苦しみを乗り越えて人はできていく。Day6
これから話す内容は今までであってきた人にもほとんど話したことがありません。
小学2年生の時の話です。ごく普通の小学2年生を過ごしていた僕は、いつも通り普通の生活をしていました。そんなある日、足の指に少し違和感を覚えるようになりました。
しかし、痛みもなたっかので僕はその違和感をほっておきました。1カ月、2カ月と経つにつれその足には、痛みを伴ってくるようになりました。
さすがに何かが変がと思い、両親に相談し病院に行きましたが原因は不明、ここからが戦いでした。いくつも病院に行き何十回と検査をしましたが言われる言葉は
原因がわかりません
こればかりでした。病院で検査を続けて半年以上が経ったある日、僕はとある病院でまた検査を受けていました。もしかしたら原因がわかるかもしれないといわれ大きな病院で検査を受けその日、原因がわかりました。
骸骨種
この病名を言われたときは、なんだかわかりませんでした。この病気は皮膚を骨が突き抜けてしまう病気で当時は10万人に一人という稀な病気だと先生はおっしゃっていました。
手術することが決まり僕は不安で仕方ありませんでした。不安は手術だけでなく学校生活にもありました。手術前の1カ月と手術後の2カ月は学校に行けないといわれました。さらに、この病気の前例が少なく万が一の場合は切断もあり得るといわれました。
何で僕だけこんな目に合わなくてはいけないんだ
そんな言葉が僕の中にはありました。
入院初日病室に行くと僕は驚くべき光景を目の当たりにしました。そこには、身体の全身に点滴を打っている僕と同じくらいの少年や、寝たきり状態の人がいました。
僕の何十倍もつらい思いをしてきている人がたくさんいるんだから、このくらいで弱音をはいちゃいけないと思いました。
僕よりの何十倍もつらい経験をしているのに、入院初日僕に笑顔で話しかけてくれたあの人たちの心の強さは本当に素晴らしいと今でも思っています。
一緒に頑張ろう
そう言ってもらえて僕は約3カ月の入院生活を耐え抜くことができました。
それだけではなく、当時の担任の先生がクラスのみんなからと持ってきてくれたのは手紙でした。小学2年生ながらそれをもらい涙したのを覚えています。
僕は一人じゃない
そう思わせてくれたのはクラスのみんなでした。
結果手術は無事に終わり、退院し僕は再び学校生活へと戻ることができました。「何で僕だけ」当時はそう思っていましたが、今では「あの経験が僕を強くした」そう思えています。
僕がこの経験から伝えたかったのは題名にもあるように
人は苦しみをこえてできていく
ということです。これからの人生いろいろあると思います。きっとまた、「何で僕だけ」と思うような出来事が起こるかもしれません。しかし、それは自分の人生の糧になる。自分だけこれだけ難しい試練を与えられている。つらいことさえプラスに捉えていけるようになりたいです。
そしてつらい経験をしている人、苦しかった経験がある人は人のことを思いやれる素敵な人になると思います。
強がった強さはもろく、弱さから得た強さは強い
僕が好きな言葉です。苦しい、つらい、恥ずかしい、こんな経験できれば誰だってしたくないと思います。ですが、本当にこの経験は人を強くします。
僕自身まだまだ、強がった強さがあるかもしれません。自らの実力を知り、挑戦し経験し失敗する。その失敗が僕の血となり肉となります。
人生という時間は限られています。多くのことに挑戦し生涯を通して学んでいける人になりたいと思います。
最後まで読んでいただきありだというございました。
以上