母の「配偶者ショック」と素敵な女医さん
昨日は父の状態が悪いというので
病院に呼び出され、かなり心配しました。
今日はどうかな?と思いつつ、
母と面会に行きました。
父は思ったよりも元気で、心底ほっとしました。
お父さん、めっちゃ心配したんだからね!
父は機嫌良さそうにいろいろしゃべっています。
よく内容が分からないことも多いけれど、
父が楽しそうにしゃべっているのを
見るのが嬉しい・・・。
今日の父のテーマ?は家族のことでした。
「○○(妹)はどこの大学行ったんかの?」
「××大学だよ」
「お前(私)の亭主は何をしてるんかの?」
「お父さんと同じ、高校の教員だよ」
「そうか」
さらに、妹の仕事や、私の仕事も聞かれました。
そういったことも全部、
今日は覚えていないようです(^_^;)
それから母が施設のことを話しました。
工事中だったお風呂が完成して立派になったこと、
デイケアでお風呂の後、みんなでおしゃべりしたこと、
などなど。
父はにこにこ聞いていましたが、
再び家族の話題に戻り、
「わしの配偶者はいない」
というようなことを言い出しました。
(聞き取りにくくて正確な言葉はわかりません)
いや、配偶者であるお母さんは目の前なんだけど・・・。
これには母が反撃。
「あらまあ、そうですか!
じゃあ、私はどうしましょう!」
私も
「お父さんの配偶者はお母さんだよ。
私はその子どもだよ」
と言ったのですが、
「まーたお前がそんなこと言う」
と、父は信じてくれません(-_- )
結局、母を配偶者と認めないまま、
今日の面会は終わりになりました(^_^;)
「お母さん、仕方ないよ。
認知症ってそんなものだから。
明日はまた変わってるかもしれないよ」
と母を慰めつつ?皮膚科へ向かいました。
本当は昨日受診するはずだったのですが、
病院に駆けつけたため受診できなかったのです。
幸い皮膚科は空いていて、
あまり待つことなく診ていただくことができました。
先生は母の皮膚を見て、
「魚のうろこみたいになっているでしょう。
これは、保湿が足りていないの。
しっかりと保湿のクリームを塗ってくださいね。
20代の肌をめざしましょう!」
「でも、いきなり20代は無理なので、
2週間後は40代をめざしましょう!」
と言ってくださいました。
85歳でガサガサの肌の母が
20代になれるはずはありませんが、
このように言われると嬉しいですよね。
母もにこにこ笑顔です(^_^)
先生の言葉で俄然やる気が出た母は、
「保湿クリームは自分でぬる!」
と言い出しました。
お薬は施設の方に全て渡していましたが、
それだと保湿クリームの塗り方が少ない
と考えたようです(1日1回)。
確かに使い方を見ると、
「1日に数回」となっています。
そこで、施設のスタッフさんにお願いして、
保湿クリームは自分でぬらせてもらうようにしました。
母曰く、
「40代の肌を目指さないとね!」
素敵な女医さんに感謝!
おかげで「配偶者ショック」は
後を引かずにすんだようでした(^_^)