【あがり症Q&A】*多汗症*極度の緊張!ものすごい汗をかいてしまいます
動画紹介(文字起こし全文掲載)
今日ご紹介する動画は、「【あがり症Q&A】*多汗症*極度の緊張!ものすごい汗をかいてしまいます」です。
あがり症の方で、極度の緊張を感じると、“流れるほどの汗をかいてしまう”という悩みを抱えている人もいらっしゃると思います。
「この汗かきをどうにかしたい・・・!」というお悩みに、どのような心持ちで向き合っていけばいいのでしょうか。
今回ご紹介する心の持ち方のヒント、見方を変えるヒントを参考に、少しでも多汗の悩みが楽になればと願っています。
(※2020年1月21日公開動画)
汗を多くかくから多汗症なのではない
今日は、あがり症Q&Aコーナーです。
アシスタントの方にあがり症の質問を代弁して頂いて、質問にお答えしていきたいと思います。
よくある質問としては、身体症状への質問が多いです。
「震えちゃって困っているんです」とか、「顔が真っ赤になって」とか。
その中で、汗のことについての質問があるということですが、どのようなご質問でしょうか?
【Q】
私は極度のあがり症です。緊張を意識した瞬間に、身体中が熱くなって、額にすごく汗をかいてしまいます。どうすればこの症状がなくなりますか?
【A】
まぁ・・・なくならないですね。
ここで終わったらまずいですけど(笑)
結局、大事なことというのは、そのことでどの程度困っているかということなんですよ。
そしてもう一つ、それで困っているという話だったとして、それって本当に真剣に対処しなければならないほどの悩みなのかどうかということ。
もしかしたら、あがり症の方は自分の思い込みで、過度に捉えちゃっているのかもしれないなと少し感じました。
私自身が重度のあがり症で、色んなあがり症の方と関わってきて、やはり自分も場合によっては、めちゃくちゃ汗をかくときがあるんですよ。
>アシスタント:そうなんですか!昔はどうだったんですか?あがり症時代は?
あがり症時代は、比較的、汗はかかない方でしたね。
赤面はなっていたと思いますけど。
ただ、自分では見えないのでね。
赤面症の人も、自分が真っ赤になっていると思い込んでいることが多いんですけど、はたから見るとそれほどでもなかったりしますから。
たぶん、すごく耳の熱はすごいんですよ。
39度、40度くらいの感覚があります。
本当に真っ赤になっている感覚。
それが赤くなっていることで、恥ずかしいということがあると思うんですけど。
多汗症ということで、汗がすごいときは、たまにありました。
今でも覚えているのが、私は現在カウンセラーとして働いているのですが、修行中にあるオープンカウンセリングの練習の場でカウンセラー役をやったことがあるんですね。
春ぐらいでしたけど。
そこで、カウンセリングの先生に「すごく汗をかいていましたね」と指摘されるくらい、もう汗をぬぐいながらカウンセラー役をやりました。
ということがありましたけれども、私は多汗症で悩んだことはないんですよ。
つまり、私は、多汗――いっぱい汗をかくことに関して、否定しなかったからです。
ここが大きなポイントで、あがり症で悩む人で、汗が多いことが嫌な人、顔が赤くなることが嫌な人、手や声が震えることが嫌な人、色んな悩みがあるわけですが、人によって悩みの大きさって全然違うんです。
ある人にとっては、とにかく赤面が嫌で、手の震えよりも赤面が嫌。
ある人は、手が震えるのが嫌で、赤面なんてどうでもいいと思っている。
だから、多汗症というのも、本人が多汗――汗をかくことを、極端に否定的に見ているというのがあります。
意識を向けるほど病気になる
じゃあ、これを治したいというときに、そもそも治るのかという話になります。
はっきり言って、治ると思います?
>アシスタント:分からないですよね。治らないと思うのですが・・・。
ちょっと関係ないかもしれないですけど、私はいま40代前半の年齢なのですが、ちょっと更年期障害の症状が軽く出始めているんです。
そのときに、イライラとかはないのですが、ものすごく汗をかくとか、体温調整ができなくなるという体験をしていて、だから多汗症の方のつらさがちょっと分かるんです。
私自身は、あがり症でもなく、多汗症でもないのですが、結構苦しいんですよね。一瞬で、体温がすごく変わっちゃって、想定外に疲れちゃったりとか(ホットフラッシュ)。
例えば、出掛けている先でそうなっちゃったりもする。
たぶん、汗をかくということに関しては、同じじゃないですか。
なので、それもあって気持ちが分かる気がするんですね。
更年期で、自律神経とか色んなものが関係していると思うんですけど、私としては治るとは思っていないんですよ。
付き合っていかなきゃいけないものだから。
だから、それはもう受け入れて、どう付き合って生活していこうかなと考えているところなんですけど、それと一緒かなとちょっと思ってます。
ちなみに、いっぱい汗をかいているとき、人に見られたくないですか?
