夏の終わり旅2024 その11
<敦賀~東舞鶴>
発車時刻45分前にセットした目覚ましが鳴るまで爆睡。
昨夜は部屋に入ってシャワーを浴びた後、歯磨きをしながら全裸でベッドに一瞬仰向けになったのが最後、そのまま気絶。多分3時間ぐらい寝たところで歯ブラシを咥えたままの状態で、気づいた。
目覚ましさえセットしていなかったので、一歩間違えていたら、そのまま寝坊していたかもしれない。
因みに昨日は殆どのメンバーはそのまま寝る所、ヒデオさん他数名はラーメンを食べに行ったらしい。
屋台のラーメンがあったが、味は・・・と、ラーメン大国である山形で鍛えられた舌には適わなかったようだ。
無事に起きることが出来たことに安堵しながら駅へ。
改札前には2番乗り。その後も少しずつ集まってきて全員集合し、列車に乗り込む。
僕は昨日は第三セクターばかりの旅だったこともあり、ここからが青春18きっぷの旅スタートだ。
第一ランナーは小浜線、東舞鶴行き。近場ではあるものの、思い返してみると案外この区間は乗った記憶がなく、初めての乗車となる。
一部の区間は昼間、2時間に1本程度しか走らないようなローカル線ではあるものの、20年ほど前に新しく電化された路線。
やはり沿線の原発マネーが動いているんだろうと、車中でも話題に上る。
とはいえ時折海岸線を走ってくれるので、景色は素晴らしい。
ヒデオさん曰く、振り返りの時に景色が良かった区間として幾つか取り上げた中に挙げられるほどだ。
東舞鶴に到着。ここで40分ほどの接続で乗り換えだが、ホームに出ると、乗ってきた列車がそのまま次に乗る予定の福知山行き列車に変化する模様。時々ある事象だが、なかなか時刻表だけではわからない。
慌てて座っていたところに戻り、席を確保しておいてから駅の外に出る。
到着前に、駅近くにモーニングを出してくれる喫茶店があるから行かないか?という呼びかけがあり、一緒に行くことにしていた。
突然、まずは8名で押し寄せる集団に、おばちゃんもびっくり!少し時間が掛かるが…と言いつつも、頑張ってくれた。
少し出遅れた後発部隊は流石に列車の発車時間に間に合いそうになく、断念していた。
比較的シンプルなモーニングではあるものの、ボリュームは充分にありとても満足。東海式と同様、500円のドリンク代だけで食べることが出来るので、このパターンの乗り継ぎであればおススメできるだろう。
<東舞鶴~福知山~城崎温泉>
東舞鶴を出発。次の京丹後鉄道分岐駅の西舞鶴では、元JR東海の特急気動車、キハ85系あらため、KTR8500が停車しているのが見られた。
横には定期運用を持たないタンゴエクスプローラー(KTR001)も並んでいる。
来年1月には僕の退職6周年記念イベントとして、KTR8500に乗りに来る予定なので、それまでの楽しみにとっておく。
綾部からは山陰本線に入る。ここから明日の午前中を掛けて、山陰側を日本海に沿ってひたすら乗り続ける。
福知山で乗り換えた列車は、ちょっとびっくり!国鉄型・113系のお出ましだ。今や、国鉄型はJR全体を見ても風前の灯。快適性では新型車両には劣るかもしれないが、ゴツゴツとした乗り心地とモーター音が、旅をしている雰囲気をより一層引き立ててくれる。
JR西日本の懐事情もあるのだろうが、まあこちらは楽しませてもらおう。
城崎温泉に到着。駅名が示す通りの温泉地でもあり、ひとっぷろ浴びたいところではあるが、そこは鈍行乗り継ぎ旅の宿命で叶わず。お昼時であるので、駅の売店で名物のかにめしを求める。
<城崎温泉~鳥取>
この区間はかなり久しぶりに乗車する。確か、高校生の時に急行白兎号がリバイバル運転された時に乗車した記憶があるので、もう20年ほど前か。その時に、鳥取→京都を乗車した気がする。
もはやほぼ記憶の彼方だ。
時折日本海を望みながら走っていく。最大のハイライトはやはり餘部鉄橋。するとその前、走行する列車を、四国のゲストハウスオーナーがドローンで空撮するからしっかり見てね!という指示が。
思わぬイベント?にちょっと沸き立つ我々。さて、思い思いに窓際に張り付き、窓を開けた状態で鉄橋を通過。さて、うまく撮影できただろうか??
昔の餘部鉄橋も少しだけ残されている様子も見ることが出来た。
鳥取駅に到着。到着前、僕は一計を案じた。鳥取駅での接続時間は50分ほど。今日の目的地・益田に到着が遅いので、夕食もゲットしたいところではあるが、もう一つの目玉が。ここ、駅から10分ほど歩いたところに温泉銭湯があるのだ。
その途中にローカルスーパーもあるので、そこで食材をゲットした上で温泉に入れないか?と考えたのだ。
最初はちょっとリスキーすぎるな…と思っていたものの、よく時刻表を見ると思った通り。
次に乗車する列車は、鳥取~倉吉間で後続のスーパーはくとに追い越されるのだ。
トライしてみてダメならば特急課金しようと考え、温泉に行ってきますね!とみんなに告げて、猛スピードで改札を抜けて早足で温泉へ。
買い物を3分と掛からずに済ませて、目的地の日の丸温泉へ。
銭湯価格で入れる源泉かけ流しの湯。
ゆっくりは入れないのは残念だが、記憶の通り、露天風呂もなく熱めの内湯があるのみ。どのみち5分も浸かればのぼせてしまう。
列車が到着して15分後には湯船に入っていたので、残り時間は35分。
楽勝だ。
結局、発車5分前に標準を合わせて出発し、ゆっくりと駅へ。ふと見かけたお店で風呂上がりのスイーツまでゲットする余裕を見せて無事に列車に乗り込んだ。