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超少子化が促す「消費破壊」
深刻な少子化でちょっと前に、21年の出生率1.30と1.5未満が「超少子化」と呼んでいますが更に深刻な状況が続いています。
若者にとっては年金受給も何歳でいくらもらえるのか?なんて全く見えてこず、不安ばかりが募ることだと思います。
そこで増えているのが若者の貯蓄傾向です。
確かにそんな見えない未来で頼りになるのはお金かもしれませんね。しかしそうなれば経済も停滞して、それ故給料も上がらず、さらに不安が増すという負のスパイラルが加速します。
そんな低迷する世の中を乗り切ろうと企業も色々と手を変え品を変えて乗り切ろうと動いているのです。
コンビニやおもちゃメーカー、更にはベビー用品は今のままでは先細りで企業が沈んでいく事が明白だからです。
ガンダムとトミカもタッグ
を組んでお互いの強みをシェアしながら生き残りを目指しています。
そんな超少子化を乗り切ろうとする企業を
*結婚はぜいたく品
*品ぞろえを転換したセブンイレブン
*玩具2強も危機感から「提携」
*「子は宝」がグローバル展開の突破口に
とみていきながら
子は宝を念頭に社会全体で創造と想像をめぐらさないと、日本の消費は壊れてしまう
という危機感をお伝え出来ればと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1657891466550-ZZ9nWaauMX.jpg?width=1200)
*結婚はぜいたく品
以前のブログで取り上げているのですが、結婚や出産に関して非常に日本は崖っぷちな状況が続いています。
というか真綿で首を締めながら死に体に近づいているのです。
賃金水準がなかなか上がらずちまたではこんな声が漏れてきています
結婚はぜいたく品
2021年の婚姻数は過去最低を更新して、約50万組とピークの1970年代から半減しています。
冒頭に書いたように出生数は減り、20代から30代の若者の人数も減っていますし、経済低迷で結婚へ踏み切れなかったり、自由なシングルライフを受入れる土壌が広がって結婚自体に興味のない人もふえているんですよね。ソロ活でも今十分楽しめるんですね。
なので、一言でいえば
恋愛離れ・結婚離れ、は広がっている
のです。
個人消費では、昭和や平成では若者や家族がけん引して成長することが出来ましたが、超少子化はすなわち超高齢化では、そうもいきません。
「高齢化が進めば、外食や飲酒など消費は当然落ちていく」からです。
![](https://assets.st-note.com/img/1657892615363-h9gfACyDkK.jpg?width=1200)
*品ぞろえを転換したセブンイレブン
そんな社会の構造い変化を最先端で感じてきて、それに対応しようと動いているのがコンビニです。
コンビニは量的な「消費破壊」が起きそうな事態をどうすれば防げるのか?というお題に、超少子化時代に対応していくことで対応しようとしていました。
セブン―イレブン・ジャパンのデータによると、コンビニを訪れるん年齢層を時代ごとに見てみると
1985年50代以上 9%、20代以下64%
2000年50代以上17%、20代以下50%
2021年50代以上36%、20代以下24%
と大幅に中高年が増えて、若者が減っています。
1980年代の若者はマンガやがっつりお弁当などを求めてコンビニに深夜でも訪れています。
しかし50代はそんなに量は食べませんが、健康に良かったり高級で美味しいものがお手頃な値段で並んでいたらついつい手にしそうですね。
という意味で、80年代から商品構成はずいぶん変わってきました。
セブンイレブンは健康・プレミアム志向を打ち出し、成長を遂げてきました。
国内総生産(GDP)の約6割を占める国内消費を盛り上げるにはこの点に尽きます。
縮小する市場に対して低価格化で攻めても、利益の確保も難しく問題解決にはなりません。
市場を細かく分析し、新たなニーズを探り出すビジネスモデルが欠かせないのです。
今までのコンビニになかった50代が潜在的に求める商品を提供するような「お悩み解決のソリューション」を提供するコンサルティングサービス型へのシフトが超少子化時代の活路になりそうです。
*玩具2強も危機感から「提携」
一方少子化で危機感をダイレクトに感じるには、おもちゃなど玩具メーカーですよね。
そんな中6月、玩具市場で常識を超えた出来事が起きました。
業界2強のバンダイナムコグループとタカラトミーが「提携」したのです。
まずバンダイナムコのコンテンツ「機動戦士ガンダム」に登場する宇宙戦艦をタカラトミーのミニカー「トミカ」として販売します。
そしてタカラトミーの人気玩具「ZOIDS(ゾイド)」をバンダイスピリッツが「超合金」として発売する計画です。
お互いの強みをシェアして、より魅力あるおもちゃを売り出して売上を伸ばそうという共存を目指したものです。
さらに、タカラトミーは子供向け玩具だけでは先細りを避けられないと考えて
「遊び」を切り口にしたビジネスへの転換
を宣言しました
「デジタルとトイ(玩具)、エンタメを融合したデジトイメント」というコンセプトで進められます。
大人が遊べるおもちゃで専用アプリを介してTikTokと連携する光るデジタルヨーヨーなどで
アソビを新たな領域に活かし、社会や未来をもっと楽しくする活動を通じて、アソビで未来にこたえていくことを目指します。
*「子は宝」がグローバル展開の突破口に
少子化で赤ちゃんが少なくなれば、それだけベビー用品も売上が下がります。
花王は主力のメリーズを売るだけのビジネスから、子育てプラットフォーム事業へ転身を図っています。
妊娠期から顧客として関係をつくり、ママネットワークを形成するのです。
赤ちゃんを育てる時だけでなく、生まれる前も幼少期を迎えても付き合える成長支援策が中心に進めていこうとしています
少子化でも子供1人当たりでみた出費は増えているので、単価を上げる事で売上を確保していこうとしているのです。
子は宝を念頭に社会全体で創造と想像をめぐらさないと、日本の消費は壊れてしまう
フィリピンがいつも勢いがあるのは平均年齢が24歳で3分の1が15歳未満という国の若さと、貯蓄より消費を好み経済が回る特性があるところです。
そういう意味では、今回の選挙でより子育てや若者、教育支援が充実していく事を期待したい所です。
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