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佐野元春and The Hobo King Band THE SUN

Dear Mr.Songwriter Vol.31

僕の音楽をデビュー時から聴いているリスナーたちも、そろそろ30代後半から40代に差しかかろうとしていた。多くは仕事を持ち、社会の波に揉まれ、家庭を営んでいる。何とかうまくやれている人もいれば、かつて思い描いていた人生と違うと感じている人もいるだろう。いずれにしてもたいへんな時期だ。僕は、彼らのための楽曲を書きたいと思った。懸命に日々を営む者たちの喜怒哀楽をそっとサポートする、生活者のためのロック音楽があってもいい。そうした思いもあって『THE SUN』は、人生の中て成熟を迎えた男や女をスケッチした短編集のようなアルバムになった。
MOTOHARU SANO GREATEST SONGS COLLECTION 1980-2004 ライナーノーツ

THE SUN 2004.7.21
Produced by Moto 'lion'Sano
Recorded & Mixed 渡辺省二郎  (except tracks5.11.12.13.14)
Mixed by 佐藤雅彦(track 5.11.12.13.14)
Cover Photo by Jason Hilson
オリコンチャー最高位13位

今回は2004年リリースされた13枚目のオリジナルアルバム『THE SUN』です。
前作の『石と卵』が1999年なので、5年のインターバルをおいてのリリースとなります。

この長いインターバルの要因の一つとして、所属するレコード会社〈エピック〉の予算が枯渇したことで制作費を自らで捻出しなければならず、ライヴツアーをして予算を作っていったという事があったようです。
予算があまりとれなくなったというのを知った時はかなりショックでした。〈エピック〉だけの問題ではなく、業界全体でCDが売れない時代になってきてたんですね。


ジャケットのフロントカバーはオーストラリアの公園で撮影されたようです。

内側には日の丸と"我住む地を想う"というメッセージ。
2004年、時代のひとつの傾向をポップアートで表現したいという思いがあり、当初、ジャケットはこの赤い丸だった。リリース直前に少し危険を感じて、生産ラインに乗っていたのを一度回収して、デザインをやり直したと経緯があったみたい。

帯の裏にはこのアルバムのテーマでもある言葉が隠されていました。


レコーディング•メンバーはTHE HOBO KING BAND。
2001年に入りドラムスの小田原豊に替わり元ザ•ハートランドから古田たかし、そしてサキソフォンに山本拓夫が加入する。佐橋さんとは高校は別だけどその頃から交流があったみたい。
第2期H.K.Bとして1月からレコーディング•セッションは始まる事となります。


この第2期のThe Hobo King Bandのセッションは、KYONが元春の自宅に持ってきたロック•バンド〈ペンタングル〉と〈トラフィック〉のビデオがキーポイントになっている。バンドメンバーと一緒に観ていて、特に〈トラフィック〉のグルーヴィな演奏を下敷きにセッションは始まったようです。古田たかしによると、メンバーの中の合言葉は[1曲]ではなく、[1トラフィック]という言い方をしてたみたい。


当初5月に終了して年内の2001年にリリースとなる予定だったこのアルバムのレコーディング•セッションは少しトラブルがあり、4月と5月に予定していた分がキャンセルになってしまい4月初旬で一旦ストップしてしまいます。
この間、未発表も含めるとセッションした曲は20曲に上りました。


6月に入ると、5都市8公演のライヴツアー"Rock & Soul Review"をスタートします。

7月のツアー終了後には、このライヴで披露された「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」のH.K.B.ヴァージョンをレコーディング。後に「君の魂 大事な魂」のカップリングに収録される。
米国の"フィッシュ"のようなジャム•バンドに影響を受けているテイクになってますね。

9月には、アメリカで起きた同時多発テロに触発された新曲「光-The Light」をデモ•ヴァージョンながらMP3ファイルで9月18日から25日の期間限定で無料ダウンロードできるようにする。9万件を超えるダウンロード数があったという。
これに関してはレコード会社と一悶着あったみたいだけど、曲の持つメッセージを一刻も早く多くのリスナーに届けたいという意図が大きかったとコメントを残しています。


