京菓子展 2024 - 源氏物語 訪問記:和菓子で『源氏物語』を表現する
2024年11月01日、私は「京菓子展 2024 - 源氏物語」に一般客として参加した([1])。
最初に訪れた本会場である有斐斎 弘道館(図01,1)では、京菓子デザイン部門大賞作品である「浮舟」(図02)、茶席菓子実作部門大賞作品である「光の心」(図03)、学生部門《学生賞》「おもかげ」(図04)、および、審査員特別部門 京都市長賞である「哀焔」(図05)等の珠玉の作品が展示された。いずれも受賞作品である。なお、「哀焔」は私を魅了した([2])。
入選作品では、「菊の挿頭」(図06)などの京菓子デザイン部門作品群や「紫草」(図07)などの茶席菓子実作部門作品群もまた魅力的であった([3])。
次に訪れた特別会場である重要文化財 旧三井家下鴨別邸(図08,1)では、茶席菓子実作部門 優秀賞作品である「焦」(図09)が展示された。これも受賞作品の1つである(2)。
入選作品では、「しのぶ」(図10)などの京菓子デザイン部門作品群や「紫の上」(図11)などの茶席菓子実作部門作品群もまた魅力的であった(3)。
私は「京菓子展 2024 - 源氏物語」に参加することで、京菓子の奥深さだけでなく、それを介することで『源氏物語』を僅かとはいえ体感できた。
余談だが、現在では『源氏物語』の現代語訳版が容易に入手できる。実に良い時代である。
参考文献
[1] 公益財団法人 有斐斎 弘道館.“京菓子展 ホームページ”.https://kyogashi.jp/,(参照2024年11月01日).
[2] 公益財団法人 有斐斎 弘道館.“受賞作品”.京菓子展 ホームページ.作品紹介.2024年展覧会「源氏物語」.https://kyogashi.jp/y2024/award2024/,(参照2024年11月01日).
[3] 公益財団法人 有斐斎 弘道館.“入選作品”.京菓子展 ホームページ.作品紹介.2024年展覧会「源氏物語」.https://kyogashi.jp/y2024/selected2024/,(参照2024年11月01日).