【あがり症】緊張軽減!本番で使える!気づきのワーク
動画紹介(文字起こし全文掲載)
今日ご紹介する動画は、「【あがり症】緊張軽減!本番で使える!「気づきのワーク」です。
あがり症の方にとって、本番レベルでの圧倒的な緊張と不安を少しでも楽になる方法は、何としてでも知りたいものでしょう。
結論から言うなら、あの圧倒的な恐怖感や緊張感を前にそれをなくすことは不可能です。
それを言っちゃあおしまいよってな所ですが、いやホントそうなんです。
あの次元の緊張感を減らそうなんてはっきり言って至難の業です。
とはいえ、とはいえです。
少しでも楽になる方法があればいいということで、今日はそんなちょっといい方法をお伝えします。
(※2020年5月5日公開動画)
今ここに気づく
今日は、あがり症の方が実践で使えるワークをやっていきたいと思います。
他の動画でも、実践で使えるワークというのは、色々用意していますけども、今日は、前にも上げたような「気付きのワーク」をやっていきたいと思います。
とにかく、あがり症の方は、この緊張場面、恐怖場面、人前で喋っている場面というときに、もうテンパっちゃって自分が何言ってるか分からなくなったりとか、逆に喋れなくなっちゃって口を閉ざしちゃったりとか、喋らなきゃならない状態になると、もう何言ってるか、とにかくぶっ飛んじゃう。
ぶっ飛ぶだけならまだしも、その時の感情がすさまじく苦しいし、そうした失敗した自分、情けない自分に恥じてしまう。
ということで、悪循環をグルグルグルグルやっていくわけなんですけども、こういったテンパってるとき、困っているときに、どういったことをやっていけばいいぁ、これをちょっとやっていきたいと思います。
ちょっと試しにやるんで、まず皆さん、ちょっと見ているだけで結構ですので、何やっているかなんとなく見ててください。
例えば、私が今から結婚式のスピーチをしなきゃなりません。
披露宴会場で食事とか出てきて、まあ食べれませんよね。
食べれないけども、ビールばっかカパカパ飲むかもしれない。
ビール飲んだからって別に緊張収まるわけでもないけども、マシだから飲むっていう、とにかくテンパっているときに、どういうことをやってけばいいかを、ちょっとやっていきます。
時計に気づいています。
携帯のカメラに気づいています。
ガラスに気づいています。
蛍光灯に気づいています。
外でピッという音がしたのに気づいています。
右足の先っちょが床についているのに気づいています。
お腹がキュッとしていることに気づいています。
口の中がカラカラに乾いていることに気づいています。
不安で胸が苦しいことに気づいています。
もうこの場から逃げたいって思っていることに気づいています。
もう緊張でテンパってて、気が遠くなりそうな位なことに気づいています。
心臓の音がドクドク、鼓動の音がすることに気づいています。
椅子に気づいています。
お腹が痛いことに気づいています。
新郎の服装に気づいています。
ケーキに入刀されたことに気づいています。
ビールを取ろうかと思うけど、手が震えたらどうしようと思っている自分に気づいています。
あと5分後に喋らなきゃならないって思ったことに気づいています。
もう嫌だって思っている自分に気づいています。
こんな気付きのワーク辞めたいって思っていることに気づいています。
頭が遠くなっていることに気づいています。
はい、今何やってたかって言いますと、あがり症の方はこういった結婚式のスピーチが一番恐怖する場面だと思うんですけど、もうその時が近づけば近づくほど、圧倒的な押し寄せるような、怒涛のような感情に身動きできなくなっちゃうわけですね。
で、思考も感情も身体も、とにかく、ぐじゃぐじゃになっちゃって、もう死にそうになるわけですよ。
そうなると、自分を生きてないんですね。なんかもう、あまりにも苦しすぎてパニック状態ですよね。一種の。
パニック状態の時に、人は思い浮かべるかどうかはあれにして、どうしよう、どうしようって感じで頭の中でぐるぐるやっちゃうんですけど、ここには答えがないんですね。
まず、大事なことっていうのは、現実の自分に何が起こっているかっていうのに気づくことが大事です。
自己一致すれば動けるようになる
外界からの情報が、あまりにも圧倒されて、未来からのこうなるんじゃないかって情報が圧倒的に押し寄せられてパンクしてるんで、今の自分に何が起こっているかっていうのに、今やったように気づきのワーク。
