東大読書ノートの使い方 〜整理読み〜
前回の投稿では、「取材読み」を行うための機能をご紹介しました。
今回は「整理読み」を行うための機能をご紹介します。
前回に引き続き、「お金2.0」を例として取り上げます。
目次を自動で登録する
左から3番めのタブを開くと、「整理読み」のための機能を持った画面が表示されます。
画面中央の「目次を登録する」をタップすると、目次を自動で登録することができます。この処理には最大で1分ほどかかることがあるので、しばらくお待ち下さい。なお、処理中に画面を切り替えたりしても大丈夫です。
目次が登録されました。
目次の粒度は本によってまちまちです。章だけが登録される場合もあれば、更に細かく節まで登録されることもあります。
自動登録された目次の内容では気に入らない場合、後述する目次の手動登録機能を利用し、自分の好きな目次を作成してください。
また、本によって目次データがなく、目次が自動登録されない場合があります。その場合も同じように後述の目次の手動登録機能をご利用ください。
目次を手動で登録する
画面右下の+ボタンをタップすると、目次の登録をすることができます。章や節のタイトル文を入力して保存してください。
追加で登録した目次はリストの最後に表示されています。ここでは「お金とは何か」という章を上から3番目に持ってきたいので、目次の並べ替えを行います。
画面右上のアイコンをタップすると、並べ替えモードになります。移動したい行の右端をドラッグして好きな位置に並べ替えてください。終わったら右上のチェックマークのアイコンをタップして保存してください。
要約読み・推測読みをする
目次(章・節)の一つをタップすると、その章・節の推測文、要約文を登録できる画面が表示されます。
例えば「お金とは何か」という節を読む前に、その節にはどんな内容が書かれているかを推測し、ここに登録しておきましょう。これは東大読書で紹介されている「推測読み」です。
続いて、「お金とは何か」の節を読み終わったら、その節の要約を考え、ここに登録します。これは東大読書で紹介されている「要約読み」です。
東大読書では、章・節のまとめを30字以内で書くことを勧めています。本アプリではこれに倣い、要約文が30字以内かどうかを表示する機能を用意しています。
要約文を登録すると、以下のように文字数とアイコンが表示されます。30字以内だと、緑のチェックマークアイコンに変わります。要約文を作るときに活用してください。
目次一覧画面でもアイコンが表示されます。
本全体のまとめを登録する
「要約読み」の仕上げは、本全体のまとめを作ることです。目次一覧画面を一番下までスクロールすると、「本全体のまとめ」という行が出てきます。これをタップしましょう。
ここでは本全体の要約文を登録することができます。東大読書では本全体のまとめを140字以内で作ることを勧めています。本アプリではこれに倣い、要約文が140文字以内かどうかを表示する機能を用意しています。
本全体のまとめをシェアする
画面右上のアイコンをタップすると、本全体の要約文をSNSなどにシェアすることができます。要約文を積極的にシェアして、いいねやコメントをもらい、読書のモチベーションを高めていきましょう。
まとめ
東大読書の3つ目のステップである「整理読み」を行うための機能をご紹介しました。
本を読むうえ一番気をつけなければいけないのは、「わかった気になってしまう」ことである。
私は著者のこの言葉がとても響きました。各章を読み終えたとき、本を全て読み終えたとき、自分はその内容をきちんと理解できたのか?
「整理読み」を通してしっかりとチェックしながら読書をしていきましょう。
次回は東大読書の最後のステップである「議論読み」を行うための機能をご紹介します。