【繕う日々】白という色について
白に惹かれ、白に取り憑かれた人生を送っている。小物や服、家電も白を選ぶ。「迷ったら、白」と決めているが、迷うことはほとんどない。歴代のiPhoneも手帳も、ずっと白だ。
ウェディングドレスをつくるという仕事柄、仕事でもとにかく「白」に向き合う。白いアトリエで白衣を着て、真っ白なドレスをつくっている。
白は最強だ。美しく、圧倒的な存在感がある。清純さも、高貴さも持ち合わせた光の色。しかしその分汚れやすく、色褪せや変色もしやすい。扱うときは細心の注意を払わなければならな