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10万円一律給付を盛り込んだ補正予算案で、ワニの口はどうなった?
日本の国の財政状況を、「ワニの口」に例えることがある。
国の一般会計歳出と税収の金額を時系列で折れ線グラフにすると、下の図のようになる。
赤線(歳出総額)がワニの上あご、青線(税収)が下あごというように、まるで「ワニの口」に似ていることから、いわゆる「ワニ口グラフ」と呼ぶ(2018年度まで決算ベース、2019年度以降は補正後予算ベース)。
そもそも、低所得層で所得の減少に直面した世帯に1世帯当たり30万円の給付を出す生活支援臨時給付金(仮称)を4兆0206億円計上した補正予算案を、4月7日に閣議決定していた。
ところが、それをやめて、1人当たり一律10万円を給付する特別定額給付金(仮称)を12兆8803億円出すことに変更し、4月20日に補正予算案を閣議決定し直した。
これに伴い、一般会計の歳出総額は大きく増えることになった。
そのありさまを、下記拙稿で紹介している。