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カシマスタジアムのもつ煮をほぼ全て食べ比べてみた
こんにちは、タケゴラです。
このたび、2021年10月1日で私が応援している鹿島アントラーズは30周年を迎えます。めでたいですね。私が応援しているのはそのうち20年弱くらいなのですが、その間にもアントラーズは多くの感動と興奮を私に味わせてくれました。これからの10年、20年もアントラーズが感動を与えてくれるクラブであること、クラブとしてより発展していくことを期待しています。
さて、堅苦しい文章はこのくらいにして。アントラーズのホームスタジアムであるカシマスタジアムの名物といえばなんでしょう。そう、それはもつ煮です。もつ煮は別に茨城の名産でも、茨城の家庭で日常的に登場するものでも何でもないのですが、寒いカシマでの観戦のお供にぴったりなことや濃い味付けを好む県民性とマッチしたのか、長らくカシマスタジアムのスタジアムグルメの代表格として君臨してきました。
今ではカシマのスタグルのショップの多くで当たり前のようにもつ煮が売られております。実はそのもつ煮、店舗ごとによって結構違いがあるということをご存知ですか…?もつ煮はそれぞれのお店がオリジナルで作っているため、味の濃さはもちろん、具材やボリューム感にも差があります。そうとなれば、単にもつ煮といっても自分好みの味があるはず…。でも、それを一つ一つ探すのってすっごい楽しいけど、手間ですよね?
なので今回は!カシマで売られているもつ煮をほぼ全部食べ比べて!!それぞれのお店で売られているもつ煮をレポートします!!!誰の役にも立たないだろうけど!!!!
(ほぼ、という言葉が付いているのは2021シーズン現在では営業していない店舗もあり、一部食べられなかったからです。ご了承ください)
・鹿島食肉事業協同組合(メインスタンド8番売店)
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もつ煮:500円
もつ煮と言われて、カシマでまず最初に挙げられるのがこの食肉のもつ煮。全てのもつ煮はここから始まる、もつ煮界のキングである。味付けは濃い目の味噌ベースで、モツが具材の6〜7割を占めている。とはいえ、大根やネギ、にんじんといった他の具材もしっかりと存在感を見せており、オーソドックスにバランスの取れたもつ煮になっている。カシマのもつ煮を初めて食べるなら、まずこの王道から攻めて損はない。
・味処いがらし(メインスタンド9番売店)
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もつ煮(大):500円
もつ煮(小):300円
もつ煮丼:500円
メインスタンドの一番アウェイ側(北)にある売店。こちらのもつ煮は醤油ベースで、味はわりかしあっさりしている。具材のメインはモツと大根。ざく切りで分厚くカットされた具材は食べ応え十分だ。ネギもガッツリ入れられており、ネギ好きには嬉しいはず。また、このもつ煮をご飯の上にぶっかけたもつ煮丼もある。
・居酒屋ドリーム(メインスタンド5番売店)
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もつ煮:500円
もつ煮(ミニ):300円
赤もつ煮:500円
赤もつ煮(ミニ):300円
赤メシ(並):600円
赤メシ(ミニ):400円
赤メシ(大):800円
カシマの新名物「ハラミメシ」を生み出した売店で、お店は銚子にある居酒屋さん。こちらも食肉と同じく味噌ベースの濃い目の味付けになっており、モツが多めの構成となっている。また、特徴的なのがハラミメシにも入っている豆腐。この豆腐がもつ煮の旨味を染み込んで、より美味しさを引き立てている。チゲベースでピリ辛の赤もつ煮や、その赤もつ煮をご飯にぶっかけた赤メシもある。ミニサイズもあるので、食べ比べしたい時はそちらがオススメだ。
・仲町商店会(メインスタンド2番売店)
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もつ煮:500円
メインスタンドの一番ホームゴール裏側(南)にある店舗で、しらす丼とつみれ汁が名物の売店。仲町商店会というのは、鹿島神宮の門前町にある商店街である。こちらのもつ煮は味噌ベースでありながら、食べやすいあっさり目なのが特徴。モツや野菜といった具材もバランスよく含まれており、クセがなくとっつきやすいもつ煮と言える。
・エミール(ホームゴール裏33番売店)
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もつ煮:500円
もつ煮うどん:500円
もつ煮そば:500円
ホームゴール裏(南側)の一番メインスタンド寄りにある売店で、お店は鹿島神宮の参道にある純喫茶で、スタグルの名物はボリューム満点のカツカレー。こちらのもつ煮は味噌も入っているが、醤油の味が強め。そして、具材で特徴的なのは大きくカットされてゴロゴロ入っている大根。もつ煮の旨味が染み込んだ大根をこれでもかと味わうことができる。また、このもつ煮にそばやうどんが入ったものも同じ価格で味わえる。
・ヤタガワ売てん(ホームゴール裏25番売店)
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もつ煮:500円
