TOMOE Beginning/Final【るろうに剣心 The Beginning】#映画感想文
#10:THE POETRY READING
おかえりなさい。
今日もお疲れ様でした。
今回はnoteのお題『#映画感想文』に参加。
雪代巴視点で、『るろうに剣心 The Beginning』を観賞をした感想を書きます。
ネタバレになるので、未観賞の方はご注意ください。
本日の【THE POETRY READING】内容はこちら
🔴【title】TOMOE Beginning/Final
🔴【theme】1.Revenge 2.Love 3.Beginning/Final
🔴【subject】雪代巴視点
【今回の感想文は5分で視聴できます】
あれは夜桜が粉雪のように、
儚く舞い散る日のことでした。
と言い婚約者は立ち向かった。
けれども刺客の頬に消えない傷を遺し逝きました。
私は幕府直属の隠密組織“闇之武”の手の内にいた。
敵の弱みを探るために、
そして復讐を果たすために近くで見ていた。
仲間を殺した。
彼が“緋村抜刀斎”。
予定変更。
返り血を浴び気絶をする振り。
ここから彼に潜入開始。
助けられた恩を利用。
仇で返すために取り入る。
“雪代巴”と名乗り働き敵陣の中へ間者となって、
婚約者を殺した男を見定め、見極めるのも仕事。
藩内にいる裏切り者は私というのは誰も知らない。
大きな志の下なら小さな犠牲は仕方がないの?
“強い”や“弱い”や“時代”や“争い事”には興味がないけれど。
新選組に辛酸を味わいあなたは刃を向けたが止めた。
もう少しだけお側にいさせて欲しい。
私があなたの鞘に……。
私だけは絶対斬らない誓いは嬉しい、
けれど悲しい。
愛しい気持ちと憎しみが混ざり日に日に境界線が消えた。
土の良い香り。
農村暮らしに畑を耕すあなたと共に
それがいつしか真実に変わりはじめた
女の業か。
これが幸か?
不幸な未来は分かっているが、
あなたと共に変わり、分かり、幸せが何かを知ったすぐ後に、
まさか縁が連絡係りに。
天誅の時が訪れる。
嫁ぎ先は幼馴染。
京の動乱で帰らぬ人に。
あなたが斬ったというのは知った?
分からなかったが抱き締めあった。
罪を背負い償う道を選んだ時点で心は決めた。
雪のように儚く、切なく、溶けて消える恋であった。
弱みを探りに来たのに私、
いつしか利用をされて罠に。
私自身があなたの枷に。
そして罠の中の糧に。
憎んでいたのに愛した人よ。
と、言った男に斬られることを、食い止めるのが最後の仕事。
徳川幕府を影から支える隠密の首領の魔の手が迫る。
あなたをかばって斬られることが、私にできる復讐の最後。
憎しみから始まりを告げ、
愛憎を込めてあなたの頬へーーー
―――傷を付ける。
別れを告げる。
だって、あなたは私に言った……。
その誓いを破ることは、
これから新たな時代を生きるあなたの心に永遠に残る。
婚約者が残した傷に重ね刃を添えてあげる……。
恨みの込もった刀傷は消えないという。
ならば愛は?
私の日記を読んだあなたは本心を知り、何を思う?
あなたは私の幸せを奪い殺したいほど憎んだ人。
だけど本当に愛してしまった。
なぜなら人を斬り続けた先に、
それより多くの人を救い必ず守ると約束したから……。
だから私も命に代えてもあなたを守ると約束をする。
私が愛した二人目のあなた、
さようなら。
いつか幸せになって……。
そして自分が殺めた数より多くの人を幸せにして……。
違う人と出会い、
愛を知り、
穏やかになれるその日まで……。
🔴【Self Liner Notes】
映画るろうに剣心は全作品をリアルタイムで観賞し続けてきました。
個人の感想なので、巴の本心は分かりません。
だけど、たぶんこう思いながら生きた”追憶編”の、
そして本作品にとって欠かせぬ過去の最重要人物だと思います。
アクションも超Goodな上に、人間ドラマも素晴らしいのがこの作品の魅力。
だからこそ巴さんにフューチャーをしました。
『”In Sorrow”perfomed by kyle Booth、used under license from Shutterstock』
『”My Heart Belongs to You”perfomed by Simon Stevens、used under license from Shutterstock』
(C) 和月伸宏/集英社 (C) 2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会