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コロナ時代の海外出張の入国審査

 皆様、時差ボケライフを満喫してらっしゃいますでしょうか?私は帰国のち、真夜中に目が覚めて、やたらと覚醒しています。

 前回、仁川空港での待ち時間で執筆した、アムステルダムでのPCR検査の受け方について書いた記事は下記です。

 ちゃんと事前に調べない私が悪いわけですが、ゴッホ美術館とアムステルダム美術館の予約をしていたのに、PCR検査を忘れていたため、慌てて PCR 検査を実施した話でした。結局美術館に行くのは諦めました。

 今回は海外出張からの帰国について少し思います。

ファストトラック

 長時間のフライトでヘロヘロになって、ようやく成田空港に着いた私。いつものように税関の書類を書いて、これで帰国できると思って空港内を歩いていたら、いつもと様子が全然違います。職員がアプリがどうの、wifiがどうのと言ってきます。ちゃんと調べていない私は「???」となり、再び背筋が凍る瞬間が到来しました。

 あとで調べてみると、MySOS というアプリをインストールして、事前に書類をアップロードしておけば、ファストトラックで短時間で審査が終わるようなのです。

 「あー、出張先であったアメリカ人がなんか言ってたなぁ」ぐらいの感覚で、よく分からない私は、赤色の画面の人々と一緒に列に並ぶことになりました。

提出が必要な書類

 提出が必要なものは下記の通り。

  • スマホ

  • パスポート

  • ワクチン接種証明書

  • 出国前72時間以内に発行された検査証明書

  • 厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対策質問票

 私は全ての書類を持っていたので、対応はできました。MySOS というアプリはインストールしていませんでしたが、空港で職員の指示に従いインストールしました。

 前回の記事でバタバタしながら取得した接種証明書は PDF でスマホに入っていたのでそれを提示時する形となります。ワクチン接種証明書はアプリと書面の両方で持っていましたが、実際は書面の方がすぐ出せるので便利でした。

 新型コロナウイルス感染症対策質問票は下記のサイトで事前に情報を登録しておきます。

 出力された 2D バーコードを PDF に出力して GMAL に送っておきましたので、当日はそれを提出しました。

 まぁ、ややこしいですよね。これだけ複数のものが入国に必要な訳です。もう少し分かりやすくならないかな、と思います。

唾液を使った抗原検査

 成田空港では到着後、唾液を使った抗原検査を実施します。パスポートに番号の書いてあるシールを貼られ、それと同じ番号が貼られたプラスチックチューブとロートを受け取ります。それに、ブースに入って唾液を 3 ml ほど出して検体として提出します。
 ブースの壁にはレモンや梅干しの写真が貼ってあって、唾液のサンプリングを促進するような仕組みもありました。昭和っぽい取り組みだと思いました。「梅干しの写真を見ても、外国人はそれがなんだか分からないだろうなぁ」と思いました。

 抗原検査にかかる時間は 30分程度。陰性だとパスポートに書かれている番号が呼ばれて、ようやく入国が許可されます。

 いつものように荷物を受け取って、税関の書類を提出し、ようやく入国することができたのでした。

自宅待機

 入国後の自宅待機の期間はワクチン接種の回数によって変わります。私は3回ワクチンを接種しているので、原則7日間の自宅待機となります。

おわりに

 いかがだったでしょうか?今回はオランダからのフライトだったわけですが、長時間のフライトの後に成田空港で複雑な事務処理や抗原検査を受けるのはなかなかのストレスとなりました。
 まぁ、事前に書類をアップロードして、ファストトラックを活用できれば少し時間は短縮できたのかもしれません。しかし、内容は全般的に複雑で、事前に全てのプロセスをきちんと把握できる人はいるのだろうか?と思うぐらい複雑でした。
 私は一応スマホを使える年代ではありますが、スマホに慣れていない高齢者などは、アプリを使う作業も多々あるので、対応が難しい場面もあるかもしれません。まだ、万人が海外に行くタイミングではないのかもしれませんね。徐々に入国規制が緩和されることを願います。

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