本とチャリと音楽と ~チャリ旅 4日目~
4日目。最高の目覚め。7:20。目覚まし時計をセットしなくても、このくらいの時間に自然に目覚めることができるのが、私の特技です。前記事で書いた、僕好み宿は、7:30からモーニングをやっているため、それを食べるため、出発の準備を始めました。7:50くらいに、1階のカフェスペースのカウンターに座り、モーニングセットを注文。シナモンシュガートーストとアイスティーを頼みました。
雰囲気も相まってか超美味しかったです。500円でこのクオリティはお得かな、と思いました。これだけでは午前中のサイクリングのエネルギーとしては足りないのですが、昨日、ラウンジでコンビニで買った夜食を食べまくったので、エネルギーはチャージされているの大丈夫でした。じっくり雰囲気とトーストを堪能し尽くして、いざ、出発。
今日の目標値は静岡県湖西市の鷲津という浜名湖の西側の地域なので、今までよりもロングライドになる計算でした（初めて100km超のライドになる）。気合い入れてスタート、、という気持ちでしたが、調べると焼津の方に良さげな海鮮市場＆食堂があるということで、まずは若干寄り道をして、そちらに向かうことにしました。
18km程で平坦だったので、特に苦もなく、40分強で到着しました。市場や食堂は9:00から開いていて、僕が到着したのが、9:15くらいでした。にも関わらず既に人で賑わっており、ワクワクが高まりました。
市場にも美味しそうなものがたくさん並んでいた（マグロが多かった気がするからマグロが名産なのかな？）のですが、荷物が増えるし炎天下にさらされるため、何も買うことができず、声かけてくれるおっちゃんおばちゃんに、ごめんねー、と思いながら、食堂を探しました。食堂はいくつかあったのですが、一番混んでそうなところを選択（店名忘れた）。言ってもまだ朝早かったので、2,3分で店内に入れました。
何を頼もうかすごく悩んだのですが、僕はこういう贅沢をする際は手加減をしたくないので、メニューで一番高いものを選びがちです（宿泊施設の選択とはうってかわって）。なので、今回は極み丼という海鮮丼（3,000円 over）と九条ネギのお吸い物 （330円）を頼みました。めっちゃ美味しかったのですが、特に記憶に残っているのが、中央に乗っていたの中トロです。初めて中トロで脂身の甘みを感じました。「甘っ！」て頭の中で感動しました。ごちそうさまでした。
食べ終えて、今日は今までよりもロングライドになるので、次なる目的地の掛川駅へ出発しました。水とin ゼリーを補充して。
地図上から薄々勘付いてはいたのですが、掛川駅へ行くまではどうやら山道を越えないといけないっぽく（Google Mapのアップダウンのグラフから分かる）、箱根山でのトラウマが蘇りました。ただ、箱根山は850m強のアップダウンがグラフで表現されていましたが、今回は250m弱だったため、まあ大したことないか、それより距離が36kmだから、暑さの方が大変かも、と思いながらスタート。
最初の20kmは平坦で何の苦もなかったのですが、ラスト15km地点でいかにも山道の方へマップの青いラインが伸びていることに気づき、ついに来たか、、という感じになりました。Google Map上でウネウネした曲線の道が表示されていたら、それは間違いなく山道です。今回もS字カーブがたくさんある道が青く表示されていて、明らかに山道な感じでした。
最初は山道もチャリで乗り切ってみせる、という気概でしたが、果てしなく続くように見える上り坂に断念。休みながら歩いて登りました。ただ、やはり、箱根山の足元にも及ばない山道だったので、傾斜も緩かったですし、峠もすぐ迎えたので、炎天下の中というしんどさはありましたが、そこまで体力をやられずに、山道をクリアできました。やっぱり山道を下るのは最高ですね。山の風が気持ち良い。まあ、平坦の方が嬉しいんですけどね（笑）。
下りが始まってから10kmくらいで掛川駅に到着。すごく栄えているという雰囲気はなかったですが、掛川城があるのも相まってか、観光として訪れると風情があって、良い駅でした。駅の外観がとても綺麗。