>アシスタント:あ~〜〜、いやもともと私は汗をかかない人なので、丁度いいかなと思うときがあるんです。
ちょっと流れても、「わ~、流れた」と思っています。
もともと汗が流れない体質なので。
ただ、その量が尋常じゃないと、女性なんかだと、気にして汗わきパッドとかを買うじゃないですか。
私も一回買ってみたんだけど、イマイチ・・・。
それで、汗がひどい人になると、洋服が汚れちゃったり、痕がついてしまったりとかあるし、臭いに敏感な方だと、水分だけじゃなくて臭いが不快感を与えていないかとか、色々な悩みが発生していくんじゃないかと思うんですよね。
そういう風な感じはあるかなと思います。
そっか。
それは程度なのかもしれませんよね。
そのように思う程度。
人間なんだから、ましてや女性としては気になりますよね。
腕をあげた瞬間に、シャツの脇の部分に汗をかいていると、やっぱり恥ずかしいっちゃ恥ずかしいですよね。
それはね、確かにあるんだろうなと思います。
多汗症で多いのは、やっぱり手かな。
手から汗が滴り落ちてくるというような人がいます。
それで、これを治せるかというと、私は医療の人間(医者)ではないのでそういう面での本当の解は持ち合わせていないのですが、じゃあお医者さんが治せるかというと、治療法はあるかというと、汗腺を抜くなどはあるのかもしれないですけど、まぁ難しいですよね。
人間なので、暑いと汗をかきますよね。
緊張すると発汗しますよね。
ある種、当たり前のことが起こっている。
それで、あがり症なので、あがるレベル、緊張のレベルも半端ない。
そうすると、いっぱい汗をかく。
ここで大事なことがあります。
例えば、腰痛が気になる。
でも仕事をしていると忙しい。
そうすると、腰痛のことを忘れている瞬間がいっぱいありますよね。
特に、腰痛だから運動しないというよりも、腰痛でも運動していた方が逆に血行が良くなって、気づいたら痛みが治まっていたということは多々ありますよね。
それは、何が良いかというと、腰痛でもよくあるのですが、腰痛を治したい、この痛みを取りたいと意識を向けると、よりその症状が強まってしまう。
だから、腰痛で悩んでいる人の中には、腰痛を治そう、腰痛を治そうと気にすればするほど、痛みが増してしまっている人がいたりします。
同様のことを多汗の人にも言いたいのですが、おそらく、多汗を何とかしなきゃとか、汗が出るので何とかしようと、そこに意識を向ければ向けるほど、本来色んなところに向けていた意識が全部多汗に向いちゃうんですよ。
そうすると、ますます汗は出ますよ。
だから、多汗の価値付けが、多汗はあってはならない、汗をいっぱいかくのは恥ずかしいことだと位置づけて、これを対症療法的に抑えなきゃとなったときに、ますます汗が出ますよ。
多汗でいいと思えば多汗は治る
だから大事なことというのは、多汗であることをしょうがないかとは受け止めづらいかもしれませんが、今やっていることに意識を集中する方がはるかに大事ですよね。
例えば、この会話だったら、この会話そのものにとにかく意識を集中すると良いんですよね。
あがり症の克服、多汗症も赤面症も手の震えもそうなのですが、抑えようとすればするほど反発をくらうんですよ。
多汗症の人はもっと汗を出してください。
汗を出してもいいです。
とにかく、あがらないように、汗をかかないようにと思う方が逆効果なので。
だから、多汗でいい、赤面でいいという発想になったとき、多汗や赤面であることが許されていきます。
これがお伝えしたいことです。
>アシスタント:そうなんですね。
逆に、私のように汗が出ない人にとっては、汗が出る人はいいなと思っちゃうんですけど。そういう見方もあるんですよね。
だから、身体の機能として、汗がかけることは素晴らしいことだなと思うんです。
汗が出ないで悩んでいる人にとっては、逆に自分の身体機能がちゃんとしてないんじゃないかと不安になったりするんですよね。
私は、子どもの頃からそうだったので、「何で汗が出ないんだろう」と思っていた時期もありますし。
そう考えると、見方を変えるというか、反対の立場で考えると、汗をかけることもいいかもと思えるかもしれないですね。
そうですね~。そう考えると、悩みって何なんでしょうね。
>アシスタント:汗が出なくて悩んでいる人の存在を知るだけでも、少し楽になるんじゃないでしょうか。
今のお話を聞いていてもね、
やっぱり行き過ぎてる状態にあることがしんどいのかなと思いました。
やっぱり多汗症の人も、治そうとすればするほど汗は出るので、しょうがないくらいに思えたら、この悩みも軽減していくでしょうということです。
以上、ありがとうございました。
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