9月21日、22日には鎌倉芸術館においてスポークン•ワーズのライヴ《In motion 2001 植民地の夜は更けて》を開催。
12月にはそのライヴ音源のCDを含むアート•ボックス『Words In motion』をリリースします。


レコーディングはライヴツアーなどを挟みつつ2002年、2003年と続き2004年の3月にようやくアルバムは完成に至りました。


リリースは、このアルバムから今までの〈エピック〉ではなく新たな自主レーベル〈デイジー•ミュージック〉からになります。

これについては、当時のミュージック•シーンの変化というべきCCCD コピーコントロールCDの問題があった。

2003年のスポークン•ワーズ公演のライヴ盤『In Motion 2003 増幅』を〈エピック〉はCCCDの2枚組で発売するという事になり、それに異論を唱えた元春は〈GO4〉レーベルからのリリースになるという経緯がありました。

そのような〈エピック〉との確執もあり、独立をし新たなレーベルを作る事となります。

そして2004年の5月には'Let's rock and roll'という"活動開始宣言"によって自らが設立したレーベル[Daisy Music]で新しい航海に出る事となります。




1.月夜を往け Moonlight

月夜を往け 2004.5.19
オリコンチャート最高位58位
EPIC RECORDSからリリース予定だった告知

仮タイトル「Moonlight」として2001年3月にレコーディング•セッションを開始。その一年後の2002年3月に「Proud 30」とタイトルを変更してして再レコーディングされる。このアルバムのテーマでもある生きていくことのイシューについてを如実に表しているかのような詩の世界。冷たい風が流れる初夏、大人の男女が月明かりに照らされて夜の道を歩いていく。二人には特に言葉はいらないんだろう。月の光に導かれながら。

サウンドデザインは、「サムデイ」と同じ編曲、アコースティック•ギターやパーカッション、ブラス•セクションにオーケストラなどの複数の対抗メロディが織りなすアンサンブルを意識して作り上げたという。

片寄明人さんの指摘もあるように、音がすごくいいですよね。これにはエンジニアの渡辺省二郎さんの仕事が大きかったという事です。


2.最後の1ピース At the end of the world

レコーディング•セッションは2001年の3月。仮タイトルは「ジグソー」これは「99ブルース」から続いているテーマだよね。
英題は「At the end of the world
そしてこう歌っている。
"世界の終わりに 夢見る恋人たち they don't care" 星を道連れに優しく抱きしめあう"
ここのラインは大好きなところ。
刹那的ではあるんだけど、気にしないぜという楽天性がみてとれる。

山本拓夫の最高なサックスのイントロから、ソウルフルなメロディー•セクストンとLeyonaのコーラスに繋がってゆくバンドのアンサンブル。

『THE SUN STUDIO EDTION』のコンプリート•ヴァージョンは間奏にジャム•バンドのような掛け合いが楽しい。


3.恵みの雨 Gentle Rain

この『THE SUN』のレコーディングで一番始め2001年2月にセッションされた楽曲。仮タイトルは「Free」「個人突破」と変えながら最終的にこのタイトルに。この「個人突破」ってなかなか良いタイトルだと思うけどね。

ここで使われている英題になっているGentleは雨にも使われると"優しい雨""小雨"のような意味になるのは知らなかった。素敵な表現だと思うな。

元春の楽曲に出てくる"雨"はマイナスよりもプラスのイメージで使われることの方が多いように感じます。

当初は普通の8ビートのサウンドだったらしいけど、セッションを重ねて行く上でどんどんファンキーになっていったみたいだね。ここでも山本拓ちゃんの素晴らしいサックス•ブロウが聴ける。


4.希望 Hope

仮タイトルは「アベレージ」として2003年1月にレコーディング。
どこにでもいるありふれた(平均的な)男のブルース。
"中古の家" "女の子の父親" 従姉のママ" "墓参り" など今までの楽曲の中では聴く事ができなかったリリックが新鮮に響きます。

