夏の終わり旅2024(その3)
寺木さんの車で楽々と移動させてもらい、鹿島槍スキー場・中綱ゲレンデ駐車場で降ろしてもらう。すると、シャトルバス乗り場に丁度一台のハイエースが。まさしくこれが メイン会場へ向かうためのシャトルバスで、慌てて向かうと、ギリッギリのところで乗車できた! 待ち時間0秒、会場入りのスムーズさでは、多分祭り参加者の中でもナンバーワンだった自信がある。(コレを超える手段は、瞬間移動ぐらいだろう)
実は会場入りの方法も、メイン会場の鹿島槍スキー場だけでは到底間に合わないため、非常に複雑だった。 鉄道の場合は、中綱駐車場まで歩けばシャトルバスに乗れる(僕も非参加者に送って貰えたので、この方法で向かった) しかしクルマの場合、爺ヶ岳スキー場で駐車場の受付&割り振り(複数の駐車場、先着順で近いほうから?)→鹿島槍スキー場メイン会場へ→F-1のピットインの如く、スタッフも協力しながらマッハで荷物を降ろす(公式アナウンスもこの表現w)&同乗者も降ろす→運転者だけで指定駐車場へ移動(最遠で30分はかかる距離!)→シャトルバスで会場入り という流れのよう。
後から聞いた話、入場待ちがとんでもないことになっており、渋滞が発生していたとか。また シャトルバスの本数も限られており、会場に入るだけでも一苦労だった…という話をよく聞いた。
到着すると、既にかなりのエリアがテントで埋め尽くされている。静かな環境を求めてか、かなり上の方に張られているテントも。 事前の案内にもあったが、スキー場だけあってやはりテントサイトは殆どが傾斜地。 すでに張られているテントを縫って場所を探し、まぁまぁな場所を陣取る。 かなり本格的にタープを展開している人が多いが、片や公共交通移動の僕は、小さなソロテントのみが頼り。 台風もやってくる予報だがさて、大丈夫だろうか?
もはや浸水は仕方がないが、潰れないことを祈る。 バスを降りた時には止んでいた雨も、丁度設営を終わる頃から再び降り出した。 まぁ、濡れるのは織り込み済み。荷物が増えるのを承知で、下敷きを多めに用意している。
早速会場の探索を始める。 なんとなくは気付いていたがこの会場、相当広い。なんと9つものステージ、会場が用意されていて、朝は7時(時々さらに早い)から夜は翌5時(最終日は7時)まで、何かしらセッティングされている。 特に見たいアーティストも少ないので基本的にはフリー。さて、どうしようかな? とりあえず、豊富にある飲食出店エリアでお昼ご飯を食べることにする。 カレーや麺類など、メジャーなものから、海外エスニック系まで、非常に多種類の出店。 そんなに混雑してないように見えるのは、もしかしたら台風の影響を危惧して、もしくは受けて、参加できない人がいたのかも。 サクッとご飯をいただき、食後のチャイも。
メインステージのアーティストを少し見つつ、気になっていたジャンケンライブへ。 希望者を集めてジャンケンで出演者、組み合わせを決定し、実際に出演する!というものだ。 サラッとプログラムをチェックした時に気になっており、チャレンジしてみようかと一応ハーモニカを荷物に忍ばせてあった。 しかしチャレンジするのはなんと4人だけ。ジャンケンするまでもなく、全員出演が決まった。 打ち合わせとかするんかな??と思ったら、まぁ適当に頑張りましょう!って感じで直ぐに解散。えっ、曲なにやるの??と思いつつ、2時間後の本番までブラブラと過ごした。
さて、いよいよ本番。本部テントの直ぐそばで、人の通行が多いところにステージがあるので、それなりに目立つところ。 ボーカル、キーボード、飛び込み参加のトランペット、そして僕のハーモニカ。 そんなメンバーでスタートだ。 基本的にボーカルのワッキーさんとキーボードタクミさんが核として曲を成り立たせてくれるので、コチラも安心して演奏ができる。 僕はハーモニカでこんなセッション、舞台に立つのは初めてのこと。 もう恥ずかしがっても仕方がないので、開き直ってノリノリで吹きまくる。
…ん?? 何か、見覚えがある顔… おしょうだ!!! 今年、能登震災ボランティア後や、マレーシア旅と、旅先で偶然の出会いを繰り返しているおしょうとまたもや再会。 思わずウソー!と声が出る。 無事に演奏を終えて、なんでやねん??と話しかけると、おしょうも僕がここに居るとは思ってなかったという。 年配のお友達が行く!ということで、ドライバーとして駆り出されたらしい。 実は今年、おしょうとの旅先での偶然なタイミングの一致ははや3度目。(能登→マレーシア→そしていのちの祭り)もはや、何色かはわからんけど、運命の糸で結ばれているとしか思えない。
演奏を終えて、お互いになんで来てるの!???と顔を見合わせる。
おしょうはどうやらお世話になっているスピリチュアル系の方の付き添いでやってきたのだそう。来たのは良いけれども、どうやら会場の独特な雰囲気にアウェイ感を感じていた。
僕がいてくれて、一気にテンションが上がったよ~!と喜んでくれた。