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夏の終わり旅(2024)その8

1時間ほどブラブラしたし、そろそろチャッカーズも終わる頃。
その後もなにかしらありそうなのもあり、入れ替わりを狙って再び室内へ。
すると廊下に並んでいる人がズラリ。少し遅れているのか、もう終盤だろうからそのまま列に。ちょうど隣の若者に話しかけてみると、その子もよくわからないままに並んでいるみたい。
話していると、なんと夏休みにホニャラに来てくれた大学生が共通の知人ということが判明。世間の狭さを感じる。
どうやらボランティアスタッフとして参加しているらしく、人手が足りなくてカオスになっているらしい。というよりも、バランスがうまく調整できなくて、一方では人手不足、一方では余っているということも。
これだけの規模になってくると、運営も大変だろうな…


祭りの感想などをシェアしながら待っていると、列が進み始める。
思ったよりもスムーズに会場に入ることが出来た。
しかしフィナーレを迎えたわけでもなさそうだし(中でまだ音楽は続いている)もうすぐラストであるタイミングで出てくる人がいるというのもイマイチわからない。

会場は物凄い熱気でたしかに入場制限も頷ける。曲はかなりパンチが効いた尖った内容で、こんな世界があるものかという感じ。
それにしても、予定の時間はとっくに過ぎているのに全然終わる気配がない。
どういうことだ??

近くの人に聞いたら、どうやらスタートがそもそも大幅に遅延。予定時刻にまだ機材が到着していないというハプニングだったそうな。
そこからセッティングしたりして、結局始まったのは、僕が入場する少し前の時間だったらしい。
スタートから入場していた人たちはその間待ちぼうけを食らっていたのだろう。耐えきれず外に出て・・・すると入場待ち列が進む。という感じで入れ替えが進んでいたところに、僕はタイミングよく入り込めたのだろう。
結局、ほぼフルで楽しむことができた。

少し奥のバーで休憩。初日、2日目とクールダウン的な感じで寝る前の時間にここに来るのが恒例になっていたが、今日の様相はなんか違う。ソファで死んだように眠る人が多いのは、深夜時間帯だからか。もはやオシャレバーなどではない。
時刻は3時近く、そろそろラストスパートという時間か。

再び屋外へ。メイン会場から少し離れたところのART of RAVEステージ。
ここが明朝7時までプログラムが続くオールナイト会場だ。
同じように朝まで楽しみつくそうという酔狂なメンツが勢ぞろい。ダンスミュージックを聞きながら思い思いに身体を動かしている。
それにしても、結構な大音量を聞き続けているのだが、思ったよりも疲れが来ない。慣れもあるのかな?と思っていたら、近くの人が話していたのを聞くと、どうやら音響も質が良いモノを使っているからだそう。スピーカーの前にいても、会話ができるというのが一つの目安らしく、大音量であっても聞き心地が悪くないように音がでているのだろう。

もうかなり体力的にも限界に近いか。踊りながらも一瞬記憶が飛ぶ瞬間もあったり、気づいたらちょっとよろけてしまったり。
ふと気づくと空が薄っすらと、しかし確実に明るくなっていきている。
さっきまで踊りの輪が少し萎みかけていたような気がしたが、明るくなってきてまたさらに増えてきた。フィニッシュに向かって段々と熱量が上がっていくのを感じる。傍らでファイヤーダンスを踊る人も。

そして午前7時、終了!
まだ元気な人からアンコールが沸き起こるが、さすがにもう勘弁してほしい。だけどあるなら参加しなければ…と恐々と様子を窺がったが、流石にそれはナシだ。


一旦テントへと戻り、撤収する。お昼ごろに出発できればいいのだが、早めに片づけるに越したことはない。昨晩、少し焚火に当たらせてもらってお話したお隣さんにもご挨拶し、陽の光で乾かしながら、片づけていった。
次いでおしょうのテントへ、こちらも一部の撤収を始めているのでそれを手伝いつつ、キャンプテントを入れたバッグを預けさせてもらう打合せ。
この後も旅は長いので、おしょうのクルマに乗せておいてもらい、また後日、ホニャラに来るときに持ってきてもらう手筈だ。

後は帰るだけにしておいた上で、最後にもう少し楽しむ。
ちょうどメインステージにて、午前中に2組のアーティストを見てみたいと思っていた。
まずはじゃんけんライブでセッションさせてもらった、わっきーさんが出演するマジカルレインボー。おしょうと一緒に行ってみると、あれ??雰囲気が神秘的な感じで、あのわっきーさんのアグレッシブなイメージと全く違う。おしょうに、違うステージと間違えてるんじゃ??と言われ、他に行ってみるも、どれも違う。
う~ん、時間間違えていたかな…と思いつつ、もう一度行ってみると、あれ??他の演者さん、よく見たらわっきーさんと一緒にいた人たち。
やっぱりここであっていたんだ!
思い込みはよくないね!ということ。
朝一番だからか見ている人は少なめではあったが、神秘的な演技を見せてもらった。

そしてお次はバクマイズ。
その裏で先ほどのマジカルレインボーがパレードをする!ということらしかったから、めっちゃそちらも見たかった。なぜ見たいアーティストが激かぶりするのか!
バクマイズはホニャラとも近いところに拠点を持つファミリーバンド。
こちらへは時々、スープカレー屋さんやライブなどのイベントに行っていて、いのちの祭りに出演するアーティストの中で、唯一僕が知っているバンドだった。
久しぶりに聞いたのだが、お子さんの成長と共にさらに進化している。
(辛口評価が多いおしょうも絶賛)
次女さん(多分小学校低学年ぐらい??)のハーモニカは、先日ソロステージに立った僕が穴に入りたくなるなるほど、テクニックが凄い。
というか、マイクパフォーマンスも次女が基本的にやっていて、観客の前でも全く物おじしない度胸が末恐ろしいほどだ。
僕にとっていのちのまつり2024、最後の演奏を存分に楽しんだ。


ちょうど、ホニャラにも泊まってくれたコバヤシトオルさんと帰り際に出会う。今回はスタッフで参加しており、その傍らでコーヒー出店、さらに飛び入りじゃんけんライブにも一緒に出演した。
もうすぐ帰るんですよ~と挨拶したら、え??勿体ない!フィナーレは激熱の●●●とか、△△△とか、大物アーティストが出演するのに!!
と。
とはいえ、この世界に疎い僕はポカーン。
まあ十二分に楽しんだし、次回来れる機会があれば、その時はフル参加にしよう。と思いつつ、会場をあとにした。

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