この「希望」という言葉は経験や生き方によって違う響き方があって、解釈は同じではないというコメントがありました。
これは「サムデイ」による、いつかなんて来ないという裏返しと同じ意味なんだと思う。

ここにいる主人公はありふれた生活から夢の続きを始めようとしている。光だけではない影の部分も考えさせてくれる元春ソングライティングの妙を見せてくれる。

最小限のバンド編成による演奏。特にKYONのマンドリンの響きがこの楽曲の優しい雰囲気にマッチしている。


5.地図のない旅 Trail

レコーディング•セッションは2003年の11月。
この楽曲の好きなところは"alone with you"という表現ですね。aloneとlonelyの違いはよく耳にするけど、あてのない旅の中で、"そこには君しかいない ひとりぼっちの永遠"に何を祈るのか?その答えが"alone with you"だなんて。

ジャック•ジョンソンのようないわゆるアコースティックなサウンドがオーガニックな香りを醸し出しています。


6.観覧車の夜 Joy and Fear

レコーディング•セッションは2003年2月。
ラテン音楽シーンを代表するベーシスト高橋ゲタ夫にバンドアレンジ全面的に任せて完成した楽曲。
ちなみにゲタ夫さんはデビュー曲「アンジェリーナ」でベースを弾いている。

仮タイトルは「フィッシュ」米国のジャム•バンドPhishをイメージしたのだろう。特に明言はされていないけど、その中心メンバーのトレイ•アナスタシオが2002年の4月リリースしたソロアルバム『Trey Anastasio』に収録された楽曲「Alive Again」という楽曲があります。
このジャム•バンドを経由したラテン•サウンドに共鳴しているのは確かだと思うな。


7.恋しいわが家 The Homecoming

仮タイトルは「Folky Moon」レコーディング•セッションは2001年の3月。
この曲の聴きどころはなんといっても歌に絡みつく佐橋さんのギタープレイだろう。間奏のソロではコケコッコなニワトリギターが聴ける。

佐橋&KYONのダブル•マンドリンもいい味だしている。曲途中には一転して挟み込まれるスペーシーなサイケデリックな世界も素敵。


8.君の魂 大事な魂 Sail On

君の魂 大事な魂 2003.12.17
オリコンチャート最高位37位

レコーディング•セッションは「恵みの雨」と同じく古く2001年の1月。仮タイトルは「Live On」から「Sail On」に変わっていった。
2001年の6月に「Sail On」というタイトルで期間限定配信される。
そしてようやく2003年12月にリリース。コピーコントロールCDという形になりました。

リリース時の本人が、これぞ佐野元春という楽曲というコメントもあり、かなりの自信作だったのだろうね。

楽曲のベースになっているのは'50'sのドゥーワップにあるようなアレンジをしたという。

 Sail On 海を渡っていくイメージは新天地へと漕ぎ出す者の思い。当時の元春の心情も反映されているという。

今まで見受けられたソウルという表現ではなく、日本語である魂という言葉もこの楽曲から顕著になってきているのかなと感じています。

それに関しては、"魂"という言葉を自分なりに新しく表現することで、魂の語彙そのものを更新させたかった。というコメントを残しています。

レーベルの名前にもなるデイジー🌼
佐野元春にとってヒナギクとは?の問いにこう答えています。
装飾的なそれではなく、野に咲く力強さに魅力を感じています。ヒナギクは地上で咲く姿こそ可憐だけど、土の上では無数の根を下ろし、それらが絡み合い必至にサバイブしている。昔からシンパシーを感じる存在です」

スカパラホーンズとメロディーさんとLeyonaのコーラスも楽しさと力強さを表現しているね。


9.明日を生きよう Lost and Found

レコーディング•セッションは「Folky Moon(仮)恋しいわが家」と同じ2001年の3月。仮タイトルは「CROW」

山本拓ちゃんのサックスを中心にフリーキーな感じで進んでいく。バンドの音はジャム•バンドのようなんだけど、それぞれが粒になってそれぞれが生きてくるような、そんな楽曲。

