中小企業診断士として初の顧問契約終了を経て形になった私の経営理念
2018年の中小企業診断士活動が今日納まりました、武井です。
中小企業診断士になってから5年目。あっという間でした。駆け抜けました。
そんな中、この12月、顧問先との契約終了という初体験したので、今回はそんな話を経て考えたことを書きます。
(企業名はA社としますが、社長からは執筆に関し快諾いただいています。)
【目次】
1年半前の出会いがこうなるとは……
ベッタリしているだけでいいの?
自分の経営理念って考えたことありますか?
1年半前の出会いがこうなるとは……
集客に悩んでいる会社があるんだけど、サービスが女性向けなので女性の診断士がいたら紹介してほしいって頼まれたんだよね。武井さんどう?
A社との縁は、中小企業診断士が所属する研究会(と、その後の懇親会)で私の話を毎回丁寧に聞いてくださった中小企業診断士の先輩がきっかけでした。
懇親会で飲んでるだけじゃないんですよ、本当に。
最初はスポット案件だったのですが、「この半年~1年でしっかり変えたい」という要望をいただいたので、より深くA社を支えるべく、顧問契約をしていただきました。
その後、社長だけではなく集客担当者と、リアルでもオンライン上でも情報交換を綿密にし、結果、顧問契約をしてから3か月後くらいから集客につながるような反応が出るようになり、半年を超えた後は、私のフォローが不要になるところまで、自社で集客をすることができるようになったのです。
ベッタリしているだけでいいの?
今回、A社の担当者たちが自社で集客するノウハウを獲得できたと感じたので、社長にお願いをして顧問契約を終了してもらいました。
定期的な利益を得るなら、顧問契約はキープしておきたいものなのかもしれません。
しかし、顧問契約をする理由になった事象が改善できているのに、私自身がいつまでも会社にベッタリでいることはA社にとっても私にとっても前向きでないと感じました。
中小企業診断士になると、いろいろな先輩に出会います。
中には「売上を上げる中小企業診断士が是だ」という先輩もいます。
考え方の一つとしては、正しいのかもしれませんが、私は違和感を覚えます。
なぜなら、私はお金儲けがしたくて中小企業診断士になったわけではないから。
生涯ずっと人・会社を繋げる役割を続けていきたくて、中小企業診断士になったから。
顧問契約を終了しても、困ったことがあれば相談してもらえればいい。
そういう“街のお医者様”のような存在でいることこそ、私が中小企業診断士になった理由があります。
自分の経営理念って考えたことありますか?
今回、顧問契約を終了しようと思った時に、ふと思い浮かんだのが
“みんな笑顔”
という、私なりの経営理念でした。
経営理念というか、自分の信念を、ようやくひとつの言葉として紡ぎだせたような気分です。
言葉にしたら、笑ってしまうほどシンプル。
誰でも思いつく言葉かもしれません。
しかし、自分の信念と、中小企業診断士としての活動を重ねてきたからこそ、形になった言葉ではないかと感じています。
顧問契約がひとつ終わることになって、収入的には大きなマイナスになります。
とはいえ、A社との関係は終わっていません。今でも相変わらず別件での相談は受けています。
そして、この1年で今まで以上に、私が貢献できそうな場所への種まきが多くできました。すでに芽吹いている案件もあります。
なんのために中小企業診断士になったのか。
中小企業診断士としてどんな貢献をするのか。
今、もしモヤモヤしている人がいるなら、この機会に自問自答してみてはいかがでしょうか。
そして、そのモヤモヤを解消したいなら、自分で動くのはもちろん、周りにいる中小企業診断士に問いかけてみてください。
私の経験上……ではありますが、自分が想像している以上に「なるほど!」なヒントをGETできるはずです。
私自身も2019年に攻めの体制を強められるよう、自問自答を繰り返します。
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私たちのチームが所属している中小企業政策研究会が2019年1月20日に、年に一度の所属全チーム紹介会を実施します。すでに中小企業診断士になっている人はもちろん、試験合格者も参加可能です。紹介会の後は“例の”懇親会もあります。懇親会も込みで、私たちのチームやほかのチームの活動状況を見聞きしてみませんか?
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以上、私からの2018年ラスト投稿でした。
一緒に良い年を迎えましょうね!