見出し画像

BTS活動休止、急成長K-POPに一石事務所 株25%安

時折書いているのですが、うちの娘はBTSのファンで小学校5年生から5年間ずっとBTSを見てはときめき、聴いては癒されています。

しかしそのBTSが突然活動休止を発表しました。

娘は平静を装っていますが、色々と思うことはあるんでしょうね。

世界的なBIGアーティストの休止宣言で、運営のハイブは25%も株が下落したそうです。

KPOP界は世界戦へ多くのアーティストを排出していますが、どれもその道は平たんではないようです。

今回のユーチューブのメンバーが涙で語った事実を考えながら

「アーティスト量産」のひずみ露呈

について

*BTSグループ活動の一時休止発表
*全世界の若者に共感を生んできた
*デビューまで導く体系的な育成システム

とみていきながら

アーティストの育成と消費のサイクルが早まっていたK-POP産業の転換点

について考えたいと思います。
BTSのメンバーにはしばらくリフレッシュして欲しいですよね。

*BTSグループ活動の一時休止発表

その宣言はある意味突然でしたが、娘から色々聞かされていた私には「やっぱりそうだよね」と思う事がありました。

ひとつは韓国の徴兵制の問題で、これから全員が2年の兵役に順番に行わないといけないので今の7人が一緒に活動できるのは今年いっぱいだからです。

Armyと呼ばれるファンの中には「7人そろってこそBTS」という人も多くてグループの意義も問われていました。

しかし一方でユーチューブをみると、本当にハードなスケジュールをこなしてきた疲れもあったのだと感じます。

BTSは本当にドル箱です。

リーダーのRMさんが

「いつからか機械のようになった」
「今は方向性を見失っている。しばらく立ち止まって休息する」

と話したように、彼らのやりたい事とやっている事にずれも段々広がってきたのだと思います。。

彼らはまだ20代の若者ですよね。大きなものを背負わせてしまっている気もします。

*全世界の若者に共感を生んできた

BTSは不思議な魅力があると思います。

うちの娘の場合は、色々と辛い事が重なって何もかもが嫌になったと感じていた小学校5年生の時に彼らの歌とダンスに言葉を超えて励ましてもらえたといいます。

自暴自棄にならずに踏みとどまったのはBTSがいたからで、彼らのコンサートを見に行けた事を本当に喜んでいます。

芸能人でもBTSのファンだという方多いですよね。年齢に関係なく幅広い層を取り込んでいると思います。

そんな彼らがデビュー当初から取り組んできたのが

楽曲やSNSを介して率直な思いをARMY(アーミー)と呼ばれるファンに伝えること

で、全世界の若者に共感を得ていた事です。

*デビューまで導く体系的な育成システム

ハイブはBTSがユーチューブを配信した翌日に

グループ活動と個別活動を並行する新しいチャプターを始める

と、コメントしました。グループはまだ存続することをアピールしています。

BTSは売上高の7割を依存する大黒柱

だからです。

ハイブの2021年12月期の売上高は1兆2577億ウォン(約1300億円)で営業利益は1903億ウォンでした。

楽曲やコンサート、グッズ販売などBTSが過半を占め、「BTS不在では7500億ウォンの減収につながる」との試算もあって、簡単に休止というのはビジネスでは痛手が大きいのです。

さらにハイブが運営している

オンラインプラットフォーム ウィバース(Weverse)

に世界中のファンがアクセスしているのですが、BTS不在で集客減の懸念されています。

ウィバースでは多くの人気ユニットを掲載しながら、期待の新人をアピールする場でもあります。

KPOPデビューの手法は、アイドルの卵を「練習生」として数年かけてデビューまで導く体系的な育成システムが確立しています。

NiziUのデビューに関してもそうでしたよね。

才能の芽を伸ばし一流のものに育て上げて満を持してデビューするので、デビューまでにかなり事務所が出費を立て替えることになります。

芸能界は厳しい世界ですから、そうやって育てて僅かなユニットがデビューまでこぎつけても、何年活動して利益を生んでくれるか?という心配はいつも付きまといます。

なので、売れている間は費用回収の為過密スケジュールを組まれる事が多いのです。

ユニットもチャンスを生かしたい、ファンの期待を裏切れないという気持ちで、若さもあって本当に頑張ってしまうと思います。嫌々ではなく昇り詰めたいという思いでしょうか?

しかし今は

アーティストの育成と消費のサイクルが早まっていたK-POP産業の転換点

に入りました。

今回のRMさんが

「休みたいといえば罪を犯しているようで」
「活動が辛い」といいながら罪悪感を感じるのは、皆さんが恨むのではないか?」

と発言されています。

本当に真面目でファンの事を想っていいるんでしょうね。

本当に一部の人だけが手にする「スター」としての存在は並大抵の努力じゃ勝ち取れないでしょうが、自分を消耗して苦しみながら活動せざるを得ないなら本末転倒です。

ファンに寄り添うなら、ファンは生き生きしたアーティストの活動をみたいはず。

娘も多くを語らないのはBTSを見守っていくと決めたからだと感じます。

長いですが1時間放送版のリンクを貼っておきます。

合わせて読んで欲しい過去記事

#BTS #活動休止 ハイブ #KPOP #人材育成 #利益 #日経新聞

フィリピンの情報サイトを運営しています。
幅広く情報発信しています。ご覧くださいませ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?