気がつけば、何もかもから逃げるようになっていた。
自分がどれくらい頭良いか知ってる?
突然だが、皆さんは自分のIQを測ったことはあるだろうか。
先日、ネットでできる簡単なIQテストを受けてみた。
結果は103と特別高いわけでも低いわけでもなく、至って平凡な数値だ。
実はこのIQテストを受ける前に、無料のもっと簡単なIQテストを受けたのだが、その数値が78とかなり低めの数値だったのでショックを受けていた。
本当の結果が気になり、今回ちゃんとしたテストで測ったら103だったので少し安堵した。
それでもあまり嬉しくはなかった。むしろ悔しかった。なぜかって、自分は頭が良い人間でありたいと思っていたからだ。
頭が良くなりたいと思い続けた学生時代
思い返せば、小学生の頃の私は成績が良い人を見ると、あの人は頭が良くてテストも楽そうでいいなと嫉妬していた気がする。
中学に上がっても、高校に上がっても、成績はほとんど最下位で、自分は頭が悪いから成績が悪いと思っていた。実際はただ不勉強だったのもあるだろうが、要領はかなり悪い方だった。
勉強ができないのが悔しくて、勉強法の本、ノートの取り方の本、『ドラゴン桜』などをよく読んでいた。(この頃から私はノウハウコレクターだったんだな・・笑)
大学生になってからは、やたら自己啓発本やビジネス書を読むようになった。頭が悪いなら、本を読んで賢くなるしかないと思って、毎週のように本屋に足を運んだ。
ここで疑問が1つ湧く。なぜ大学生になってもわざわざ本を読んで、自分を変えたいと思っていたのか。高校までは先生から成績で人が評価される部分が強かったのに対して、大学では友達と楽しく過ごすことの方が大事だったので、頭が悪くても困らないわけだ。(もちろん学業もこなさないといけないが。)
せっかく入った軽音サークルでギターにハマるもなかなか上達せず、練習するのが苦痛で挫折してしまう。そこで私は自分に対して「要領が悪い」「努力のできない人間」というレッテルを貼ってしまうのだった。
自分を変える方法とか頭が良くなる方法を調べていたのは、自分の無能さを知った上で、成功を諦めたくないと思っていたからだ。
サークル以外でも思うように結果が伴わないこともしばしばあった。失敗する度に次こそは上手くやるぞと意気込んで新しいことに挑戦していた。しかし、その度にすぐに気持ちが折れて絶望する。
理想と現実のギャップに苦しむ日々
ある時、人からこんな言葉を言われた。
「どれほどやりたいと願ったことを諦めてきたんだ。お前はそうやって逃げて生きてきたんだろ?」
思わず悔しくて泣いてしまった。まさにその通りだった。自分は逃げて生きてきた。「頭が悪い」「無能」そういう言い訳ばかり使って逃げてきた。いつも現実と理想のギャップに苦しんでいた。自分でそのことに無自覚で生きてきたゆえに、言われた時はかなりのショックを受けた。
自分が逃げてきた事実に気付かされても、私は変わることはなかった。就活からも逃げてしまった。それどころか、更に「無能だから」「頭が悪いから」「躁鬱だから」と言って逃げるようになってしまった。
気づけば、人生に絶望していた。ゲームばかりやっても何も変わらないと分かっていても、どうせ何も上手くいかないと思って現実逃避していた。
ChatGPTに相談してみた
そして今日に至るわけだが、やはり私は自分を変えたい。
何を変えるかって、この逃げ癖を変えたい。
どうやって変えればいいかわからなかったので、ChatGPTに「逃げ癖を直す方法は?」と聞いてみた。
この中でも自己認識を深めるというのは特に重要そうだと思った。なぜなら、逃げるときはいつだって感情に左右されて逃げているからだ。逃げたいという感情が何故湧くのか、どうしたら冷静に対処できるかを知れば、逃げ癖は治るはずだ。
少し考えてみたのだが、私の逃げたい感情の原因の1つは、わからない状態の不快感にあると思う。
面接でどう受け答えすればいいかわからない
ギターがいつになったら上達するかわからない
テスト勉強の仕方がわからない
プログラミングの意味がわからない
じゃあ何故わからないに対処できていなかったか?
それは「自分ならできる。」「自分の力だけでやり遂げたい。」というプライドが邪魔をするからである。
いつの間にか、本来の目的を達成することよりも、自分への期待を満たすことが目的に変わってしまう。しかしなかなか満たされない故にイライラしたり悲しんだりして、諦めてしまう。これが私の逃げるメカニズムだ。
これからはすぐに逃げるのではなく、逃げたいと思ったらそこで一度立ち止まる。自分の感情を見つめ直す。なぜそう感じるのか。どのタイミングで何に対しての感情があるのか。そうして冷静になって目的を見失わないことで逃げ癖が治るのではないだろうか。
少しずつでいいから変わっていけばいい。
いつもより長いのに読んでくださりありがとうございました!
たけち(@takecheee_)でした!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?