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音をつむぐ④(活動履歴編4)

【20代中盤での楽曲提供のこと】

前回の記事「音をつむぐ③」では、20代中盤の頃の話を色々と書きました。

【20代後半の音楽制作】

25~26歳にかけては、メジャーでの楽曲提供やラジオのジングル制作などいくつかの仕事の依頼がありました。
ただ、安定して生活できるような仕事依頼があるわけではなく、バイトをしながら生活をしていました。

【Studio Nest】

大学を卒業してからは、千葉県の東船橋で独り暮らし。バイトがない休日は、スタジオへ行って練習やレコーディングをしていました。新京成の「薬園台」という駅から徒歩7分のNESTという音楽スタジオ。

今思えば、とても贅沢な時間で、とにかく楽曲を制作すること以外は考えていなかったと思います。
僕はこのスタジオネストに育てられたと言っても過言ではありません。19歳~20代中頃までお世話になったスタジオです。この場所で1960年代、1970年代のイギリス、アメリカ、日本の様々な音楽シーンのこと、ミュージシャンのことを教えてもらい、スタジオにくる地元のプレイヤーの方たちにもレコーディングに協力してもらったり、時には朝になるまで音楽についてディスカッションしたりしました。

【スタジオに集うミュージシャンと作った楽曲】

その時に作った中の1曲が「Beautiful day」という曲です。1999年27歳の時の作品。

■「Beautiful day」
Music and Lyrics by Takemoto Akihito

Vocal&Acoustic Guitar : Takemoto Akihito
Guitar : Uno Masayuki
Bass : Yamazaki Yohichiroh
Drums : Kikuchi Kenji
Recorded by Studio NEST

スタジオネストのオーナーであるKenさんはドラマーでもあり、音楽をこよなく愛する人です。この曲のドラムもKenさんにお願いしています。僕はKenさんの出すドラムの音が本当に好きでした。

「Beautiful day」はスタジオネストで出会ったミュージシャンたちと作り上げていったもので、この楽曲を聴くと、当時の熱い思い、スタジオの中での風景が蘇ってきます。

今でも僕はスタジオにミュージシャンが集まり、生の音を出し合って録音するほうがいいものができると思っています。特にプレイヤーやエンジニアのひらめき、アイディアを取り入れることで、最初のイメージを超えて、楽曲に奥行きやひっかかりが出てくると思うからです。そこに必要なのは互いにリスペクトしていること、そして、音楽への飽くなき探究心と愛情を各自が持っていることで、そういう条件が揃えば、スタジオ内に創造的な空間が広がります。

【なかなかうまくいかない・・・】

「Beautiful day」を制作したのが1999年。僕は27歳になっていました。一生懸命になればなるほど・・・うまくいかない。手応えがなく、なんとなく過ぎていく日々。一度は音楽業界の中で楽曲提供などの経験をしたりしましたが・・・。

人生は色々なことがあります。人生にはうまくいかないこと、泣きたくなるようなこと、どうしようもないことなどがたくさんあります。
そんなことを正直に書いて、読んでくれた皆さんが何かを感じ取ってくれて、明日を生き抜くチカラになればと思っています。

会社員をやりながら、本気で音楽活動もやりたい方の参考になればとも思って書いていますので、表現活動をされている方など繋がって頂けますとうれしいです。ぜひ、次回はメジャーでの楽曲提供などが続かず、どのように音楽と向き合っていったかを書きます。読んで頂ければ幸いです。


【takeプロフィール】
千葉県在住。会社員。
ライフワークとして音楽活動を続けています

★メジャーレーベルへの楽曲提供実績はこちら⇩

最後まで読んで頂きありがとうございました。