國學院大學博物館
8月下旬に珍しく渋谷への出勤が続いておりまして
せっかくなので國學院大學博物館に寄ってきました𖤣𖥧𖥣。𖥧 𖧧𖤣𖥧𖥣。𖥧 𖧧
【2024.8.23 (FRI)】
静かで居心地の良い、洗練された空間だった
並々ならぬこだわりを感じました
國學院大學博物館HP
http://museum.kokugakuin.ac.jp
現在は
神輿 つながる人と人
という企画展をやっています
全体的に照明が落とされていること、入口から半地下になっている雰囲気、石積みを模した壁に誘導されて、ひんやり静かで、外は猛暑だからこそふぅぅ〜と一息つきたくなる環境でした
実際、入ってすぐのところが動画鑑賞ができるロビーのようなスペースになっていて、お祭りの動画を見ながら椅子に座って一息つきました
企画展スペースの他にも、國學院大學の専門分野であろう常設展が充実していて、さらに校史についての展示スペースも設けられていました
企画展「神輿 つながる人と人」のはじまりにあったキャプションより
見て!!!付喪神 可愛い!!!
國學院大學図書館が所蔵する《付喪神絵詞》つくもがみえことば
歳末の大掃除で捨てられた器物たちが付喪神となり、変化大明神を祀って列を為しているところらしい
江戸時代後期(室町時代成立)とのこと
少なくともこの頃、こんな付喪神がイメージされていて、現代に伝わっているのね
両側の紙はまだまだ巻かれてますけど、ぜーんぶ付喪神たちの行列が描かれてるかと思うとドキドキします𓀥𓀤𓀠𓀥𓀤𓀠𓀤𓀥𓀠𓀤𓀥𓀠
畠中恵さんの『付喪神貸します』とか『しゃばけ』シリーズ大好きで·͜·ᰔᩚ
また続き読みたい
飾り立てられた鉾、「剣鉾」
縁起物や動植物、鯱(しゃち)や龍などの空想上の動物などで飾った「剣鉾」は、神興が通る道を清める意味があるそうです
国井応文の筆で、明治10年(1877)の作
こちらは、國學院大學デジタルミュージアムで公開しています
これすごいです
まるでウォーリーをさがせ
こんだけの人口密度、書き手には頭が下がります
舞台は明治の札幌
明治32年に行われた札幌神社(北海道神宮)で、鎮座30年記念の祭礼の様子
現在の札幌まつりでも同様の祭礼があるようです
これぞ神輿!!
/•᷅•᷄\୭ postcard /•᷅•᷄\୭
《葵祭図屏風》西村楠亭筆
《稲荷神社両御霊神社私祭之図》国井応文筆
どちらも國學院大學博物館蔵✧*
《稲荷神社両御霊神社私祭之図》(右下)は前述の通りです
《葵祭図屏風》(右上)
こちら実は、企画展内で展示しておりませんでした
出品リストを確認しても展示替えがある様子ではなかったので、今回の企画展では取り上げられていなかったのだと思います
…が、ミュージアムショップで並ぶポストカードの中でダントツで気に入った!!!!!!
この色味!薄暗いなかに明るさを感じます
多数展示されていたお祭りの行列や神輿を担いでいる人混みを拝見しましたが、このごちゃっとしすぎないながらもたくさんの人が列を成している様子が絶妙で、私好みの人口密度(?)だったことが、大好きポイントです
図屏風ですし、ポストカードにも屏風の境目である線が入っているので、実物大は大きいのでしょうね
もし見る機会に恵まれたら嬉しいです
最後に、、、
こちらの國學院大學博物館のパンフレットの表紙に乗っているこの煌びやかなやまと絵はなんという作品なのか、、、
ちょっと調べた感じだと分からなくて、、、私の検索活動は続きます
それとここの本当にすぐ近くにあります山種美術館に近々行きたい
【完全なる余談です】
最近Threadsで、「きれい」の「き」と「きたない」の「き」は同じ由来なのか?みたいなポストに、漢字で考えると全くことなりますねという回答と、さらに専門的に突っ込んでいき、國學の分野での回答をしていたポストがあって、あーー懐かしいなぁと思った次第です。こういう研究というか調査が大好きだった。ただ本当に気になることが膨大すぎてきりがないとお手上げだったことも事実である。
國學…どう考えても好きな分野️ᝰꪑ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?