対する支援ロボット(ロボットを介してコミュニケーションを取るもの、オリヒメ)で有名ですけど、彼のもともとの出発点もデジタル。
小さいころから、折り紙を折ることが好きで、また興味の赴くままにとにかく色々な実験をしていたそう。
デジタル→デジタル、でもいいかもしれませんが、アナログ→デジタルの方がより幅の広いものが生み出せそうな気がします。
デジタルで出来ないことは、感覚的な体験だと強く感じるようになりました。
この夏は、娘ちゃんとそうした体験会にも行ってみようかな。それは子どものため、というよりは私のために笑
2.デジタルの罠
デジタルの世界は色々なところに繋がっています。新しいことを知るために非常に便利な道具です。
今調べている神話の世界の話。新しいこと、単語が多くなかなか読み進められないのですが、インターネットで調べることで簡単に概要を知ることが出来ています。
これは便利です。
もちろん、図書館にいって辞典で調べる・・・が一番贅沢な時間の使い方。
ですが、使える時間には限りがありますから、こうしたものを上手く使って学んでいくのも大事だと思います。そうしないと進められませんから。
デジタルを通じて、色々なところに繋がれる、アクセスできる、知ることが出来る。
有難いことです。
一方、アナログはどうでしょう。こうした繋がりつながり、拡がりは期待できないかもしれません。ですが、その分、一つの物事に、一対一で対話している感覚が得られます。
知らなければ辞典、関連書籍を使って調べてみる。そこは限定された空間かもしれませんが、制約があるからこその拡がりがあります。
今回のnote(日記)の下書きも手書きのノートを使いました。
不思議なことに、私が考えている問題意識、疑問点については手書きの方が広がった気がします(今日は書いていることが長くなってしまってます笑)。いや、正確には、「深掘りしている」という感覚ですね。
知識を拡げる際にはデジタルツールは有効です。ですが、自分の思考を「ドリルで穴をあける」ためにはアナログのツールの方がいいような気がしています。
3.制約があることは思考の深さと創造性に繋がる
私たちはもはやデジタルとアナログを共存させていく社会で生きなければなりません。
時にデジタルに偏りがちな昨今、時にアナログにこだわってみて、不便さを味わってみると新しい発見があるのではないでしょうか?
ゲーテに限らず、昔の人はどのようにして深い思考で物事を考え、創造的なものを生み出すことが出来たのでしょうか?
制約がある中で、広い空で美しい大宇宙を眺めながら、思索にふけっていたのではないでしょうか?
電灯もなく、夜の明かりも十分でなく、使える時間も少なかったはず。
そうした中で、あれだけのものを生み出せる昔の人の凄さに最近、圧倒されています。
私たちは進化しているようで退化しているのかもしれませんね。
これからは一週間に半日はデジタルデトックス時間を設けようと思います。
不便さ、制約がもたらしてくれる新しい気付きを大事にしたい。
瞑想して80日目、自分の呼吸を意識しながら。