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家畜への感謝で心がつぶれる

.ロク|noteさんのイラストをお借りしました。
先日、養豚場と養鶏場に行く機会に恵まれました。敷地内を回りながらお話を伺いました。
お話によると私たちがスーパーで購入している『若どり』は生後4ヶ月齢であり、『ひね鶏』でも生後1年であると言う事。ちなみに鶏の自然寿命を検索すると3年から10年らしいです。
豚は年2回繁殖させ、6回で終了。その後は他の家畜用の餌となるそうです。つまり3年の命。豚の自然寿命は9年から15年らしいです。

そこにいる鶏や豚を見て心がつぶれるような思いでした。

矛盾していますが、鶏も、豚も私は食べます。スーパーの陳列棚で品定めをしている時に罪悪感はありません。知人が時々送ってくれる鹿や猪の肉。骨付きのもも肉を自分で解体しますが罪悪感はありません。釣りにも行きますが、釣った魚を食べても罪悪感はありません。

心がつぶれるのは顔を見る時です。なんだか自分がそこにいる家畜になってしまったような錯覚を持ってしまいます。そして、天寿を全うさせない事への罪悪感。自分が殺されるような錯覚。
なのに自分が生きる為に食べるのを止められないと分かっているからこその感情の重圧。

『いただきます』日本にしかない言葉です。
『あなたの命を頂きます』という感謝の言葉です。
『私はあなたを食べます。あなたは私の中で共に生きてください。』そんな感謝の言葉が浮かんできました。

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