これが、いい意味でも、悪い意味でも、気づくだけで良い。
むしろ、悪い意味でも、緊張が半端じゃないことに気づいていますって、気づくだけで良いです。
あがり症の人は、これすら見ないようにしがちになっちゃう。
緊張を抑えなきゃならないから。
ドキドキしてきた、やばいっていうときに、これを避けてビールを飲んじゃおうとか。
準備しなくちゃって感じでやっちゃって、緊張をネガティブなものとしてとらえて、排除したり、抑えたり、見ないっていう。
こういった方向性を取るんですけど、それを、良いも悪いもなく、ああドキドキしている、失敗したらどうしようって思っていることに気づいていると。
実際にその場で、何とかに気づいてますって言う必要はないですよ。
じゃなくても良いですから、こういった感じに、心の中でつぶやくのはありですね。
アドラー心理学の本に気づいていますっていう感じで、心の中言うとか。
何とかに気づいてますと心の中で言うとか。
こういう、今ここの自分を取り戻していくことで、自分の内面と、どっか飛んで行った自分っていう、幽体離脱した自分を一致させるんですよ。
そうすると、良かれ悪しかれ自己一致していって、人はなんとなく動けるようになっていくんですね。
あるいは、マイナスの状況であっても、マイナスをそのままに受け止めて、しんどいならしんどいって受け止めて、現実行動に踏み出せるようにする。
ところが、あがり症の症状に圧倒されると、グワーンってなっちゃって、全てが受動的な存在になるんですよ。受け身。
あぁぁっ・・・ってなって、で、発表しなきゃならないから、立たなきゃならない。立ちたくないけど。
あぁぁっ・・・っていうんじゃなくて、自分の能動、自分視点での気づきを増やしていく。
四つの気づき
これは今、いろんな気づきをやったんですけど、具体的に言うと、まず五感の気づきが出てきました。
見る、聞こえる、足が触れているっていう、こういった五感の気づきをまず一つ大きく取り上げました。
そして二つ目、感情の気づきが出てきました。
緊張している、不安だ、どうしようっていう。
こういった、不安だとか怖いよっていう感情の気づき。
三つ目にやったのは、身体の気づきのワークをやりました。
動悸がドキドキ半端ないとか、手が震えてることに気づいてますとか、お腹がぎゅっとしていることに気づいてますとか、三つめは身体の気づき。
そして4つ目は、思考の気づきをやりました。
ああ、逃げたいって思っている。
失敗したらどうしようとか、馬鹿にされているんじゃないかとか、バレたらどうしようっていう思考の気づき。
もう一回言います。
五感の気づきをやった。
そして、感情の気づきをやった。
そして、身体感覚の気づきをやった。
思考の気づきをやった。
今自分の世界で起こっている、これらの4つのことに対して、今気づいてる、今これに気づいてる、気づいてる、気づいてるってやることで、自分を取り戻していくんですよ。
この気づきのワークは、非常に、あがり症だけじゃなくてお勧めです。
現実世界に生きる必要があるんです。
そうすることで、たとえあがっていたとしても、自分を取り戻して、主体的な行動ができるようになる。
緊張とかはね、だから緊張しなくなるっていうわけじゃないですよ。
ただ、このグルグルグルグルっていうのが軽くなるかもしれない。
緊張はそのまま緊張するくらいの、まあ軽減するっていうのに近いんでしょうかね。
そういう風になることができるんですね。
まずとにかく、私の講座でもこの動画でも、なんでも言ってるんですけど、とにかくあがり症に対しての、この緊張、不安っていうのを何とかするためには、色々な発想が考えられると思うんですね。
ヨガやればいい、深呼吸やればいいとかね。
手に口書いて飲むとかね(手に人を書いて飲む)。
要はね、何でもね、自分がやってみて効くかどうかなんですよ。
で、私、基本的にこういうテクニック論ってほとんど勧めてないんですよ。
大体ね、眉唾物ばっかりなんですよ。
あがり症は深呼吸すれば治るとかね。
そうは言うけれども、こういう五感的な気づきのワークは、色々ほとんどのやつは私は否定しているんですけど、これはね、有効だと思っています。
是非まずはやってみて、まあダメだったらやらなきゃいいだけなんで。
やってみてはいかがでしょうか。
はい、じゃあ今日はこれで終わります。
ありがとうございました。
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