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Corne V4 Chocolateから始める分割キーボード生活

分割キーボードの導入は意外とあっさり出来るし、思い通りに便利にしていくことができる という学びを記録する。


キーボード沼はすぐそこ

ちょっと前に、HHKBをしばらく使った感想を書いた。

英語配列への移行が不便に感じつつも慣れたこと、打鍵感がとにかく良くて他のキーボードに目移りしなくなった、といった内容の記事。
この中で、『分割キーボードが気になっている』ということを仄めかしたが、いよいよその欲に負けて分割キーボードを購入した。
(HHKBを購入した目的の一つは、「最高級ラインのものを買っておけば浮気しないだろう」というものだった。キーボード沼はそんな甘い考えを許さなかった。)

はじめてのキーボードキット Corne V4 Chocolate

というわけで、自作キーボードキットを購入した。
はじめての分割キーボードとしてCorne V4 Chocolateを選んだ理由は、

  1. はんだ付け不要であること。不器用なので電子工作に自信がない。

  2. ロープロファイルであること。HHKBで感じていた持ち歩く手間を解消したかった。

  3. 導入コストが最小限であること。キースイッチ・キーキャップ・ケーブルさえ買えばOK。

といったところか。
キースイッチはKailhChocV2の赤軸。キーキャップは良さげなフォントと色味で適当に選んだ。

組み立てて使い始めるまで

このキットの組み立て工程は、ものすごく簡単。
基盤にキースイッチ23個を取り付ける
→ ケースに基盤を固定する (精密ドライバー必須)
→ キーキャップをはめる
→ 完成!

工程については、公式ドキュメント遊舎工房の組み立て動画の2つを見ながら進めれば基本的には迷わないはず。
(1点だけ、『基盤のどちらの面にプレートを乗せるか』だけ最初勘違いした。基盤のツルツルした面の上にプレートを乗せる が正解。)


完成までは1時間もかからなかった。

今思えば、キーマップを変えるたびにキャップを付け替える日々なので、まだ完成していないような気分だ。

完成直後のCorne V4 Chocolate

分割キーボードに慣れるまで

さて、キーボードは組み立て終えてから本番、ということで使い始めるが、これがなんとも打ちにくい。

ホームポジションをしっかり守って打てている人であれば難しくはないのだろうが、自分はかなり感覚的に打っているクセがあるようでまともに打てない。
普通のキーボードと違い格子状にキーが並んでいる配置なので、指を伸ばした先が違うキーだったり、Bキーを右手で押していたクセで右手人差し指を伸ばすとキーがなかったり…という具合。

とりあえず、一刻も早く慣れるためにひたすらタイピングゲームに興じた。

あとはショック療法的に、仕事で朝から晩までCorneを使ってみて、よく使う慣用句だけでも打ち慣れようとしたりした。
(オフィスに持ち込んだら、稀有な目で見られつつややウケた。)

現在で使い始めてからひと月経とうとしているが、とりあえずまともにタイピングができるくらいには慣れたかな、という感じである。

慣れというのは恐ろしく、はじめの方に感じた違和感は完全に忘れた。

いまのところのキーマップ

キーマップについては、日々日々入れ替えては戻して…といった感じに試行錯誤している。
とりあえずレイヤーは3つを使い分ける形で落ち着いた。

レイヤー0: アルファベット・記号

デフォルトのレイヤー。基本的には英語配列の配置を守りつつ、人差し指側にバックスペース等を配置。
左手人差し指側には、マクロでCtrl+Space(英語かな切替)を配置。
EnterとBSの位置をちょくちょく入れ替え、小指を使わない形に落ち着く。

レイヤー1: 数字・記号

数字はテンキー配置。右手側にはマクロで記号類を配置している。
テンキー配置は不思議と感覚的に打てるので快適。
このレイヤーの配置についてはこちらの記事を参考にして作成。

レイヤー2: ファンクション・カーソル

ファンクションキーを、レイヤー1と同じくテンキー状に配置。
余ったものは右手側に配置しているが、不格好なのでどうにかしたい…。
カーソルキーも同じく右手側に配置。WASDではなく、HHKBのカーソルキー配置と似せている。

以上の配置を、日々改善中である。

欲を言えば

せっかく色々キーマップを変更できるので、いっそQWERTYじゃない配置も試してみたいな、とも思っている。
ただ、仕事で使う以上慣れるまで時間がかかるのもな、と思いとどまっている。本音を言えば、キーキャップをはめ直すのが一番面倒。

キーボード沼にも底はある

短期間でメカニカルキーボード→HHKB→分割キーボード、と変遷をしてきて、とりあえずキーボードデバイス欲はかなり満たされた。
今は、これらをいかに使いやすくカスタマイズするかにだいぶ熱が入っているので、当分は別のキーボードに目移りすることはないだろう、と思う。

キーボード沼の浅瀬でちゃぷちゃぷしつつ、ベストなキースイッチを探しに旅に出ようかと思う。

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