父との面会と今後の話
昼頃、妹から電話がかかりました。
「姉ちゃん!実家の鍵、忘れて帰ってきた!
借りてもいいかな?」
「いいよー、家の前に出ておくね」
ということで、今日の私の活動は、
妹への鍵渡しから始まりました。
その後母から、
迎えに行く時間の確認の電話がありました。
昨日も伝えたのだけど・・・。
14時40分頃施設に着き、母を乗せて病院へ。
妹と合流し、緩和ケア病棟へと向かいました。
病室に入ると、父はベッドの上で目を開けています。
さっきまで寝ていたらしいので、
起きていてよかった。
昨日はすごく動いていろいろしゃべっていましたが、
今日の父は打って変わって静かでした。
何もしゃべりませんが、
穏やかな表情でにこにこしています。
何か話しかけるとかすかにうなずいており、
私たちが言っていることは理解できているようでした。
看護師さんが来られて、
「昨夜38度4分、熱が出たんです。
抗原検査は陰性でした。
今朝は熱が下がっています。
朝も昼もいらないというので食べていませんが、
点滴をしているので、
無理に食べさせることはしていません」
と、説明してくださいました。
熱が出たことに驚きましたが、
昨日はとても元気を出していたので、
疲れが出たのかもしれません。
今日の父は結局、
ほとんど何もしゃべりませんでした。
ですが、私たちの思い出話を嬉しそうに聞き、
とても楽しそうでした。
認知の状態も正常でした。
このような時が、ずっと続くといいのに・・・。
そのような父の様子を見て、
私はあふれてくる涙を必死にこらえていました。
見ると母も目が赤いし、
妹も時折涙をぬぐっています。
「時間ですので・・・」
と看護師さんに言われ、私たちは病室を出ました。
本当は20分の面会時間ですが、
すでに30分たっていました。
きっと配慮してくださったのでしょう。
ありがたいことです。
最後に病室を出た妹によると、
父が手を振ってくれたとか。
次の面会の予約をして病院を後にしました。
母が、
「4時半くらいまでに戻ればいいから、
どこかで話をしよう」
というので、近くのファミレスに行きました。
私と妹はドリンクバーで、母はあんみつ。
母の方から、お葬式の話が出されました。
家族葬で、ごく身内だけにしたいとのこと。
そこで、誰を呼ぶか決めました。
全部で12,3人くらいになりそうです。
喪主は本来なら母ですが、
母が無理というので私になりました(^_^;)
そこへあんみつが到着。
母は美味しそうに食べています。
あんみつを食べるのも、たぶん、
何年かぶりのことでしょう。
その後母を施設に送り届け、
妹と少し話をし、
妹をホテルに送り届けて帰宅しました。
夕食後、
『身近な人が亡くなった後の手続き』
という、去年買ってあったムック本を読みました。
去年買ったものの、
父がいなくなることを考えるのが怖くて読めず、
そのままになっていたものです。
ですが、もう、そんなことは言っておられません。
父とのお別れの時にばたばたしたくないので、
本腰入れて読みました。
するとホテルの妹から電話。
「葬祭場だけは早く決めておいた方がいいと思うから、
○○○○○○には電話してみた。
明日の14時だったら空いてるって」
妹よ、ありがとう!
それから妹とあれこれ協議し、
○○○○○○と同じ系列の●●●●●●にしようとなりました。
妹が●●●●●●に電話したところ
○○○○○○が出たので聞いてみると、
夜間は一括して○○○○○○が受けているとのこと。
「姉ちゃん、●●●●●●、いいよ!
堅苦しい感じじゃなくて
父としっかりお別れができるようにしたいって、
母のこととか、
義父の時のこととか話したんだけど、
『それだったら●●●●●●がいいと思いますよ』
って言ってくれたよ」
●●●●●●は母の施設からもすごく近いので、
母の負担も少なくなります。
こういった交渉ごとは、妹がとても上手です。
私は「馬鹿正直系」で、
自分を盛るなど絶対できませんが(^_^;)
妹は必要なことを聞き出すために、
嘘はつかないけど、
盛ったりはったりをかましたりするのだとか。
すごい・・・私にはとてもできない・・・。
なので、こういったことは妹に任せることにしています。
とりあえず明日、母と妹と、
●●●●●●に行って話を聞いてきます。