オランダからのご家族滞在記(その4)
【金華山へGO!】
簡単なフルーツなどの軽食を食べ、岐阜市内へ向けて出発だ!途中でお弁当をゲットして、金華山の麓へ向かう。
金華山の登山ルートは幾つもある。行きは歩いて登り、帰りはロープウェイを使おうということになったので、僕も初めて上るルートだが、山の裏手から上る瞑想の小道ルートをチョイスした。
この道は、後半に一気に標高を稼ぐルート。一応初心者向けと案内されているが、個人的には中級向けぐらいじゃないか?と思う。とはいえ、他のルートと異なるのは、ジワジワ上る前半部の道の雰囲気が好きなのと、急斜面の途中から見る長良川の景色が絶景。変化のあるコースであることから、僕個人的には一番お勧めなルートである。
マーシャルとジャックリンはマイペースで。しかし、デンシルとジャスティンは若さを生かしてか、どんどん先へ進もうとする。
デンシルはマーシャルと一緒にアルプスに登ったことがあるらしく、涼しい顔でスイスイと登っていく。ヒョロっとした体格で大丈夫かな?と思っていたが、急こう配になっても勢いは変わらず、隊を先導していく。
ジャスティンも最初はリードしていたものの、大柄な体格が災いしてか?
後半はバテはじめ、最後はジャックリンにリードしてもらいながら、やっとの思いで登頂していた。
いや~…ハードな登山だった。
登頂すると、ロープウェイで先行していた弁当運び係のエミポンが待ち受けており、そこでランチタイム。
運動した後の飯は最高だ!
ご飯後は、クールダウンも兼ねて岐阜城の見学。
中の冷房と扇風機が気持ちよく、みんなが興味津々で眺めているのをよそに、身体の冷却に努める。久しぶりに入るが展示物も一新されていて、信長の天下取りへの足跡を中心にした展示。
昔は解説もありつつも、武具などが置いてあるだけだったような気がしていたが、やはりそこは改良されているのだろう。
一番上からの景色も、とても気持ちが良かった。
さあ降りるか?と思ったら、元気なボランティアガイドのオバちゃんが話しかけてくる。すぐそばの御嶽神社は参ったか?と聞かれ、いや…まだ…というと、こちらの方角には御嶽山があって………と解説が始まる。エミポンがすかさず通訳。
こんな機会はないから!と、オバちゃんたっての希望で最後は全員と握手!わざわざ握手の前に拝んで、まるで有名人と握手するようなテンションの上がりっぷりでした。
帰りは楽をしてロープウェイで。とはいえ、車内は激熱で、降りた後のお土産コーナーの涼しさとのギャップが凄かった。
マーシャルが「イッツクール!ウォークスローリー」と言っていた。
【かき氷⇒屋台ラーメンへ!】
疲れをいやすため、ここは恒例の福丸カキ氷。
絶品の手作りシロップカキ氷が大人気のタイ焼き屋さんだ。とはいえ、夏場は気温が上がりすぎると、待ち時間が増えてお客さんが体調不良となるのを防ぐため、タイ焼きの販売を停止してカキ氷専売となる。
今は、善光寺・伊奈波神社の袂にあるが、柳ケ瀬近くにあったころから僕はよくお世話になっているお店だ。
お店に入るとやはり注目を浴びる。片言の英語で喋りかけてくれる人もおり、さながら国際交流の場に。
座る位置の関係から、エミポンが通訳の立ち位置になり、がんばれエミポン。
相変わらず山盛りのカキ氷。デンシルとジャスティンは完食することができなかったので、おこぼれ?が僕にも回ってきた。残してはいけない!と完食するが、いや~満腹満腹。
実はこの後、鵜飼ミュージアムを見学して鵜飼を岸から見ようか?と考えていたが、ちょっとデンシルとジャスティンもお疲れのようなので、ここで切り上げることに。
ちょっとハードすぎたかな?結果的にはこの日、鵜飼のスタートが遅いということもあり、突然の夕立もあり、変更してよかった。
一旦ホニャラに帰って一休み。僕らも疲れたのでゴロリと昼寝だ。
そろそろ?という頃合いで起きて、屋台ラーメンへ。
そう。ホニャラから車で10分ほどのところに、屋台のラーメン屋さんがあるのだ。
快活なオバちゃんが軽トラで営業しているラーメン屋さん。しっかり出汁をとったスープも絶品だし、コトコト煮込まれたおでんやスジ煮込みも絶品!
なによりオバちゃんとのトークが最高の調味料だ。
まだ早い時間ということもあり、僕らの貸し切り状態。
オバちゃんとのトークが弾む。
最初は僕らが翻訳しながらという感じだったが、とあるとき、不思議なことが。英語などほぼわからないオバちゃん(当然日本語)と、やはり日本語はほぼわからないジャスティン(こちらは英語)の会話が、通訳なしになぜかしっかりと嚙み合っているのだ!
え??
不思議だ!!
多分、お互いに言語ではないなにかを感じ取って会話しているのだろうか?
なんか嬉しい瞬間だった。
息子さんたちもラーメンは特に気に入ってくれた模様。
ジャスティンは、今まで食べた日本の食事で最高に美味しかったよ!
とのこと。大阪でも色々と美味しいものを食べてきただろうが、それらを抑えてトップ評価をもらえるとは!連れてきた僕らも嬉しい限りだ。
今までインスタント麺しか食べたことがなかったらしく、これが日本のラーメンだ!というのを体感してもらえることが出来た。