2019年10月の消費増税は確定的
3月30日に、中央社会保険医療協議会(厚生労働大臣の諮問機関)の医療機関等における消費税負担に関する分科会が、2年ぶりに開催された。診療報酬は消費税が非課税となっていることに伴い、2019年10月の10%への引上げ時の対応を検討するためのものだ。
2017年4月に予定されていた消費税率引上げの際は、2016年6月に再延期を決める前の時期に踏み込んだ議論を同分科会でしていなかった。あたかも、再延期を「忖度」するかのように。
3月30日の同分科会では、2019年10月の消費税率引上げを前提に、調査分析を行う方針を確認した。2年に1回の診療報酬改定で、そもそも改定予定のない年である2019年に、診療報酬で何らかの対応をするとコミットしたことで、2019年10月の消費税増税は、後戻りできない確定的なものとなったといえよう。
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