睡眠のゴールデンタイムは「22時~深夜2時」ではない
こんにちは、武内です。
今日は睡眠のゴールデンタイムについてです。
良質な睡眠を取るには
ゴールデンタイムに寝るのが大切だと
聞いたことがあると思います。
このゴールデンタイムは
夜22時~深夜2時と言われてきました。
しかし様々な研究により、
ゴールデンタイムの考え方が変わっています。
■睡眠のゴールデンタイムとは
最近の研究データによると
成長ホルモンが最も分泌されるのは
寝始めてから最初の90分~3時間と言われています。
寝る時間帯が重要なのではなく、
最初に深く眠ることが重要なのです。
なので、23時に寝る人は
寝始めにきちんと深く寝れていれば
23時過ぎから成長ホルモンが分泌されますし、
24時に寝る人は24時過ぎから
成長ホルモンが分泌されます。
逆に、22時に寝たとしても
眠りが浅いとあまり分泌されないのです。
■睡眠は90分サイクルではない
睡眠中は
ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に来ます。
ノンレム睡眠が深い眠り、
レム睡眠が浅い眠りです。
このサイクルは
よく「90分間隔」と言われますが、
実は90分間隔ではありません。
眠りについた時は深く・短く、
明け方にかけて浅く・長くなります。
眠りの深さも、
1サイクル目(最初の90分)が最も深く、
2サイクル目、3サイクル目と、
徐々に浅くなっていきます。
眠りが浅くなる過程で、
体は様々な「起きる準備」をしているのです。
朝起きるのが辛い人や、
午前中に力を発揮できない人のグラフを見ると
朝方にかけて深い睡眠状態にあります。
つまり、
体が起きる準備ができていないので
すっきり目覚めることができず、
「朝が苦手」という感覚になるのです。
■寝る時間を意識しすぎない
「ゴールデンタイムを逃してはいけない」と
22時に慌てて布団に入っても
リラックスできずに浅い眠りになっていては
質の良い睡眠にはなりません。
実は就寝時間はそれほど重要ではなく
最初に深い眠りにつけるかが重要なのです。
ただし誤解してほしくないのは
寝つきがよければ
夜更かしをして良いわけではありません。
どんなに遅くても
午前3時までには寝るようにしないと
体内時計が狂ってしまうので気をつけてくださいね。