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暇だったので哲学・思想をカテゴリー分け、まとめてみました。(2024.9時点)

はじめに


「この世界とは何か?自分とは誰か?」

ふと、この世の中は知らないことが多すぎるなと思ったことがキッカケで好奇心が掻き立てられ、真理・幸せ・自分哲学を同時並行で追い求める大人のプチ自由研究 (第二次中二病とも言う)としてスタートしたジブン哲学・思想のシリーズ。

そもそも、個人の哲学・思想は決して普遍的なものではなく、人生を進めていく中で必ず変化する。その前提で、時々に自己哲学 (=価値観)をもつ。普遍的な哲学を持つと自分を画一化してしまうので、絶えず哲学を新陳代謝していくことが重要だと思い、備忘録的なノートとしてまとめた。(追記=太字部分)

<価値観のカテゴリー>
①「己」について
②「生・死」について
③「人生」について
④「他者 (家族、友人、その他)」について
⑤「世」について
⑥「幸せ」について
⑦「愛」について
⑧「知」について
⑨「宗教」について
⑩「哲学」について

中には読んだ本のフレーズやXで見た投稿をそのままペーストしたものも含まれるが、何かしらの気づきや参考になれば幸いです。

①「己」について

・まずは自分を知り、尊敬することから始める。それが他者を愛し、愛されることへの一歩。

・それぞれの価値観のもと、無条件に相手の存在や、それぞれの幸せの形があることを認める。たとえ批判でさえも受け止めることこそが本当の意味での多様性である。

・他人の権利を侵害したり迷惑をかけなければOKな自由主義。ただし、どこまでが権利侵害か?迷惑かは人によって異なるのであくまで蓋然的

・自分が何者なのか?を知るためには内省しベクトルを自分に向けなければいけない環境・時間を作る。(例. 一人旅に行く、一人で山に登る)

・メンタルダウンした時は、実例に対して過去どんな対処を行ったか、仮想的にどんなシチュエーションがあり得るか?メンタルダウンした時のマニュアルを作ると良い。暇な時間が多くなると、不安や後悔が思考に侵入してきます。必要なのは元々のメンタルの強弱ではなく、「回復させる」スキル。

・<わたしはだれ?>という問いには答えはない。自分の内部には存在せず、社会や他者にとっての1人であることで初めて存在を見いだせる。

・自分のアイデンティティや哲学は確固たるものでなくても良い。気負いしなくてもすべて本当の自分なのだから。そしてその変化を肯定的に捉える。

・性格はほぼ家庭環境と遺伝らしい。遺伝が半分から三分の一

②「生」と「死」について

・死別に関しては純粋経験としてあれこれ考えず、そのままに出来事を受け止める。そのままに悲しみを受け止める

・人間のどんな行為も不死で、世界に響いている。つまり永遠に生き続けている

・死生観=今をどう生きるか?

・秩序あるものは必ず、秩序が乱れる方向に動く。これが宇宙の大法則であり生命に最も当てはまる。

・大切な人が亡くなったとしても、その人を自分の中で生きさせることで向き合う

・全ての個体生命が命を懸けて成し遂げようとしたことは、次の世代に引き継がれる

・死が怖いのは死そのものではなく、死の条件によってである。

・死の喪失感は、その時々は辛くてもやがて他の人が空白を埋める

③「人生」について

・人生を二毛作にする。20歳から80歳までを仕事するとして、前半30年と後半30年に分ける。2つの仕事がつながっていても良いが、まるでかけ離れていれば、いっそのこと面白い。

・人は30代前半までに哲学を構成する原体験をすべて経験する。

・あえて人生死なない程度に失敗しておいたほうが良い。その経験はいずれ人生の有用な道具になる。

・そもそも「時間」や「年齢」とは単なる幻想で、人によって健康や若々しさには個体差があるもの。特に出産や定年などの「適齢」というのは人間が便宜的に創り出した基準でしかない。

・ベストは選択肢とは、損得ではなく自分が選択肢に対していちばん楽しそうな感じがするか、情熱を感じるか?

