夏の終わり旅2024(その6)
夜ご飯をどこで食べようか?と、屋台エリアをブラブラ。どて丼の文字に吸い寄せられて一軒のお店へ。カレーやエスニック系など、変わり種の屋台も多くてそちらも惹かれるのだが、そろそろ和食系が欲しくなるころだ。
すると、そのお店で入り浸っているお客?というか半スタッフ?な感じの人に話しかけられる。
なんとその人もゲストハウスオーナーで、僕のこともゲストハウスのグループの投稿を見たりしていて、一方的に覚えていてくれたのだそう。髭が役立つ瞬間だ。富山県・城端の合掌ゲストハウスかずらのオーナーで、意気投合して暫く話し込む。
こんな出会いもまた、祭りの醍醐味だろう。
出会いといえば、既に面白い出会いを繰り返しているのだが、この夜も二つの再会があった。
まずは、ホニャラにも時々来てくれているKさん。
昨日も寝る前に少しだけ行ってみた、屋内のライブ会場にちょっといってみるか…と思って再び行ってみると、見覚えがある顔が。
あれ??うそやろ!??と声を掛けるとまさしくKさん。
実はその方は九州にお住まいなので、この後、旅の途中に近くに訪れることもあって声を掛けてみようかな~と思っていたところだったので、まさかこんなところで出会ってしまうとは!!
Kさんのお友達も紹介してもらう。その中には、なんか外国人のカワイイ女の子に声をかけまくっていたりと中々アグレッシブな奴だな(笑)と思っていた、ふんどし姿の変人も含まれていたのが驚き。
さらに、ボチボチ寝ようかな~と思いつつ、建物を出ようとしたところ。なんかめっちゃ見てくる若者が。
ん?どっかで会ったか??と思いつつ目を合わせると、声を掛けてきてくれる。
話をしてみると、もう5年ほど前だっただろうか、シャルソンの絡みで出会った、ニッシーだった。
色々なコミュニティーを転々として、今は茨城にいるらしい。
しかし、前はちょっと自信なさげな、頼りなさげな雰囲気もある若者だったのが、今は目がしっかりしている感じで、以前の面影が感じられない。
この数年で色々な経験をしたのだろうな。
おしょうも共通の友人なので、とりあえず来い!と呼び出して、ちょっくら語る。
結局深夜まで話は続き、もう眠気の限界。
テントに潜り込むと、この日は一気に眠りに落ちた。
3日目の朝。
起きたところで雨が降ってきた。とはいえ、この雨は昼過ぎにはやむ予報。
おしょうのテントにまたお邪魔。タープがあるので、快適に過ごさせてもらえるのもありがたいことだ。
今夜は最後の夜、プログラムを見ると明朝7時までしっかりと組んであるし、これは最後の夜を全力で楽しめ!というメッセージだろう。
なら、楽しむしかないでしょ!と、この日は完全徹夜を覚悟している。
おしょうは朝風呂に行くとのこと。午前中は雨が降り続けるだろうから、そこに便乗させてもらい、僕も温泉に同行することにする。
また爺ヶ岳スキー場駐車場までシャトルバスで移動。逆方向へいくシャトルバスと乗り場が一緒では混乱が起きたのか、少し離れたところにバス停が設定されていた。運営側も、少しでもスムーズに移動できるようにとスタッフの意見もくみ取って対策したのだろう。
今回は少し離れた温泉に行ってみたが、やはりここにも同じように考えてか、いのちの祭り参加者が入浴に来ている。
もう、雰囲気でわかるんですよね~
さっぱりして、ちょっと安曇野へ行ってくる!というおしょうに駐車場まで送ってもらい、単身、シャトルバスで会場に戻る。
夜に備えて昼ぐらいまで、少しお昼寝でもしようかな~
と思って歩いていたら、フリーたき火の看板が。
ん?
少し通り過ぎつつも、やっぱり焚火の魅力に戻り、こんにちは~!とお邪魔させてもらう。
たき火を数人で囲んで語らう。会場~シャトルバス乗り場の道沿いの絶好のスペースを確保することが出来たので、少しでもみんなの役に立てればと、タープをフリースペースとして開放しているそう。
なんなら、テントで昼寝していってもいいですよ~!と。
さらに話していると、もしかしたら数年前に安曇野地球宿で会っていませんか??と。
どうやら、2019年に安曇野地球宿で、中村あっちゃん・アースキューブジャパンによって開催されたゲストハウス開業合宿に参加していたらしい。
僕ら夫妻はエミぽんはファシリテーター、僕はお手伝いで参加しており、そこで会っている。
開業には至っていないものの、バンガローの運営スタッフとして今はやっているらしい。
それにしても、こんなところで出会うとは…偶然の出会いにビックリだ!
お昼からはちょっと気になっていた「リニアコント」というプログラムを見に行く。恐らくそうかな??と思っていたが、やはりリニア反対を訴えるコントだ。
まさしく、リニアが通過するために現在進行形で工事の影響を受けている、大鹿村の有志(おじーちゃん、おばーちゃん)が、リニアが開通した未来の女子高生に扮しながら、リニアの矛盾を突いている内容。
僕はモチロンリニアは不要だと思っているし、今回、演じられた内容でも既に住民の犠牲がでていること、そして開通しても採算性がとれないこと。
流れていたラップでも歌われていたが、まさしく「リニアは理にあわない」のだ。
ここでは触れられていなかったが、リニアに全力投資するために、行き過ぎた人員削減によって、現業社員や利用者にも不便を強いられている現実もある。
ここまで言われても(多分、JR東海自身もそんなことはわかっている筈なのに)推進するしかない、不条理を感じる。