世界でただ1つ、KURA COCOLONOが持つ陶芸技術の習得を目指して-独自コンテンツをオープンにする試み-
一昨日、初めてKURA COCOLONOの夜のMENUをお客様に楽しんでいただきました。
KURA COCOLONOについて
普段は昼のMENUだけですが、陶芸窯から出る炎の美しさを見たい!と強く要望された方のみのMENUとなっています。
昨日、夜のMENUを体験された方からこんな質問を受けました。
「陶器の焼き直しという文化はどこにあったのですか?」
これは声を大にして言いたいのですが、KURA COCOLONOだけです。
N.Y.を拠点とするHEAPS MAGAZINEさんにも紹介していただいたり、LEXUS DESIGN AWARDでも評価を受けることから分かる通り「陶器の焼き直し」が体験できるのは世界中でKURA COCOLONOだけです。
HEAPS MAGAZINE
LEXUS DESIGN AWARD
なぜKURA COCOLONOだけなのか
どの陶芸の産地に行っても、陶器を焼くために使う道具は「電気窯」か「ガス窯」がほとんどです。
それはなぜか。
答えは1つ。安定供給のためです。
こういう陶器を作りたいと思い、一度作ることができればある程度同じ物を量産できる時代なのです。
それは合理性の追求であり、消費社会が生み出した副産物だと思います。
だから言葉を変えると「こんな非合理的なこと」をやっているのはKURA COCOLONOだけなのです。しかも捨てる(価値がない)陶器を焼き直すなどもってのほかだと思います。
でもだからこそKURA COCOLONOの活動には価値があると考えています。
世界に1つだけの焼き直した陶器
大量生産・大量消費・大量破棄という社会問題を解決しながら、世界的に見れば数え切れないほどある陶芸に関わる人間がいる中で、KURA COCOLONOで体験できる陶芸は唯一無二であり、KURA COCOLONOオーナーである竹鼻良文の陶芸技術を持つ陶芸家は世界にも日本にも存在しないのです。
でも僕自身、まだまだ陶器の焼き直しを習得したとは思っていません。
今でも陶器が割れて窯から出てくることはあります。
前例がないため、師匠のいない修行はとても大変ですが、やりがいは本当にあります。
そしてこの移動可能な陶芸窯は、僕が指導者としていれば誰でも体験ができます。
この「誰でも体験できる」ことをとても大切にしてきました。
技術を自分のものだけにするのではなく、誰でもできるように考えることで、その価値はもっと大きなものになると考えています。
陶芸の素人でも世界レベルの陶芸を体験していただけます
これからも世界にただ1つ、KURA COCOLONOだけの技術を皆さんに楽しんでもらえるように頑張りたいと思っています。
竹鼻良文/TAKEHANAKE代表
TAKEHANAKE design studio HP
TAKEHANAKE BRAND