・人生を変えるキッカケは、常に人との出逢いだったり、本や映画との出逢い

・全ての出来事・出逢いは正しいタイミングで起こり、意味がある。生きていることさえも。

・「何もしていない」ことが、何かの「はたらき」になっている場合もある。つまり、大きく見れば『無用』と思うことも役に立つことがある。

・ナマケモノ哲学の実践。現代には「なまける時間」が必要である。

・将来の道は、一直線でなくてもいい。寄り道したり、同じところをくるくる回ってもいい。誰かの人生ではなく、自分自身の人生なのだから。人生に関わる決断は、自分のペースで時間をかけて答えを出して考える。

・ヒトだけが持つ能力=自分のなんとなくの寿命を把握できる。だからこそ未来や死を逆算して考える思考がある。

・深くて暗い井戸の底に一人でじっと座っているような時期がないと、人生に深みと広がりが出てこない

・人生「大丈夫じゃないけどやるしかない」という事が多すぎる。

④「他者 (家族、友人、その他)」について

・「嫉妬」と「うぬぼれ」は友をなくす。

・信頼関係があれば、親密な感じに頼らない。物理的に遠くにいても互いを思い合える。

・「他人と一緒にいよう」「共感しよう」というだけでは孤独は解決しない。他者の存在を認め、理解し、応答しようとする態度を持ち続けるによりみんな同じように喜びや苦しみを抱えて生きていることに気づく=孤独解消

・人間関係は、人生最大の喜びにも、最大の苦しみにもなる。

・真の意思疎通をするには、自分の考えを全てさらけ出して相手の思考世界に深く入り込む必要がある。稀に双方の瞬間的一致(ビビッとくる)が発生することも。だからこそ価値観の合う人、意思疎通が取りやすい人は稀にしか現れないレアキャラなので本当に大切にするべき存在。

・対等な関係を気づけず人の上に立とうとする人は孤独⇢劣等感

・1人は楽だし好きだけど、「どうでもいいことを報告する相手がいない」ことが孤独の一種である。

・本を読み楽しめる人は1人でいることが苦痛ではない。

・孤独への対処に関して要になるのは「他者をどれだけ信じることができるか」。互いに信頼し自立している関係が心の結びつき。そのような二人は離れていても寂しく感じることはない。

・人生において、ある時には「友情」を深く考えなければならない時が来る。(例.友達に裏切られた時、身近なところで友達がおらず、孤独を感じ友達を作りたいと感じる時など)この時、友情が「本物の友情と、それ以外ではない」という考え方を持つと、致命的なミスを犯す。だからこそ、私達は友情を多様な概念として考える必要がある。

・男女の友情を可能にするには?
(異性の)友達とどんな存在・関係でいたいかを自分で決定すること。(他者の主体性を尊重しながら)

・私たちは「仮面」を被り、「キャラ」や「ペルソナ」を使い分けて社会で生活している。とはいえ、閉鎖空間でいつも同じ分人を続けるのはストレスなので全く矛盾するコミュニティーに属し多様な自分らしさに身を置くことが重要

・ほぼ間違いない事実として、人に好かれようとすると、嫌われる。人に嫌われてもいいと思うと、好かれる。

・人間関係は『近づきすぎると壊れる』傾向がある。ちょっとだけ人間関係がうまくいくコツは、「知りすぎない」こと。お互いにきらいにならないために「知りすぎない」、きらわれないためにも「知られすぎない」。だれとでも心のスペースが必要。

・「嫌われるのが怖いから言わない、やらない」を選択すると、「自分の感じていることは他人から嫌われることである」と決めつけたり「自分は他人から嫌われてはならない」という信念を強めたり「他人はありのままの自分を嫌う」と思うようになり勝手に憎しみ出したり、何もいいことない。

