作品名の書き方、こんなときどうする?──書籍の場合
「note」に限らず、ウェブ上や印刷媒体で文章を書くとき、文献を参考にすることがあると思います。その際、読者に正確な情報を提供するためにも、文献の記述方法を知っておくことは重要です。
今回は書籍名の書き方についてです。
まず、著者名と書名は最低限書きましょう。書名は二重鉤括弧(『』)で挟みます。著者名の後に「著」は不要です。
学術論文などで、より詳細な情報が必要な場合は、出版社名、出版年を続け、読点「、」で区切ります。最後に句点「。」を忘れずに。
共著書中の独立した題名は鉤括弧(「」)で挟み、所収されている本の情報を後に続けます。
副題があるとき、印刷媒体では倍角にしたダッシュ「—」(U+2014)で本題と結びます。ウェブ上では倍角にできないので、代わりとして横細線素片「─」(U+2500)2文字分を使うと、大抵のフォントで繫がった線を書くことができます。
文庫や新書などの叢書名は、書名の直後に丸括弧「()」(U+FF08、U+FF09)で表示します。
書名に鉤括弧をつけるのは、文中で一般名詞との混同を防ぐためです。また、2つの鉤括弧を使い分けるのは、書籍における包含関係を明確にするためです。
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