📗「ローソクの科学」はやっぱりすごい!
「ロウソクの科学」という名著がある。1861年に出版された書籍で、イギリスの科学者マイケル・ファラデーが、1860年のクリスマス・レクチャーとして英国王立研究所で連続講演した6回分の内容を編集したものだ。
ロウソクが燃えるということ関して話しなさいと言われたら、あなたはどのくらい語ることができるだろうか?
ファラデーは6日間にもわたってロウソクが燃えることを主軸に実験し、話し続けたのだ。
「ロウソクの科学」の日本語訳は、あとがきまで含めると8万文字を超える大作なのだ。どれほど、多角的な目と深い洞察力を持っていたか驚かされる。
良いものは真似をしたくなるのが塾教師の悪い癖😄で、中学生の理科の授業で「ロウソクの科学」の真似をしてみた。
やってみると、ロウソクが燃えるというとても単純に見えることの中に、数えきれないほどの科学的な出来事が含まれていることに改めて気づかされた。
✅ろうそくを燃やすと、何が発生するのだろう?
✅では、ろうそくはどんな原子が含まれているのだろう?
✅宇宙船の中ではろうそくの炎はどのような形になるのだろう?
✅なぜ、そのような形になるのだろう?
✅その炎はずっと燃えていられるのだろうか?
✅なぜ、その炎は消えてしまったのだろうか?
✅・・・・
実は、実際の授業でもこんな感じで、私が質問して、生徒に考えさせ、生徒に発表させるという形をとった。
いくらでも、話が続くのだ。しかも、生徒も面白がってかなり盛り上がる授業になった。
ファラデーは授業だけではなく、実験までやったのだから、恐れ入る。
ターゲットになる物を一つに絞り、徹底的にその物に関して、深掘りする手法は、特にアクティブラーニング系の授業と相性がいいような気がする。
学校の先生や塾の講師は私に言われなくても実践している方も多いと思うが、もし、試していなければやってみてはいかがだろうか?
💛「ECSワークショップ」という会社のような名前の個人ブログを、教育をテーマに、開いています。覗いてみてくださいね。⏬😀