あがり症を隠し続けた能面を外す
あがり症の方は、「かくあらねばならない」という意識が非常に強いです。
特に人との交わりにおいてそれはより一層強くなります。
「かくあらねばならない」すなわちこうあるべきという自分に対する「べき思考」は、自分を縛り、苦しめます。
ここでは、こう言った方がいい。
ここは何か言わないと。
ここはビビってないふりをしよう。
人の思惑を気にし、それに沿うように発言する。
それは、さながら自分ではない誰かを演じるようなものです。
能面をかぶって舞台に上がっているようなものです。
言いたいこと言ってギャハハと笑っているおばちゃんとは正反対の位置にいます。
お喋りで、好きだ嫌いだ、上司がむかつく、きゃーショック、緊張する~、やったー、等々の感情や思いを素直に吐露する人々を見て羨ましく感じることもあるでしょう。
そこには自己一致があります。
あがり症の方々は自己不一致しているのです。
自分を生きていないのです。
かくあるべき自分と現実の自分のギャップ、それが自分を苦しめます。
コミュニケーションが苦痛でしょうがないんですね。
あがり症の方々に必要なことは自分の感情と自己表現を一致させること。
不安なら不安な言動をする。
嬉しいなら嬉しいと喜ぶ。
あまり喋りたくない時は喋らない自分でもいい。
苦しい時は苦しいと言う。
緊張している時は緊張していると言う。
感情と行動が一致すること。
それを「あるがまま」と言います。
自分を守る能面を外し、自分をさらけ出す。
その「あるがまま」の姿勢が逆説的に自分を守ることにつながるのです。
いきなり全ては無理かも知れません。
小さな一歩でいいのです。
全てはそこから始まります。
小さな小さな感情の吐露、まずはそこから始めてみませんか?
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