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【仏教の答え】変わる世界で自分を変える勇気
コロナ禍で世界は変わる。
これはもう間違いなさそうです。
いろいろな不安が世界を包み込むなか、
自分がどうしていけばいいのか、
仏教的な視点から少し考えてみました。
あんまり悲観的なのもどうなの?
極端なイエスかノーの意見が目立ちますね。
〇〇に賛成か、反対か!
新型コロナウィルス感染拡大VS経済の維持
私も意見を求められることもあるのですが、どうもこうした対立構造の中で何かを考えていくことには違和感があるのです。
最近の状況を端的に言葉にすると
「このままじゃヤバイ」
だと思っています。
感染拡大にしても、経済的な状況についても何かしないと、この世が終わるんじゃないかという雰囲気が漂っています。
たしかに、この1年の変化は世界を大きく変えることになりそうです。
たしかに、現在の状況で言葉では言い尽くせないほどのつらい状況を生きておられる方も少なくないでしょう。
しかし、
つらい状況に生きていた人はコロナ禍以前にもいらっしゃったのです。
コロナだろうが、なかろうが、それでもつらい状況が続いている人はたくさんいらっしゃいます。
そもそも、私たちの人生は
「明日が分からない」
というのは当然のことなのです。
今までしていた仕事が続くかどうか分からない。
今ある命が明日あるかどうか分からない。
今まで目をそむけていたことが目の前に出されただけです。
そんなに悲観することはありません。
あんまり楽観的なのもどうよ?
一方で、「経済のため」と言って、安易にいろんなことをはじめてもいいかというと、これにもまた違和感があるのです。
感染症の歴史を辿ってみると、その原因は人類の進歩であることは間違いなさそうです。
その地域のみで生きているときには、新種のウイルスは発生しにくいし、それが世界的に広まるということもないそうです。
人類が鉄道をつくり、船、飛行機と進化をとげ、
現代のような世界中を一つに繋げられようかというタイミングで、
私たちは新型コロナウィルスと向き合うことになりました。
これは人類に対する警告であると私は考えています。
最近ではSDGsをはじめ、人間がどのように生きていくことが、
「持続可能なのか?」
ようやく本気で考えられはじめました。
私たちは今の自分の生き方が人類をどういう方向に導くのか、
そして、
「本当の幸せ、豊かさとは何か?」
あらためて考えねばなりません。
今までの、「遠くに旅行して、美味しいもの食べて、いいもの買ってが幸せ」という価値観から少し次のステージに進まねばなりません。
お釈迦様ならどう理解されるか?
お釈迦様は、「諸行無常」と仰いました。
世界も自分もあらゆるものが移り変わることが当然であると仰いました。
諸行無常、
— 武田正文【仏教×心理学】 (@takeda394) November 1, 2020
あらゆるものは移り変わる。
個人的には、
「世界は変わる。あなたもずっと変わり続けなさい」だと思っています。
守りに入りたい気持ちもあるけど、常に変化しながら成長できる自分でありたいと思っています。
仏教をとことん前向きに解釈していくのもありです。
この1年、私も自分がどう生きていくのか、問うて行く時間が増えたなと思っています。
諸行無常は、自分の力が衰えたり、上手くいっていることが続かない、というネガティブな意味合いに使われることも多いです。
でもこのツイートをしたときに、
「いや、まてよ。ポジティブにとればいいじゃん。」
ということに気が付きました。
「常に変わる」=「自分もいつでも成長できる」
じゃないかと。
そう考えると、今の不安な時代の中で、
「自分の当たり前が崩れていく不安」から、
「自分が自由に変わっていける勇気」に代わるんじゃないかと思っています。
みんながポジティブに変化できるヒントを仏教の中から少し提供できたらなと思っています。