⑤「世」について

・世の中ぜんぶ仮説に過ぎない中で、「とにかく常識を疑うこと」によって世界の見え方、感じ方は変わる。

・全ての出来事には意味を持って起こる。大事なのはそこから何を学び感じ取るか?ある意味、この人生で起こることはすべて中立であって、良いことも悪いこともない。

・普段の生活をしていれば、小さなセレンディピティのようなことは毎日のように起こる。思いつきを大事にする。

・遠い世界のことが叫ばれようとも、身近な世界が変わらないうちは人は動かない。

・生命が地球に誕生する確率=25メートルプールにバラバラに分解した腕時計の部品を沈め、かき混ぜてたら自然に腕時計が完成し動き出す確立なのでギャグみたいなもの。

・「自分」が生きるこの宇宙を作ったのは「自分」であり、認識できるすべては「自分」である=この世界の創造主は「自分」。結局のところ。存在を信じられるのは、「自分」が知覚をしているから。

・時間は存在しない。過去も未来も存在しない。あるのは「今」だけ。

・世界を受け取る時に自分を中心に置き、自分なりの捉え方で受け取る。世界が素晴らしさを失う時=みんながステレオタイプに支配される時 

・不安な人は焦燥し衝動的になる。独裁者は人民の不安を煽りコントロールする

・実際のところ、「生まれないことが本人にとっても他人にとっても一番幸せだった人」は確実にいる

⑥「幸せ」について

・幸福な人生=外に求めるものでも運に頼るものでもなく、自分自身で決めるもの。

・「今日よりも明日が幸せにならない」と思う時「人はいまが幸せ」と思う。幸せになるには、自分が幸せかどうか?を考えないこと

・「能力が高い」→「成功する」の因果関係は幻想。何が「能力」とみなされるかは、時代によって大きく変わる。いわゆる「能力の高さ(低さ)」も、かなりのところ偶然による。ただ、人間の脳はえてして、偶然を必然と捉えてしまいがちなエラーを抱えている

・人生にとって本当に重要なのは、便宜的に社会が個人に押し付けた「能力」や「成果」というフィクションから、自身の価値を丁寧に切り離して、守っていくこと。ただ、世の中は普遍世界 (誰でも分かりやすい数字で評価される世界。実績、職歴、年収など)中心で動いていることを認めつつ、両者の世界を切り分けて生きなければいけない。

・「何者かになる」とは、ここまでの言葉で言えば「普遍の世界において承認を得ること」にほかならない。そしてそのすべてが、いずれ消え去る。

・理性だけだとつまらない。時には欲望も適度に放任しコントロールするバランスが大事。それを無意識に実践している真の知恵者は歴史に登場しない市政の名もなき隠者 (ex. 田舎のおばあちゃん)

・常識的に見れば、貧困は決してありがたいものではないが、人間を育てる経験としてはかけがえのない力をもっている。長い目で見れば、人間の力をのばしてくれる味方。

・今ある幸せを感じ、足るを知ることができる者は、必ず大きく前進することができる。しかし、知る幸せより、知らない幸せのほうが大きいのか?自分の中の仮説としては、どちらかが幸福ではなくて両者交互に介在している。もしくはどちらも不幸

・なんだかんだ言って人には人との繋がりが必要で、幸せに直結する。

・モノも情報も得れば得るほど段々とエスカレートしていき、欲望に終わりはない。だからこそ「どこまで得れば幸せなのか」「どこまで捨てても幸せなのか」の見極めはしっかりと決めておきたい

・インターネットやSNS社会で心安らかに生きるコツは、 あえて嫌いなものをわざわざ確認しに行かないこと。

・病む原因第1位「ただの考えすぎ」

⑦「愛」について

・愛と憎しみは表裏一体で、誰しもが持っている先天的なもの。理性と感情が備わって始めて人間のよさが発揮される。

・愛の発達に少しだけ遅れて性欲が伴うぐらいが丁度良い。

・話題を選び、自分をよく見せようとする努力は長続きしない。

・自分は優れているという自信がないために、相手より優位に立とうとする。愛を強制しようとする人、相手を支配しようとする人は実のところ「自信」がない。自信がない人は「嫉妬」をする。自信を持つためには自分を個性として理解すること。個性的な人間ほど嫉妬的ではない=他の人を比べようが無い

