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息子が不登校になった日から 不登校記録(30)
こんにちは たけさゆです
前回は、校内フリースクール設置のため市民団体に参加するに至った話をしました
それより少し前に、
不登校の子が利用できる「zoomで在籍クラスの授業を受けるための部屋」が校内に設置されました
この部屋が設置されたことは在籍児童の全ての家庭に周知はされませんでしたので、
私は全く知りませんでした
少し前に昇降口で偶然出会ったお母さんと話をする中で話題に上がったことで初めて知りました
部屋の詳細について「知りたい」「なんで私たちに教えてくれないの!?」「夏に不登校の子の部屋について話題になったのに、、」
と悲しい気持ちも出てきて、悶々するうちに「学校は不登校児を選んでいるのか、、、」と心折れそうになったのですが、
「ここで怯んでは何も変わらない よくならない 息子にも部屋の利用を選ぶ権利がある」
「息子は付き添い登校をしていて、情緒級も利用させてもらっているから、必要ないと判断されたのだ」
と頭をクールにして、マイナスの感情を払拭して、半ば無理やりポジティブシンキングを作り出し、
早速、教頭先生に部屋の詳細を聞くことにしました
その部屋の趣旨は、
クラスに入れない、もしくは、入りずらい子で、尚且つzoomでクラスの授業を受けるための部屋
マックス4人までの利用で、間をパーテーションで仕切って、お互いの顔が見えない状態で利用する
保護者などが付き添いで部屋に入ることはできない
など、利用できる子はどのくらいいるだろう?と疑問に感じすぐに質問をしてみると、
周知した初めは2人の利用があったが(どちらも高学年の子)、短期間のうちに1人の子が居づらさを感じるようなことがあって、現在は女の子1人が利用しているとのことでした
利用するしないに関わらず、「一度部屋を見学させて貰いたい」と思い、
放課後の子どもたちが下校した後の時間に見学をさせてもらいました
その頃はちょうど市民団体のHSCと不登校、いじめ問題について啓発活動をしている親御さんと個人的にあって話をした後でしたので、
見学をしてすぐ、
「この部屋が「校内フリースクール」のように利用できたらいいな」
「不登校の子たちの気持ちを 受容し癒して回復する部屋、そしてその子本来の良さややる気を引き出してくれる部屋、子どもたちが個別最適化された空間で生き生きとやりたいことをできる部屋、そんなふうになったらいいな」と希望を持ちました
その場ですぐ教頭先生に、
これまで私から話してきた「不登校の子の部屋」「HSCについての啓発」「HSCやいじめでクラスに入れなくなってしまったケース」「不登校の子はエネルギーを使い果たしている」などとこの部屋を紐づけるために、
・たくさんの不登校の子がいるとおっしゃっていたのに一つの教室に一人の利用はもったいないように感じる
・折角できたこの部屋の可能性を広げる使い方をしませんか?
・zoomで授業を受けるだけの部屋にすると、割と元気がある子や勉強がしたい子など利用できる子がかなり絞られてしまう
・不登校の子たちの多くは、不登校になった時点で相当の精神的エネルギーをなくしているが、そのような子でも 見捨てられていない、気にかけてもらっている、と感じられることが大切→自己肯定感を下げずに済むような仕組みが大切
・例えば、授業中であってもzoomで授業に参加する以外の読書や持参したテキストの利用を許可したり、ソファやカーペットで休むことができたり、他の子との交流のための道具としてカウンセリング室にあるようなトランプやボードゲームなどを常備するなどはとても有効
・多くのご家庭がとても助かる
これらのことを会話の中でお伝えしました
この時に初めて「校内フリースクール」という言葉を使いました
そして、成果を出している県があること、この部屋の全てではなく後ろ半分だけでも設けていただけませんか?
と伝えてみました
教頭先生は私の話に共感してくださりました
「でも私が決められることではないので、、」
しかし流れは変わりました
話の流れが変わったのは、息子が教頭先生に意見を伝えた後からです
ひょっとしたら、と前もって‘息子から教頭先生に話してもらうかもしれない‘ことを伝えていたのです
「校内フリースクールがあったら嬉しいし通いたいです!」と言った息子
その様子を見た教頭先生もニコニコと嬉しそうでした
空気感が一気に変わりました
その「ソファは使っていないものがあるからそれを使えそう」
「トランプは他の児童もいるから、無理だけど、本くらいなら」
と前向きに考えてくださっていることが感じられ、
会話は和気あいあいとして、その場にいた息子も嬉しそうな表情をしていました
教頭先生は味方だ、と感じていたのに違いありません
息子にとって、信頼できる大人がいることはとても重要なことでしたので、嬉しそうにしている息子を見てまた嬉しさが溢れてきました
そして、「私が学校の運営を任されているけど、私の一存では決定できないので校長と相談してみます」という言葉をくださりました
いくら学校の運営は教頭先生がしているといっても、校長先生の許可がないと動けないのですね
兎にも角にも、私は嬉しくて仕方ありませんでした!!!
教頭先生には「校内フリースクールの必要性」を感じてもらえたし、私たちの想い気持ちに共感してくれたし、校長先生にも掛け合うと言ってくれた!
ヤッタァ 嬉しい 希望が見えた!
帰り道、私と息子は心も足取りも軽く、心にエネルギーが湧いてくるのを感じていました
単純な私
校長先生の言葉がどれだけの力を持っているかを知っているのに、それについての不安はほとんどなく、
フォーカスは、
許可されるかもしれない!
そしたら息子も多くの子どもたちも「元気になる部屋」である「校内フリースクール」に通う日が来るかもしれない!!子どもたちの笑顔が戻る日が来る!!
それを想像して
心は希望に満ちていました
つづく
♡私たちは 生きているだけで 素晴らしい♡
子どものペースを尊重して
ママのペースも尊重して
それぞれの マイペースで歩んでいこう
大丈夫 進んでいるよ
読んでくださりありがとうございました^ ^