もう大丈夫 もう心配しないで

このラインはいろいろな事柄を無くして(Lost)また見つけにいく(Found)という宣言ともとれるかもしれない。


10.レイナ Leyna

ほんといい曲。いつ聴いても胸が張り裂けそうになる。
ここの主人公の男と女はきっと同じような状況で、結婚し、別れがあり、出会った二人なのだろう。
この楽曲の好きなラインは
"春の雨よりも柔らかに 時がなんとなく過ぎてゆく"
この絶妙な比喩表現が素敵だなって思います。
そしてここですよね。
"今まで君はずっとひとりで 闘ってきたんだろう"
第一章では、彼女についての思いをさらけだして、第二章では、彼女に起こった出来事を理解したうえで寄り添っている。
夜から朝に変わる瞬間に、この二人はどうなっていくのだろうか?
その続編はいつか聴けると思っています。

ここでも詩の世界に寄り添うようなH.K.Bの演奏が素晴らしいですよね。当時のラジオ番組"RADIO FISH"でバンドメンバーの座談会みたいな回があってそこでよく覚えているのは、2分58秒くらいの"僕は君を愛している"のすぐ後の箇所のトミーのベースラインを"大人の音"としてみんなで褒め合っていたのがとても印象に残っていて、ここのラインが大好きになりました。


11.遠い声 Closer

仮タイトルは「NGA」2001年の2月にレコーディング•セッションが始まっている。

印象的な1cm 2cm 3cmのラインはスポークン•ワーズ作品「何が俺達を狂わせるのか」にも出てくる箇所ですよね。

"少しずつ近づいていってるよ"と歌ってはいるけど、離れていってる?と思ってしまっていました。

佐橋さんのアコースティック•ギターを中心にしたジャム•バンド的なアレンジで、トラフィック的な作品とも語っていますね。


12.DIG   ➖In our time➖

仮タイトル「ブロンズの山羊」として2002年12月にレコーディング•セッションが開始されている。
2003年のライヴ〈The Milk Jam Tour〉でも披露されました。

観客の歓声から始まるチューニングする音、これから始まる感じ、何かをDIGしていくというワクワクする気持ちになる楽曲。

佐橋、KYON、元ザ•ハートランドから長田進の3本のギターが重なるアンサンブル。

woo la la laとBe my brother  be my Sisterのコーラスも楽しい。


13.国のための準備 For the country

時事的な事柄を曲にする時は、古くさくならないように気をつけていると。ただ最近のニュース(9.11などだろう)ソングライターとして、現実に対して言葉を与えていきたい。そんな思いがあったとコメントしています。

ニール•ヤングは「Are You Ready  for the Country」邦題「国のために用意はいいか?」という楽曲を残している。

そして2004年に放たれたこの楽曲が意味するものはなんなのか?2011年のミュージック•マガジンにおいてのサエキけんぞう氏の文章を引用させてください。

彼の妥協ない"ロック的な姿勢"の一貫性を提示した曲、それは、『THE SUN』に含まれた「国のための準備」である。「国のための準備はできてるかい?」「美しく見える話しには裏がある」という歌詞にブルーノート感覚のメロディ。
それは、かつてどんな日本の歌手からも提出されることのなかった、鋭角的なパワーを持った、危機へのレジスタンス信号だった。
時は2004年、日本は憲法改正の瀬戸際にあった。改正すれば、即座に、自動的に国際戦争経済への参加、死への歯車が回り出す、そんな時節でもあった。
いや、右か左かはこの際、どうでもいい。ようはロック•アーティストとしての判断だ。
その時期"革命の季節"を過ごしたはずの世代からは、はっきりとした意思表明は、ほとんど聞こえてこなかったことが印象的だった。同調圧力も強く感じた。
しかし佐野元春はたった一人でこの、とてつもないロックンロールをしたがえ、軽々とゴールデンタイムの高視聴率の某番組で歌ってのけたのである。佐野元春の個的な、思索とアプローチが、バットを一振りしただけで、どれだけの飛距離を産むか、まざまざと見せつけられた瞬間であった。

