久保建英を語る #14 2023/24ラ・リーガ第16節 ビジャレアル戦(A)
皆さんこんにちは。
今回は昨日行われたラ・リーガ第16節 ビジャレアル戦の久保建英選手(以後タケ)について語ります。
いやー、ついに来ましたね!今日は語りがいがありますよ!
試合結果
ゴール:メリーノ、スビメンディ、久保建英
アシスト:久保建英、ザハリャン、メリーノ
MoM:久保建英
ソシエダ、アウェーの地で3発完勝!そしてタケMoM!
辛くも勝利した先日のスペイン国王杯から一転、今節は3点を奪いクリーンシートで完勝!中々数字が伸び悩んでいたタケがここに来て爆発し、自身のゴールを含む全3得点に絡む大活躍。ソシエダに勝利をもたらしました。
久保建英選手のスタッツ
今節スタメン出場したタケは、前半38分にコーナーキックで1アシスト、41分にザハリャンへのノールックパスで1起点、そして前半アディッショナルにGKとの1対1を制し1得点。これまでの鬱憤を晴らすかのような素晴らしい活躍でした。
絶妙!敵を欺くノールックパス!
前半40分、コーナーキックのキッカーを務めたタケはショートコーナーを選択。すぐさまリターンをもらい相手DFと1対1で仕掛けると誰もが思ったその瞬間…既にボールは彼の足元から離れていた。タケは相手DFから全く目を離す事無く、左足のアウトサイドで後方のザハリャンへプレゼントパス。呆気にとられた相手DFが追いかけるも時すでに遅し。ザハリャンの鋭いミドルシュートをスビメンディがディフレクションさせ、ソシエダに追加点が生まれました。
過去にも触れてきましたが、タケはドリブルの際ボールをほぼ目視せず、ルックアップして周囲の状況を見極める事が出来ます。このプレーも、その能力が遺憾なく発揮された結果生まれたものでしょう。まるで魔法の様に見る者を驚かせる、マジカルプレーでした!
ゴールを生んだGKとの駆け引き
前半アディッショナル、ゴール前でメリーノからパスを受けたタケは、大きくボールを前に運び逆足でニアに流し込みゴール。前回ゴールしたビルバオ戦から2か月と少し、待望の今季6点目を記録しました。ここで注目したいのは、タケがボールを受けた後、大きく前に蹴り出したシーン。彼はは試合後のインタビューでこう振り返りました。
「直接撃っても良かったんですけど、落ち着いて前に侵入しようと思って、いいタッチで前に置けたので後は右足になったけど決めきれて良かった」
あえて大きく蹴り出す事で、相手GKが前につり出され、ニアのスペースが空く。そこに逆足で流し込むという、計算された素晴らしいプレーでした。
試合後のインタビューにて
試合後、タケは中々数字を残せなかった事についても触れました。
「2か月くらいゴールから遠ざかってましたけど、コンディションは変わらずだった。点を取ったので皆からの批判だったりも…あるか分からないけど落ち着いていると思うので。またのびのびとプレー出来たらいいかなと思います」
タケのプレーを見続けていた私としても、ずっと好調を見せていたにも関わらずスコアポイントが付かず、時にはネットの批判や厳しいコメントを目にして嫌な気持ちになった事もありました。タケ本人は言わずもがな、想像もつかない様なプレッシャーの中、厳しい批判に晒されながら、結果を求め続けて来たのではないでしょうか。
結果を残せば称賛され、残さなければ批判される。そんな世界で生きる彼を、これからも変わらず応援していきたいと思います。
悲報:ブライスメンデス骨折
今節で相手選手から悪質なファールを受け交代したブライスメンデスですが、検査の結果「尺骨の骨幹部骨折」で12日に手術を受けるとの事。チャンピオンズリーグの大事な一戦を前に、ブライスの離脱はソシエダにとって大打撃。インテル戦はより厳しい戦いになりそうです。
最後に
いよいよ次はチャンピオンズリーグ1位突破がかかる大一番。1位と2位では次の対戦相手が大きく異なるので、頑張って欲しいところ!応援する側にも熱が入ります!
頑張れソシエダ!アウバレアル!