スタグルの売店の中では決して目立つ方ではないが、隠れファンが少なくない店舗だ。ここのもつ煮は味噌がかなり濃いのが特徴。多く入れられたモツも味噌をたっぷり吸って、味が染み込んでいる。にんじんやこんにゃく、大根といった野菜たちもしっかり入っており、粗めに切られたネギがアクセントとなっている。
・満寿屋(ホームゴール裏24番売店)
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もつ煮(大):500円
もつ煮(小):300円
鹿嶋市内にある蕎麦屋さんが出店している売店。こちらのもつ煮は味噌ベースながらも、味は割とあっさり目。具材はモツと大根が大半を占めるシンプルな構成で、その中でモツと同じくらいの比率で入っている大根の比率が目を引くところだ。こちらのお店も小サイズのもつ煮があるので、他の店舗などと食べ歩きする際にはちょうどいいかもしれない。
・和風レストラン やまびこ(ホームゴール裏23番売店)
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もつ煮:500円
ホームゴール裏(南)の一番バックスタンド側にある売店で、鹿嶋市内にある老舗のステーキ店が出店している。名物はもちろん常陸牛を使ったステーキ。こちらのもつ煮は味噌ベースながらもやや薄味で、モツを中心に大根やにんじんなどが具たくさんに入った、オーソドックスなタイプのもつ煮と言える。
・タカノ(バックスタンド21番売店)
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もつ煮:500円
トマトもつ煮:500円
こちらの売店ではもつ煮を2種類出している。1つはシンプルなもつ煮。実はこのもつ煮、先述した鹿島事業協同組合のもつ煮と同じものであるため、メインスタンドの食肉よりこちらの方がもつ煮は入手しやすいというお得情報がある。また、今季からはこの後紹介するゆがふに続いてトマトもつ煮の販売を開始。モツの臭みなどはトマトですっかり消えており、チーズをかけていただく一品はいつものもつ煮とは全くの別物だ。
・ゆがふ(バックスタンド20番売店)
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トマトもつ煮(大):600円
トマトもつ煮(小):400円
トマトもつ煮ライス:700円
今季途中から2年ぶりに復活。名物は先程も紹介した通り、トマトもつ煮。モツ特有のクセなどは完全に消えており、ジャンルとしてはミネストローネなどに近いので、もつ煮が苦手な人でもこれはいけるという人は少なくない。チーズやタバスコで味変も可能であり、またトマトもつ煮にはトーストがついてくるし、これをご飯にかけたものもあり、炭水化物との相性も○だ。
・よってげ家(バックスタンド19番売店)
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もつ煮(大):500円
もつ煮(小):300円
もつまんま:600円
こちらのもつ煮は醤油ベースのやや濃い目の味付け。モツが中心になりながらも、こんにゃくや大根、にんじんがバランスよく入っている。また、ネギはざっくり目ながらもそれほど分厚くはないのが特徴的。こちらでもご飯にもつ煮をぶっかけたもつまんまが売られている。
・サムジィ〜(バックスタンド17番売店)
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もつ煮:500円
バックスタンドの一番アウェイゴール裏側(北)にある売店。メニューの豊富さが特徴的だ。こちらのもつ煮は醤油ベースながらも、割とあっさりとした味付け。モツはもちろんあるが、野菜がたくさん入っており、野菜を中心に味わいたい人にはオススメだ。また、ネギもたっぷり盛ってくれる。
・かしまメディエ(アウェイゴール裏12番売店)
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もつ煮:500円
アウェイゴール裏にある売店で、アウェイゴール裏のチケットを買った人はこちらのお店を楽しむことができる。注文を受けてから卵を焼き始めるオムそばが名物だ。こちらのもつ煮は味噌ベースで、特徴的なのは大きく存在感を示している豆腐。豪快に入っているので、じっくりもつ煮の旨味を染み込ませながら食べるべし。
カシマスタジアムのスタグルガイドはこちらから!
まとめ
以上が、カシマスタジアムの飲食売店で売られているもつ煮の一覧です。今は出店していないお店や期間限定ものもあるので、スタジアムに行ったらこれ以外のもつ煮と出会えるかもしれませんが、それはそれで新たな出会いとしてプラスに捉えていただければと思います。
今回、このnoteを書く上で今季の開幕から各店舗のもつ煮を試合ごとにひたすら食べていましたが、やはり店舗ごとにこれだけ味の違いが出るのが面白いところ。普段スタジアムに行っているだけだと中々固定の店舗が中心となってしまい、新規のところに行かなくなってしまいますが、やはりスタグルは一期一会。この出会いそのものが思い出になるのだな、と感じました。
皆様も是非、もつ煮で心も身体もあっためて、スタジアム観戦楽しんでくださいね。
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