[note58]インスパイアされるということ
東工大学長メッセージ
以下の文章は進路通信(高校生)で紹介した東京工業大学の学長である益一哉先生が新聞のインタビューで語ったメッセージである。
インスパイアされる
学び続けることや新しいことに挑戦すること自体は、とても楽しいことだと思っているけれど、そこには大きなエネルギーが必要であるし、時には「もう、こんな感じでいいかな」と妥協したくなること、妥協してしまうことも少なくない。実際に、常にブラッシュアップできている訳ではないのが現状だ。現状をきちんと進めることも、もちろん大切であり、何かを変えれば良いというものではないとは思う。しかし、身近にチャレンジする人(それは生徒であったり、同僚であったり、別の世界の知人友人で会ったり)や本、映画やドラマ、時には漫画など自分のモチベーションを上げてくれるものが所々に存在する。そうした存在に上手く自分がインスパイアされると「もう少しだけやってみようかな」となる。だからこそ、色々なアンテナを張っておくことは大切なのだと思っている。
こんな言葉に刺激を受ける
好きな漫画「医龍」から天才外科医、朝田が麻酔科医の荒瀬にかけた言葉。
教員を20年程やってきて、少しは授業も安定してきている?ように感じるが、公民という比較的、専門とする人間の少ない分野において、常に意識するのは、昨年の自分との比較になる。「去年の形で良いか…」と思いたくなることが出てくる。それが必ずしも誤っていることではない。ただ、そこから1ミリも変化のない状態は、やはり自分の中ではしっくりこない。その時に上の言葉を思い出すようにしている。
これも好きだったドラマ「救命病棟24時」の主題歌。この曲のようにチャレンジし続けられている訳ではないし、強いわけでもないが、結構、支えられる。「10001回目は上手くいく」ではなくて、「何か変わる」というフレーズが刺さる。成功は保障されないが、行動することで変化をもたらすことはできる。だから、やってみようかなとも思える。
SNSでつながる人達
これは以前にも書いたかもしれないが、会ったことのある方、ない方を含めて色々な世界でチャレンジしている人達の姿を見聞きすることは自分を刺激する。そうした意味でSNSはすごいと思っている。もちろん、このシステムは良いことばかりではなく、自分を追い込む要素を多分に含んでいるともいえるが、少なくとも現時点の自分にとっては得られるものの方が大きい。
デジタルネットワークは自らの「知る」、「気付く」という営みを飛躍的に拡大してくれる。
自分が使っているシステム
Facebook (Meta)、Instagram、note、stand_fm
時々、誰かが書いてくれるコメント、リプライもありがたく感じる。
先日はデザインアプリケーション「Canva」の使い方についての質問を投げかけたところ、瞬時に反応してくれる方がいた。それにより授業で考えていたことを無事に行うことができた。また別の日にはstand_fmで投稿した音声(教育と学校に関して、自分が思っていることをつらつらと話した回)を聴いてくれた同僚が「とても感銘を受けましたよ」と言ってくれた。こうしたやり取りが自分を少しでも前に進めてくると感じる。
もちろん「だから、SNSをやりましょう!」ということではない。誰かと繋がるということ、何かしらのネットワークを持つことが自分の成長や自分を落ち着かせる1つのファクターになると自分は感じている。
本は欠かせない!!(でも積読気味…)
長くなるので、個々の内容は割愛するけれど最近読んだ本たち。
本は自分の中で落とし込むまでに少し時間がかかるけれど、なるべく沢山のジャンルの本を読みたいと思っている。教育と直接的に関わるわけではないけれど、生命や生きることについて、改めて考えさせられたのが、「生命の旅 シェラレオネ(加藤寛幸/ホーム社)」。「抱っこして欲しい」と願ってきた子どもに「明日抱っこしてあげる」と返した筆者。だけど、その子に明日は来なかった。生きていることは当然ではなく、奇跡的であるのかも知れない。
今回のまとめ
こうして、自分の気持ちや考えを書き連ねることで、思考を整理して、また明日から頑張ろうと自分の気持ちを上げてみる。これも今の自分には大切な営み。余談…続けてきたnoteも5月はバタバタして投稿が0になっていた。5月の最終日に駆け込みで投稿するつもりが、子どもを寝かしつけていたら、一緒に寝てしまい、気付いたら24時を過ぎていた。あ、6月になってる…また今日から!