【カードゲーム】リソースの解釈を戦国の合戦で

こんにちは、買い物はリソース管理だと思ってます。カタカナ3文字で「タケル」です。

今回は、カードゲームによく耳にする「リソース」について、戦国時代にタイムスリップして体験していきたいと思います。
それでは、早速、タ~イムスリップ!!

1章:多勢に無勢

時は群雄割拠の戦国時代、そこでは我が勢力を拡大せんとする数多の大名たちが、日々合戦に明け暮れていた……

というところではじまりました、合戦からリソースの概念を知るコーナー!!
今回はA氏とB氏の戦いから中継を繋いでおります!

「えー、Aさん。現在の戦況を教えていただけますか。」
A氏「今じゃなきゃいかんのかぁ💢」
「えー、怒られてしまいましたけども。まぁ、恐らく劣勢で心の余裕が無くなっていると。そのように思われます。」

しばらくした後……

A氏「いやぁ、さっきはすまんかった。何せ相手方は二万の軍勢、対してこちらは五千に満たぬ。各々が一騎当千の兵と思うておるが、少しでも気を許すとたちまち攻め込まれてしまうのでな。」
「こちらこそすみませんでした。そんな状況とは知らずに。それにしてもスゴいですね。4倍の勢力相手に戦えるなんて、まさしく"ツワモノ"の名にふさわしいというか。」
A氏「ハァハッハッハ。わかっとるじゃないか。……しかしのぉ、流石の我が軍と言えど疲れが見えてきておる。この戦いもいつまで持つやら……。」

当たり前なのですが、兵力は多い方が有利です。
A氏の武士たちがどれだけ強くても、平均して1人で4人を相手にしなくてはいけないとなると、いつかは息切れをしてしまいます。
しかも、人数が多ければそれだけ使える戦術も多いということです。少ない人数でそれらを迎え撃つのは至難の業なのです。

これが基本的なリソースです。手札を意味する場合が多いですね。戦略として使える資源と捉えれば言葉の通りかもしれません。
A氏側から見れば、1枚のカードで相手の4枚のカードの相手をしなくてはいけないため、かなり不利です。映画で見るような「一人で何人もバッサバッサと斬り倒して行く」っていうのはフィクションですからね。現実に期待してはいけません。

2章:薪の無いところに火は立たぬ

「インタビューを始めて一週間が経ちましたけども、そろそろ家来の方々の疲労も限界が来ているように思われますが……」
A氏「そうじゃの。これ以上いたずらに戦いを長引かせても傷は広がるばかり。皆は名誉のため戦っておるが、命あっての物種じゃ。逃げるは恥。しかし、その恥を背負って生きると言うのも強さなのかもしれぬのぉ。」
「お待ち下さい!!」
「えーと、どちら様でしょうか……」
A氏「こやつは我が軍の軍師じゃ。」
「なるほど……。えー、こちらの方はA軍の軍師殿ということで、何か伝えたいことがあるようなので、インタビューしてみたいと思います。」
軍師「(この者は?)」
A氏「(ようわからん 。)」
「それでは、軍師殿。先ほど何か伝えたいことがあったようにお見受けしたのですが。どういった内容なのでしょうか。」
軍師「先ほど山崩れが起き、相手方の食糧の補給路が断たれたとの連絡がございました。」
A氏「しかし、その山崩れで我々の補給路も断たれてしまっておる。今こちらには5日分の食糧しかないのじゃ。それを考えても、もう戦いをやめるべきだと言うておる。」
軍師「その5日分、待ってみては下さいませぬか。」
A氏「その心は。」
軍師「相手の軍は我々の4倍の人数にございます。つまり、我々の4倍の食糧が減るということ。こちらが5日分待つ間に、相手はこちらの20日分の食糧が必要となるのでございます。それだけの食糧が相手に蓄えられているとは考えられませぬ。我慢比べで先に音をあげるのは相手の方なのです。」
A氏「ふむ……。」

戦いにおいて勝敗を決する要因とは何でしょう。戦う者の数、武器の強さ、戦術の巧みさなどが思い浮かぶでしょうか。しかし、今回はもっと根本的なものでした。数を生かすにも、強さを生かすにも、巧みさを生かすにも、まず人が動くための「食糧」が必要なのです。

1章で語ったものと違いますが、これもリソースといえるでしょう。カードを使うためのリソース、コストを支払うためのリソースだと考えて下さい。もしカードゲームで無制限にカードが使えてしまうと、「強いカードをどちらが出すか」のつまらない戦いになってしまいます。
強いカードは支払うコストが多く簡単には使えない。対して、弱くても支払うコストが少ないからたくさん使える。このバランスがカードゲームがおもしろい理由の1つだと思っています。


3章:ショウキ

A氏「天は我らに味方した。多勢を相手取り、食糧の底も見えた中、よく耐え抜いて戦ってくれた。諸君、今一度戦場に赴こうではないか。我々が耐えに耐え抜いて手にした勝機を、我々の勝利として現実のものとしようではないか。B氏の軍勢は、今や飢えに侵され、生ける亡者へと成り果てた。我々の生気を、意気地を奴らに見せつけてやるのじゃ!!」

○○△△年、□□の合戦にてA軍はその4倍もの勢力のB軍を下し、その名を天下に轟かせた……。


何をやってるんだ私は!!読み返してもカードゲームの話は5分の1程度しか無いじゃないか!!
これでカードゲームのおもしろさが伝わるのか??全くバカバカしい茶番を繰り広げてしまったものだ。

そんなわけで、ここまで読んでくださった皆様には深くお詫びをしたい。これでカードゲームが分かりにくくなったら、手間をかけてしまうが、この駄文の記憶を消していただきたい。
本当に申し訳ございませんでした!!

デモ、チャバンスルノ、チョットタノシカッタ……


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