今週の映画
今週もメキシコホラーとインドの映画を観ましたよ。
El libro de piedra (The book of stone) 1969年、メキシコ映画
今回も結構大事なことをセリフで説明してしまう作品だったため、一部分からなかった。作中ほとんど出て来なかった「石の本」が何で題名になるんだろうかと思っていたら、Wikiによって判明。石像が持っていた本(メキシコの二宮金次郎かと思うような石像だが邪悪)がキーだったのか。私のスペイン語力では分からなかった。残念。それが分かったらよかったな。とは言え思い出してみると、『ねじの回転』を思わせるお屋敷ホラーでありつつ、黒魔術を絡めて嫌な感じで終わってくれた。子供の奇怪な行動は本当に怖いッ!
こちらはインドのマラヤーラム語映画。漁村のゴゴゴな兄弟のすったもんだと再生を描く。面白い。海街diaryをインド兄貴版で描いたようなやつ。一方でどんどんサスペンス要素が増していく嫌な感じも上手い。こんなハンサム兄弟なんかいないだろって思うけど、マラヤーラム映画で見かける顔がちらほらと。これ観たらインドの男が無職でも結婚しようとか言い出すのは割とあることなんだなと確信。うわー…。また下の階層への差別もはっきりあり、しんどい社会だなと改めて思った。インド男の色んな種類のダメさを抽出した作品。逃げるか、戦うか。
今週は、念願の『Laal Singh Chaddha』を英語字幕で観られたので本当に嬉しかった。しかも楽しめたし。仕事も新しい局面を迎えそうで、毎日疲れて暗い考えばかりがよぎるが、もうここまで来たんだから、私もラールシンチャッダを見習って流されていこう!
私達は運命をコントロールしているのか。或いはただ流されるだけなのか。どちらも少しずつ真実なのだ。