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イノベーションの勘違い


今日はまず直球で言います。

イノベーションは簡単には起こせません!!


そんなこと当たり前だ!っと思ったそこのあなた。あなたは無意識にイノベーションは簡単に起きると感じている1人かもしれません。


この記事を書き進めて行く前に、僕が考えるイノベーションについて少しだけご説明させていただきます。

僕が考えるイノベーションとは「自分の考えを元に何か行動に移したらその人にとってポジティブな状態が生まれる」ことを意味しています。wikipediaでは「それまでのモノ・仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことを指す」とされています。つまり自分にとっての新しい行動や思考が自分たちが理想とする方向へ物事が動く、ということです。例えばnoteを毎日書いたら仕事が増えたとかプロジェクトを始めたら知名度が上がり影響を持ったという個人的利益から世界が動くようなこともあると思います。


僕が「イノベーションは簡単に起こらない」という考えを持つようになったのは、大学院在籍時代、今から13年前のことでした。当時の僕は環境デザイン学科(建築学科)に所属する、将来個人建築家として独立し、仕事をする未来を夢見る建築学生の一人でした。

当時、というか今の学生もそうかもしれませんが、僕の周りには小さくても将来の夢や希望を語る学生が比較的多かったように思います。

「自邸を建ててからそれきっかけに建築家として世に出たい」

「建築学生向けの展覧会の審査員になりたい」

「世界で建築家として戦いたい」

みんなそれぞれに小さくても、イメージが薄くても何かしら夢や希望を持っていました。個人的にそれはとても良いことだと思いますし、今でもできることなら年齢に関わらず全ての人に夢や希望は持ってほしいと考えています。

しかし、夢を持ったり、希望を抱く友人たちにある共通点を見つけました。それは

情報社会によって、触れられる情報をそのまま身体化してしまっている


はい、少し難しく書いてしまったので解説いたします。


皆さんは情熱大陸や仕事の流儀というテレビ番組を見たことがあるでしょうか。ある分野で成功を収めたり話題になっている方々を長期的に取材し紹介する番組です。僕も大好きで、なぜか料理人系の特集の時はじっくり見てしまいます。

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