・愛の長続きで大切なのは「自分は一人でも生きられる。それでも2人で居たほうが、同じ経験を共有する喜びを持つことができる」を考えること。

・恋したばかりの人は寝ても冷めても好きな人のことを思うが、一旦相手が自分を愛してくれていると確認してしまうと、相手への関心が急速に冷めてしまうことがある。そのような人は相手をただ征服、所有したかっただけ。

・他者への愛=他者が他者であることを肯定すること。違いや変化を認める

・他人をすごく嫌な気持ちにさせているのに「これが自分らしさだから」という態度は、何の言い訳にもならない。

相手に大切にされてるかどうかは、されて嫌なことを「やめてほしい」と伝えた時の対応に顕著に現れる

・別れると思ってなかった人と別れてからが人生の本番

⑧「知」について

・体験だけでなく、後で考察しなければ意味がない。

・本は自分で買って読む。人からもらった本や図書館の本は他力本願的なところがあるので身にならないことが多い

・本は読み捨て。忘れるに任せた後に心に刻まれたことだけが、知となり財産になる。

・外国の知識や偉人の教え、尊敬する人の言葉など他者を頭からありがたがるのはいかにも情けない。それに頼りきりではオリジナリティは生まれない

・いくらすぐれた本を読んでも、こころを許した仲間と心おきなく語り合う、おしゃべりに勝るものはない。

・新しい思考をするためには、机に向かってはいけない。外に出て、あてどもなく歩いていると、新しいアイデアが浮かぶ。

・分からないことにぶつかってウンウン苦しむ。それこそが芸術の輝きであり、同時に人間の輝きでもある。本人はしんどいけれど、人間としてはそのつど生まれ変わっているから新鮮で美しい。

・人の体が食べるものからできているように、人の精神は読むものからできている。

・本を読み楽しめる人は1人でいることが苦痛ではない。

・感性に惚れてしまったら、一生忘れることはない

・「地頭の良さ」というのは、「僅かな情報から、多くの事象を読み取る能力」だと考えている。 実際、「地頭が良い人」から得られる情報の中で最も貴重なのは、「思考の切り口」だ。 「そのような見方があるのか」との気づきを与えてくれる人々と話すのは、刺激的で、心地よい。

・なぜ「学生の時にもっと学んでおけばよかった」と言う大人が多いのかというと、大人になると、学生の時に学んでいた人との越えられない壁を、否が応でも認識させられるからである。

⑨「宗教」について

・「宗教」とは物語で世界を説明するもの。一部の宗教は時に平然と権威による抑圧や無根拠な同調圧力を生み出す。

・宗教もそうだが、LGBTもSDGsも地球温暖化も戦争も、一部の人が誇張(虚偽)表現をして真面目にやってる人の足を引っ張りまくってる図が漏れなく発生する

・日本人は無宗教者である。という論評は間違い。総じて”日本教”信者であり、無意識に刷り込まれた世界で最も強固な宗教。天皇は「日本教徒」の大司祭。法皇に近い

・宗教同士に起こる争いごとに「互いが交われば相互に理解できる」と考えている人が多いが絶対にそう考えてはいけない。

⑩「哲学」について

・「哲学」とは論理で世界を語る学問。文化や地域を超えて共有可能な普遍性がある。

・「そこそこ不幸」か「そこそこ幸せ」な人が哲学に興味を持つ。

・将来的に変わる可能性があるという前提でその時々に自己哲学 (=価値観)をもつ。普遍的な哲学を持つと自分を画一化してしまうので絶えず哲学を新陳代謝していく

・哲学者の教えが絶対では決してない。それぞれの時代背景が違えば思想や価値観も違うから。その中でも時代を超えて説得されるものや現代を生きる僕たちが共感できるものをピックアップする。

さいごに


そうカッコつけて生きなくて良いんです、わたしたちは6割水なんだから。




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