午前中に50km超のライドをして疲れたので、コメダ珈琲で休憩。こういう時のコメダ珈琲はありがたい。なんせ一人席にコンセントが二口もあるのだから。軽い昼食もとり、午前中の記事をしたためてから、掛川城を通り過ぎてエニタイムフィットネス掛川店へ。掛川城に行くか悩みましたし、体もバキバキなのですが、上半身は結構元気だったので、奮い立たせて向かいました。継続は力なり、と言い聞かせて。。
外観が謎にかっこいいエニタイムで１時間ほどトレーニングをして、ちょうど陽が傾いて、涼しくなりそうな16:20に、掛川を出発しました。次に目指すのは、浜津駅です。
浜松駅までは33kmとGoogle Mapに表示されていて、勾配もちょっとした起伏が複数ありましたが、基本的には下り、と表示されていたので、まあ大丈夫かな、くらいの気持ちでスタートしました。山道などは一切なかったのですが、ちょっとしたアップダウンが何個もあって、ちょうど良い刺激になりました。
途中で「愛野」という地域を通ったのですが、ここが本当にのどかで最高でした。道が広くまっすぐで、周りは田んぼ、だけど退廃的じゃない、よくアニメとかで表現されるようなThe 田舎で、今日も今日とてRADWIMPSの「絶体絶命」というアルバムを聴きながら、のどかな風景を材料としてトランス状態になりながらチャリを漕いでました。写真とかとりたかったなぁ。チャリを漕いでいると、スマホをカーナビ代わりとして、ハンドルに固定しているため、簡単に写真が撮れないのです。写真を撮れる眼鏡買おうかなぁ。
田舎道を気持ちよく漕ぎ、無事に浜松駅へ到着。浜松駅は栄えていて流石だなぁと思う反面、静岡駅とは雰囲気が違いました。静岡駅は、飲み屋が多く、またモダンな建物が多くておしゃれなイメージでしたが、浜松駅は、駅ビルがあって周辺にもショッピングモールがいくつかあって、老若男女がみんなそこに集まる、昔ながらの主要駅のイメージ。京都の河原町と京都駅のイメージ。んー微妙に違うな。表現が難しいですけど、そんな感じです（笑）。
既に結構な距離を漕いでいたのですが、今日はまだまだここでは終わらず、もっと西へ行かねばなりません。湖西市の鷲津まで行く必要があります。ここまで行くと、本当にもう愛知県に近い。三島駅から始まった静岡の旅も、明日の朝で終わると思うと感慨深いですね。宿でゆっくり休みたかったので、浜松駅での滞在もそこそこに、鷲津へ出発。
本日最後のライドは28km。事前に調べた感じ、特に山道とかはなさそうでしたが、目的地が浜名湖周辺というのが気になっていました。大体自然の近くに行く際は、道が険しかったりする印象があったからです。なので、ビクビクしながら、漕ぎ始めました。
最初は国道301号線をひったすら真っ直ぐ進むだけ。平坦で真っ直ぐ漕ぐだけだったら、一日の疲れがあったとしても、全然苦にならないので、リズムよく漕いで行きました。途中から浜名湖の影響で、海沿いの「弁天島」という島（埋立地かと思ったがどうやら違うらしい）を経由する必要がありました。どうってことない島（人も住んでいるし綺麗なマンションもあるし駅もあるし）なのですが、なんか埋立地とか島とかって独特の雰囲気あるなぁと思いました。なんか異空間というか、ちょっとした危うさ神秘さみたいな。大袈裟ですね。
そのまま、特に山道などもなく宿へ到着しました。本日は「Tabist 湖西浜名湖の宿」という旅館（なのかホステルなのか）に泊まります。内装はThe 旅館で、一人で旅館に泊まるのは初めてだったので、すごく新鮮な気持ちと若干の怖さみたいなのを感じています。
畳の匂いがたまりませんねぇ。部屋も広々していて、テレビもあって、これぞ旅って感じですね。他人の物音などに気にせずゆっくり休めそうです。ありがたい。旅館といってもリーズナブルで、5,800円程でした。今たまたまテレビで「道との遭遇」という番組がやっているのですが、めちゃくちゃ面白いですね。こういうの大好きです（笑）。
今日は合計で115.2kmのロングライドだったので、寝ます。明日の朝、浜名湖で朝日を拝みに行こっと。
また明日です。
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