[プチ読書感想] 「嫌われる勇気」を読んで [その3]

今日で7月も一週間が経過しましたね。東京は四度目の緊急事態宣言が発令されました...また感染者が増えているみたいです...
最近は豪雨だったりコロナの再感染だったりワクチン接種だったり気が休まりませんが、こんな時だからこそ一つずつ積み上げていきたいと思います。
今日も「嫌われる勇気」の第一章(本書では第一夜)からです。


哲人:可能性を考えるのです。
青年:あくまでも、「人は変われる」を前提に考えよ、とおっしゃるのですね
大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである

この章では一貫してアドラー心理学が支持する目的論について言及しています。感情や今の自分を目的論に立って考える、ということを青年の例を使って提示しています。今回の一言は同章の「過去に支配されない生き方」と「あなたは『このまま』でいいのか」という節から引用しています。

上記の言葉は目的論を受け入れられない「青年」と「哲人」の対話の一部です。今までフロイト的な原因論で物事を捉えてきた「青年」にとって目的論は理想論であり到底納得できないと思っています。そこで「哲人」は原因論の欠点を示します。それは、過去が今の全てを決定すると仮定するため未来への希望が消えるというものです。

私は目的論は因果律を否定し理想論だと感じていましたが、現実的で良さそうな原因論は、未来への期待を否定することを知りました。

そして、話を聞いてどちらが正しいかではなく、どちらがより良い未来につながるかという視点を大事にしたいと思いました。

過去は変えられません。今の自分は過去の積み重ねの結果です。しかし、未来は未知数です。原因論で捉えて悲観するより目的論を信じて可能性にかける方が楽しく生きられると感じました。

ただ、実際目的論は理想論としての側面が強いように感じます。目的論をどのように日常に取り入れていくのか、どう意識して生活すべきかをこれから読み取ろうと思います。


おわりに

週末気分転換にキャンプに行こうと思います。
こっそり楽しんできます。笑

たけたけ

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