1番の成功者はちょっとだけ実力のある運の良い人という話
皆さんイグノーベル賞をご存知でしょうか?
イグノーベル賞は「人々を笑わせ考えさせた研究」に与えられる賞です。
今回はそんな2022年イグノーベル賞の経済学部門に関する話をしたいと思います。
その研究タイトルは「なぜ最も才能のある人ではなく最も幸運な人が成功することが多いのかを数学的に説明したこと」です。
こちらが論文のリンクです>>>Talent vs Luck
実験の概要
こちらの実験は1000人の20歳の人間が住む町でシュミレーションを実施しした。
各住民は同じだけの資産を持っています。
そして、各住民の才能を0~1の間の値を正規分布に従うように振り分けます。
また、住民たちは20歳から60歳まで半年に1度、計80回イベントを経験します。
そのイベントとは、50%の確率で何も起きない。25%の確率で幸運イベント。25%の確率で不幸イベントになります。
幸運イベントに遭遇すると自身の才能と同じ確率で資産が2倍になります。
不幸イベントに遭遇すると必ず資産が半分になります。
そして全員が60歳になったら終わります。
実験結果
そして、実験結果がどうなったのかというと、町1番の大金持ちは1番才能がある人ではなく、平均よりは才能があるなかで1番幸運イベントに遭遇した人でした。
その理由は才能が平均より少しだけある人はたくさんいるので、その中の誰か1人は幸運で大金持ちになれるからということです。
よって、お金持ちになるには才能よりも運の方が大切という結論で締めくくられます。
また、科学者に与える補助金をどう分配すべきか?という課題についても研究しています。
その結論は、優秀な科学者に多く出すより全員に同じ額を出すべきという結論になったそうです。
この実験から学べる事
この実験から3つのことが学べると思います
①もし、大成功したいならたくさん行動するべし
②成功者が必ずしも優秀とは限らない
③大成功してなくとも優秀である可能性はある
これらが私たちの生活に活きるかもしれませんね
おまけ
他にも多くの記事を書いているのでよければ見てみてください!
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