ミュージック•マガジン2011 2月特集佐野元春の30年
ロックの日本語レヴォリューション サエキけんぞう

高視聴率の某音楽番組とは、ダウンタウンが司会の〈Hey ! Hey ! Hey ! 〉ですね。自分もリアルタイムで観てましたけど、浜ちゃんが曲を紹介する時、タイトルの意味を不思議そうにしてたのが印象的でした。それに対して松ちゃんのボケがあったけど、忘れちゃいました。そんな空気の中で披露されたロックンロールはどれだけの人に響いたのだろうね。

ここでのギターは元ザ•ハートランドから長田進が参加。素晴らしいプレイを聴かせてくれている。


14.太陽 The Sun

この楽曲の仕上がりについては、くるりなどの仕事で知られるエンジニアの佐藤雅彦のミックスがとてもエコーが深く立体的なものになったと語っています。クレジットを確認すると、5. 11 .12 .13 .14の曲が佐藤氏のミックス、その他が渡辺省二郎のミックスになってますね。たしかによく聴いてみるとこの曲の持つ世界をより深く表現してくれるように聴こえてきます。

後韻の踏み方は、かなり鋭く、想像力が湧いてくるよう。

このアルバムのテーマでもある
"夢を見る力をもっと"
アルバム『フルーツ』のタイトルナンバーでも言及していた
"僕らはもっと夢を見ることができる 君がそれを望み続けるなら"
この言葉をどう感じるについては、それぞれが思い、行動していく事しかないんじゃないのかな。なんていつも思っています。


光 (final Version)

2001年9月に期間限定で公開されたデモ•ヴァージョンのミックスなどをやり直し2005年8月にi tunesにて配信された最終ヴァージョン。2005年12月にリリースの『THE SUN STUDIO EDTION』に収録された。

第二の故郷ともいえるニューヨークで起きた出来事。この曲に関する元春の思いは〈ハートランドからの手紙#134〉を読んでほしい。

この曲の販売利益は佐野元春による個人的な社会貢献活動を支援する非営利組織『Naked Eyes Foundation』[NEF]を通じて、アフガンやイラクの戦争で傷ついた子供たちのために寄付された。


タンポポを摘んで

元春がウーリッツァーを弾き始めて、バンドのメンバーが手探りで目配せをしながら、ジャム•セッションが始まっていくのが目に見える様。
アルバムのアウトテイクとして『THE SUN STUDIO EDTION』に収録された。

THE SUN STUDIO EDTION
2005.12.7

ソングライティングについて自分自身のオリジナリティをどこに置くかという質問に対しての答えが"言葉"という事。
元春自らが分析している点で興味深いのは、魂(ソウル)について言及している事だろう。
何故4年もかけてもこのアルバム『THE SUN』には10数曲しか発表できないのか?そこに魂を注入すること、或いはメロディに内在している適切な言葉を引き出してくるために莫大なエネルギーを費やしているという証拠がある。
即ち、やっぱりソングライティングとは奥の深い作業であり、曲作りを通して自分が何者かを知ることができることとコメントを残しています。
この件に関しては、NHK教育テレビで放送していた『佐野元春のソングライターズ』の最終回でも言及していましたね。いくつかの定義のなかで、まず最初に定義していた事が"自分を知る作業"であると。そしてそれは自分にとって癒しとなるということ。この何者なのか?というテーマは後の作品にも繋がっていく事になります。


今回はこれで終わりです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
では、また!

参加文献
地図のない旅 吉原聖洋
MOTOHARU SANO GREATEST SONGS COLLECTION 1980-2004 ライナーノーツ
SWITCH 2021 6 佐野元春40th ANNIVERSARY
SELF LINER NOTES佐野元春インタビュー'THE SUN'を語る DVD

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