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本とチャリと音楽と ~チャリ旅 11日目~

こんにちは。チャリ旅11日目です。昨日は姫路に泊まってたので姫路からスタートです。朝ちょっとだけ寝坊をして、ドミトリーのラウンジで朝ごはんを食べて、出発しました。今日の目標地は倉敷なので、まずは赤穂を最初の目標地としました。赤穂までは、山道を一つ越える必要があるので、久々の山道に気合を入れて漕ぎ始めました。

今日は、昨日とは打って変わって、雨が降っておらず、かつ太陽も隠れていたので、サイクリングするにはうってつけの天候でした。39kmライドのうち、最後の8kmまでは平坦だったので、田舎道をすいすい漕ぎながら山道へ。Google Mapによると、アップダウン250mの山道とのことで、静岡の掛川の山道と同じくらいだなぁ、まあ最悪歩けば越えられるなぁ、くらいの感覚でした。実際、山道が始まるとしんどく心折れそうになりましたが(というか心折れて最後の坂道だけ歩きましたが)、そんなに長くもなく、割とすぐ下り坂が訪れました。そのまま下り切って、赤穂市のイオンに到着しました。今日はコメダ珈琲に吸引されて、休憩しました。

播州赤穂駅
姫路 → 赤穂

こう書いていると、毎日大体同じことしてんなぁ、って感じがしますね(笑)。それでも色々な土地でチャリを漕ぐのも、知らない土地で宿泊するのも楽しいので僕的には問題ないのですが。

赤穂のイオンを出て、赤穂城跡に向かいました。赤穂城と言えば、「赤穂浪士」や「忠臣蔵」を思い出します。何となくのストーリーしか知らなかったのですが、城跡に行ったあとにインターネットで背景を調べました。皆さんもご存知の通りですが、赤穂事件のストーリーの概要は以下です。

赤穂藩の大名である浅野内匠頭が、江戸城で、吉良上野介から屈辱を受けたことに怒り、刀で切り付けました。吉良は重傷を負い、将軍徳川綱吉が江戸城で刀を抜いたことに激怒し、浅野内匠頭に即日切腹を言い渡し、浅野内匠頭は陸奥の田村家の邸宅の庭で切腹をしました。

その後、幕府は赤穂城は取り上げ、赤穂藩は取り潰されました。一方、吉良はお咎めなし。この通達を受けた、赤穂藩士たち47人は君主の仇討ちで、吉良邸に奇襲をかけ、吉良上野介を討ち取りました。その後、幕府からの命で47人全員が切腹を実行しました。

もっと背景の詳細あるのですが、おおよそ以上です。この君主への仇討ちというストーリーがこの後、浄瑠璃や歌舞伎の演目として演じられ、現代まで「忠臣蔵」というストーリーとして語り継がれ受け継がれています。浅野内匠頭が辞世の句として、切腹する庭で詠んだ歌が、また良さを醸し出しています。

風さそう はなよりもなお われはまた 春の名残りを いかにとやせん
訳: 風に誘われて散る桜の花も名残惜しいが、それよりもなお儚く散ってい私は自分の名残をこの世にどう留めればよいのであろうか。

エモいですね(語彙力不足)。自身が散っていく状況と、桜が散る風景を重ね合わせて、その場のイメージを湧かせてくれる、素晴らしい歌だな、と思いました。

上記のように、「赤穂事件」はエモいストーリーとして語れられがちですが、一方で、より俯瞰してこの事件を分析してくださっている、サイトもありました(こちら)。そもそも、浅野内匠頭が受けた屈辱や悔恨が、どういうものであったか、またそれが切り付けるのに妥当なものだったのか、という点なども述べられています。エンタメ化されてしまった赤穂事件はもはや、吉良は悪どい悪者として描かれていますが、改めてこの考察を読むと、実はそうではなかったのかも、という感じもします。やっぱり歴史を学ぶのっておもしろいなぁ。

赤穂城跡 大手門
大石神社
からから石
天守台

赤穂事件の話はここまでにします。皆さんも、背景調べて見てください。改めて読んで見ると非常に面白い事件です。

赤穂城跡を出発して、次は瀬戸内市へ向かいました。ちょうど良い休憩地がなかったので、瀬戸内市民図書館もみわ広場というところに向かいました。距離は、40km程で、途中に複数のちょっとした山道があり、何度か普通に歩きました(笑)。到着して、汗だく場違いの状態で、勉強スペースに座って休憩しつつ、上記の赤穂事件について調べたりしていました。図書館、久しぶりに来たのですが、やっぱりすごく静かで匂いも雰囲気もすごくいいなと思いました。小説とかも無料で読めるのって、冷静にすごいサービスですよね。

瀬戸内市民図書館もみわ広場
赤穂 → 瀬戸内

瀬戸内市を出発して、岡山駅経由で倉敷の宿に向かいました。またしても40km程のライドで、足も疲れていましたが、平坦なので、何とかたどり着けました。岡山駅はすごく栄えていて、探索したかったのですが、時間もあまりなかったので、すぐ出発しました(実際は岡山駅到着直後に鳩のフンが首に降ってきたので、高島屋のトイレで服と体の清掃をしていました(笑))。

岡山駅

岡山駅から20km漕いで倉敷につきました。本日125kmライドだったので、足が本当にクタクタでした。倉敷の街並みは雰囲気があってすごく綺麗で巡りたかったのですが、その元気がなかったので、周辺の写真だけ撮影して、宿に吸引されました。明日の朝ぶらぶらしようかなぁ。今日の宿は、カプセル形式じゃなくて、簡素ではありますが、一部屋借りることができたので、しっかり寝て明日に向けて回復しようと思います。

岡山駅
倉敷の街並み①
倉敷の街並み②
クローレ倉敷
瀬戸内 → 岡山 → 倉敷

明日はいよいよ広島県に突入します。今日よりも過酷になりそうだなぁ。しっかり休もう。

また明日です。

🚲

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