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明日の世界を手に入れる

このマガジンではスペキュラティブデザイン(問題提起をするデザイン)を中心としたこれから起こりうる未来予測に関する内容を中心とした記事集です。自己投資や自助努力が求めらる時代に、何…
このマガジンでは私竹鼻良文が10年以上かけて積み上げてきた経験と知見を駆使し、未来予測や独自コンテ…
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#仕事

忘れさせないための"白シャツ理論•短パン理論"

思えば21歳からまちづくり(地域活動)と呼ばれる活動に従事して、もう15年になる。 学生時代は主に関西地方の街で活動を展開し、ディベロッパーや行政と一緒に活動を続け、まさに大人の世界で揉まれた経験を持つ。地域の自治会長に顔の近さ10cmで問い詰められたこともあれば、涙ながらに感謝されたこともあった。それらは全て今の僕の仕事の血や肉となって自分の支えとなっている。 25歳でフリーランスになり、自営業者としても多くの地域活動家としての側面を見せてきた。福岡県天神地区のど真ん中

イノベーションの勘違い

今日はまず直球で言います。 イノベーションは簡単には起こせません!! そんなこと当たり前だ!っと思ったそこのあなた。あなたは無意識にイノベーションは簡単に起きると感じている1人かもしれません。 この記事を書き進めて行く前に、僕が考えるイノベーションについて少しだけご説明させていただきます。 僕が考えるイノベーションとは「自分の考えを元に何か行動に移したらその人にとってポジティブな状態が生まれる」ことを意味しています。wikipediaでは「それまでのモノ・仕組みなどに

全ての職種で請負関係は変化する"建築家がアクセサリー作家となる時代"

まだ学生だった。 23歳の若造が、建築の世界で巨匠と呼ばれるような建築家に言った言葉。 「建築家がアクセサリーを作って自分で売らないと生きていけない時代が来る」 当たり前のことだが、その後怒られた。怒られすぎて脳がシャットダウンして何を言われたか覚えていない(笑)正直怒らせることも分かっていた。でも言うしかないと思って、信念を持って伝えていた。その信念は、その建築家の影響力でこれから建築と向き合わなければならない若い人たちに警鐘を鳴らして欲しいという思いから来ていた。

日本人向け、に慣れてしまった日本人の未来

初めて社会生活を送った仕事場は、世界を股に掛ける日本有数の設計事務所だった。スタッフには日本人スタッフと海外からのスタッフが半々くらい在籍し、常に日本語と英語、さらにはフランス語が飛び交う職場だった。 大学院を卒業する前、就職希望のために作品集を送った僕に突然経営者から「5日後から働いて欲しい」と電話があり、なんの伝もなく、家もちゃんと決まっていない状態で神戸から東京に移り住んだ。マンスリーマンションを転々とし、孤独な時間だったと今なら冷静に思える。 当時の精神状態は異常

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市場を探すのではなく採掘するというマインド

仕事における既存市場のことを海、オーシャンとして表現されることがよくあります。例えばレッドオーシャン。 競争の激しい既存市場「レッド・オーシャン(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)」 さらにはブルーオシャン。 競争相手のいない未開拓の市場 しかし私が常に大切にし、意識しているのはデッドオーシャンと石油採掘(石油プラットフォーム)いう考え方です。 デッドオーシャン

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