ほんまの月寒あんぱんを食べる。
株式会社 ほんま(以下同社)は北海道恵庭市を拠点とする明治39(1906)年創業の和洋菓子の製造、卸、および、小売企業である([1])。
月寒あんぱんは同社の主力製品で、明治07(1874)年、木村屋(東京府、現東京都)の「桜あんぱん」の大ヒットを噂で聞き、陸軍に菓子を販売していた大沼甚三郎(以下敬称略)がその「あんぱん」を自分なりに作ってみようと月餅の様な饅頭を作り上げ、そのあんぱんの製法を指南された1人、本間与三郎(創業者)が月寒村にて「月寒あんぱん」の製造販売を開始したことが起源である([2],[3])。
本記事で、月寒あんぱん各種を紹介する。
なお、2022年09月09日、月寒あんぱん6種セット ゴールデンカムイver.(以下同セット)をジェイアール京都伊勢丹で購入した。価格は消費税込みで、972円である(図00,[4])。
01.こしあん(図01)
原材料は、こしあん(小豆(北海道産)、砂糖、水飴、食塩)、小麦粉、砂糖、鶏卵、水飴、および、蜂蜜/膨張剤である。
同セット内の1つで、09日に喫食。
皮は月餅のそれに似ていて、確りとした風味を示す。
漉し餡は確りとした小豆の風味を示す。また、塩が甘味を引き立てている。
1個食べただけでも、力が湧いてくる気がする。
02.南瓜あん(図02)
原材料は、南瓜練りあん(南瓜(北海道産)、白隠元豆、砂糖、還元水飴)、小麦粉、砂糖、鶏卵、水飴、および、蜂蜜/膨張剤である。
同セット内の1つで、09日に喫食。
南瓜練り餡は強い甘味だけでなく、南瓜と白隠元豆の風味を強く示す。
03.黒胡麻あん(図03)
原材料は、黒胡麻あん(小豆(北海道産)、砂糖、練胡麻、水飴、醤油(大豆・小麦を含む)、食塩)、小麦粉、砂糖、鶏卵、水飴、蜂蜜、胡麻/トレハロース、および、膨張剤である。
同セット内の1つで、10日に喫食。
黒胡麻が皮の風味と食感のアクセントになっている。
黒胡麻餡は黒胡麻の濃厚な風味を示す。また、醤油がその隠し味になっている。
04.黒糖あん(図04)
原材料は、黒糖あん(小豆(北海道産)、砂糖、黒糖、水飴、食塩)、小麦粉、砂糖、鶏卵、水飴、および、蜂蜜/膨張剤である。
同セット内の1つで、10日に喫食。
黒糖餡は黒糖の風味を強く示す。
05.抹茶あん(図05)
原材料は、抹茶あん(白隠元豆(北海道産)、砂糖、水飴、抹茶パウダー、緑茶葉)、小麦粉、砂糖、鶏卵、水飴、蜂蜜、および、抹茶/膨張剤である。
同セット内の1つで、11日に喫食。
皮は抹茶の風味を示す
抹茶餡は抹茶と緑茶葉の風味を示す。また、後を引く甘味も示す。
06.復刻こしあん(図06)
原材料は、こしあん(小豆(北海道産)、砂糖、水飴、食塩)、小麦粉、砂糖、水飴、および、鶏卵/膨張剤である。
同セット内の1つで、11日に喫食。
こしあんと比較して、皮も漉し餡もしっとりしている。
07.ショコラ(図07)
原材料は、ココアあん(白あん、砂糖、水飴、加糖脱脂練乳、バター、ココアパウダー)、小麦粉、砂糖、水飴、小麦でん粉、ココアパウダー、鶏卵、および、膨張剤である。
2017年01月17日に近所のKALDIで購入し、18日に喫食。
皮は、素朴な甘味、ならびに、ココアパウダーの香りと苦味があり、外見以上に腹持ちが良い。
餡はココアパウダーの香りと苦味を示す。
冬季限定の北海道土産に相応しい。
参考文献
[1] 株式会社 ほんま.“会社ご案内”.月寒あんぱん本舗 トップページ.http://www.e-honma.co.jp/guide.html,(参照2022年09月09日).
[2] 株式会社 ほんま.“月寒あんぱん”.月寒あんぱん本舗 トップページ.商品ご紹介.http://www.e-honma.co.jp/products/index.html,(参照2022年09月09日).
[3] 株式会社 ほんま.“ほんまの歴史と月寒あんぱん物語”.月寒あんぱん本舗 トップページ.ほんま資料館.http://www.e-honma.co.jp/history.html,(参照2022年09月09日).
[4] 株式会社 ほんま.“月寒あんぱん6種セット ゴールデンカムイver.×2個セット”.月寒あんぱん本舗 オンラインショップ ホームページ.和洋菓子.https://www.tsukisamu-anpan.jp/item-detail/1185807,(参照2022年09月09日).
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?