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📖「祭りの後症候群」の処方箋


日本には「お祭り」と名のつくものは30万もあるそうだ。

 有名なところでは、徳島の阿波踊り、高知のよさこい祭り、新居浜の太鼓祭り、青森のねぶた祭、京都の祇園祭、東京の神田祭・・・などなど。

 お祭り好きにとっては、「祭りの後」は一年の終わりであるかのように感じる人も、多いのではないだろうか。

 充実感で満たされている人、燃え尽きて気が抜けてしまっている人、終わるのが嫌で友達といつまでも話している人・・・など、「祭りの後症候群」は多いものだ。
 
 人にとっての特別な日は「クリスマス」であったり「お正月」であったり「自分の誕生日」であったりと、いろいろだが、そんな特別な日も「一種のお祭り」だ。「祭りの後」の余韻の処理の仕方は、悩ましいところだ。

 特別な日を大切に過ごし、その日を大切に思うことは悪くはないのだ。しかし、その特別な日に引きずられてしまっては、次の日から始まる日常に影響が出てしまう。

 そこで大切になってくるのは、「朝起きたら気分を切り替える」ことだが「言うは易し、行うは難し」だ。

実は、こんな場面では、受験生が使っているテクニックが使える。 
受験生は、「祭りの後症候群」は許されない状況だ。

 受験生にはできる限り、「特別な日を作らないようにしよう!」とアドバイスしていた。それは、「お祭りに参加しない」ということではない。「お祭り」があったとしても、その一日を「特別な日」にしないということだ。

「特別な日を作らない」ための具体的な、しかもかなり有効な方法があるのだ。あまりに簡単で「なーんだ」と思うかもしれないが、試してみれば効果が分かる。

 受験生の場合には、「祭りの後」に10分でもいいから、机の前に座り、受験勉強をすることだ。そうすることで、「お祭り」「日常の中の出来事」に変えることができるのだ。

 このテクニックを、受験生以外に適用すると、こうなる。
 例えば、「祭りの後」に、あえて毎日習慣としているルーチンを短時間でもいいので、頑張ってこなし、寝るのはその後にするだけだ。

 寝る前に日記をつけている人は、たとえお酒が入っていたとしても、頑張って日記を書く。それだけで、「特別な日」は「普通の日モドキ」になり、「祭りの後」の余韻は和らいでくれる。

 このちょっとした時間があるだけで、切り替えがかなり楽になるのだ。

 このテクニックを使って、うまく気持ちの切り替えをしてほしい。
 だれだって「祭りの後」は寂しいのだから。

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